10月初旬!キシナウのワインフェスティバルは必ず訪れたいモルドバのイベント
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先日旅をしたルーマニア・モルドバでは、「たまたま」モルドバのワインフェスティバルの時期にモルドバに行くことになって、年に1度のこのイベントを堪能してきました。

 

モルドバという国自体、知名度が相当低いと思われますが(苦笑)、ヨーロッパの中でも有数のワイン産地として知られるこの国で行われるワイン祭について、今回は紹介したいと思います。

 

目次

①欧州有数のワイン産地・モルドバ

ヨーロッパのワインと言えば一にも二にもフランス、イタリアの2ヶ国が挙げられるでしょう。次いでスペインでしょうか。

 

ただし、西欧のみがヨーロッパにあらず。いわゆる中央ヨーロッパ、東ヨーロッパにも「ワイン大国」はいくつか存在し、その1つが、ウクライナとルーマニアに挟まれたモルドバです(残りはハンガリーとグルジア(ジョージア)だと、僕は思っています)。

 

そのモルドバの首都・キシナウで毎年10月最初の週末に行われるのが、国を総出で祝う「ワインフェスティバル」です。

 

 

②モルドバワインフェスティバルの基本情報

モルドバワインフェスティバルは、キシナウの中心地・凱旋門の周りにある広場で行われます。


キシナウの街自体、びっくりするほど狭いので、街の中心付近で宿を取っていたら、迷わずアクセスできると思います。

 

フェスティバルの時間帯はよく分からないのですが、知り合ったモルドバ人情報によると日中から深夜までぶっ続けて行われているみたいでした。

 

フェスティバルに参加するには、①受付でプラスチックのワイングラスを購入して(5モルドバレイ・35円)②軒を連ねるブースでグラスワインを購入、③食事も沢山売っているのでそこで購入、という流れになります。

 

 

ワイングラスは結構小さい。プラスチックなので持ち運びはしやすいですが、他に荷物があるとやっぱり不便です。あと参加者が多くてとても混雑するので、ワイングラス片手に移動するのはちょっと大変なときがあるかも。

 

③フェスティバル会場の様子や情報

実際に回った写真と、気になったことなどについて。

 

ワインは、グラス販売はしていなくてボトルだけを取り扱っているブースもあります。遠方から飛行機で来ている人には縁がありませんが(笑)、ボトルのみの店舗でも、試飲はできるのが基本なので、興味がある所に積極的に立ち寄ってみましょう。

 

 

グラス片手に写真を撮ったので、あまりいいのありません。そこはご了承を。

 

グラスワインは1杯10モルドバレイ~50モルドバレイくらい。もう少し高いのがあったかもしれませんが、普通のものだと10~20モルドバレイ(70~140円)くらいで飲めます。50だと結構いいワイン、という感じ。

 

会場見て回っての印象は、「ワインフェスティバル」なんですけれど、ワインブースよりも普通の食事の露店のほうが多いかなあ、という印象。大通りの一帯を通行止めにして会場になっているのですが、その一部にワインブースがあって、凱旋門広場の周りには肉料理、ポップコーン、綿菓子などのお店が沢山ありました。

 

モルドバの民族衣装を着ているスタッフのいるお店もありましたよ~。

エリアによっては、全然ワインブースがなくて探すのに苦労すると思います。

 

あとは、テーブルも用意されていますが人が大混雑するので、あまり座るところが確保できないかも。

 

加えて、お手洗いの場所もよく分からなくて、事前に済ませてくるのがベターだと思います。トイレが近くなったときは最悪、会場周辺にマクドとかのファーストフード店があるので、ポテトくらい買ってそこで済ますのがいいかもしれません。

 

会場の様子はこんな感じ。

会場をほっつき歩いていたら、スペイン在住のモルドバ人(英語ができる)に声をかけられて、その家族や親戚?の人たちと一緒に数杯引っかけることに(笑)

 

上の写真の右下に映っているのは、絞りたてのグレープフルーツジュースでした。少しアルコール入っていたのかな?モルドバ人は「no alchohol」って言っていたけれど、彼にアルコールが入っていたから真偽はなんとも(笑)

 

家族の方がワイン買ってきてくれたり、簡単な食事を用意してくれたりで、至れり尽くせり。ポーランドもそうでしたが、遠方からの客人をもてなしてくれる文化が土壌にあるんでしょうね。

 

そうそう、僕たちが訪れた2018年は暖秋(こんな言葉あるのか?)のようで、10月ながら日中の気温は20℃超え、快晴で長袖シャツ1枚で十分の暑さでした。モルドバ人曰く、「毎年こんなに暑くない。もっとジャケットとか着ているし、雲が多いから今年は変な天気だ。フェスティバル日和だけど」とのこと。

 

結局、彼の家族と引っかけることになってからは、ずっともてなされ続けて、他のお店を見ることはできず(笑) その日の夜にフライトでルーマニアに戻ることになっていたので、泣く泣くお別れしましたが…

 

彼は当面スペインにいるようなので、いつでも遊びに来るときは連絡してくれ!と。なぜかベルギー在住の友人の情報まで教えてくれました(笑)。ベルギーに行くことがあれば、彼を頼ってくれと(笑)

 

これらの国にいつ行くことになるかよく分かりませんが、今回の縁が上手く繋がると嬉しいですね。

 

 

 

モルドバワインフェスティバルには結局、1日目の夜と2日目の日中、合計3時間ほど参加していました。飲んだワインは3杯程度だったと思いますが、このイベント目当てでモルドバに行ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

 

なお補足をしておくと、キシナウは夜がめちゃくちゃ暗い(電灯などがほぼ発達していない)ので、夜にフェスティバルに参加してからホテルに戻る際は十分に注意して下さい。治安が悪い、というよりは暗いのと足場が悪いので、酔っ払っているとコケてしまう可能性もゼロではありません。ホテルの場所によってはタクシーを使うのがいいかもしれません。

 

まとめ・モルドバ旅行の「理由」になるワインフェス

 

今回は、年に1度のモルドバワインフェスティバルについて紹介しました。モルドバは、沿ドニエストル共和国という、一部のコアファンの間で知られている「未承認国家」が有名ですが、真っ当な旅行をするのであれば、このワインフェスティバルに合わせて立ち寄ってみるのがいいでしょう。

 

毎年10月の第1土曜・日曜に行われるこのワインフェスティバルは、財布を気にする必要もそこまでないので気軽に参加できるイベントです。ぜひ、このイベントに照準を合わせてモルドバに行ってみて下さい。

 

 

<合わせて読みたい記事>

モルドバ・沿ドニエストル共和国旅行記はこちら。

【決定版】キシナウから日帰りで行く、沿ドニエストル共和国・ティラスポリ6時間旅行(2018~2019)

 

ワインフェスティバル関連では、毎年9月に行われるハンガリー・ブダペストのワインフェス。

毎年9月頭に開催!ブダペストのワイン祭の楽しみ方と期間中の注意点

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