NH206便:ウィーン~羽田(VIE~HND)ビジネスクラス搭乗記
スポンサードリンク

2025年5月にハンガリーに出張に行った際に、復路はANA206便・ウィーン→羽田をビジネスクラスで利用しました。今回はその記録をまとめておきます。

目次

スポンサードリンク

ウィーン空港には3時間ほど前に到着

ANAの、ウィーン空港のチェックインカウンターが開くのは、出発時間の3時間前から。

今回の宿は、ウィーン中央駅近くに取っていて、中央駅からウィーン空港までは30分に一本、乗り換え無しの列車(RailJet運行の自由席車両)が動いているので、この列車に乗って、2時間45分ほど前にウィーン空港駅に到着しました。

なお、ウィーン空港の出発予定時刻は11時25分で、チェックイン開始が8時25分。9時前に空港に着くとなると、ホテルなどで朝食を食べる時間がない(ラウンジでも取れるし、機内でも食べられる)ので、今回ホテルは素泊まりで利用し、空港に向かう前にカフェなどにも寄りませんでした。

チェックイン時にまさかのインボラ(?)を経験

今回は、座席の事前予約サービスを使って、5Aを指定していたのですが、チェックイン時に係員さんから、「5AのUSBコンセントが故障していて充電ができないかもしれない」と言われ、まさかの1A席に変更してもらえました。

カウンターでは「本日、ビジネスクラスは満席なので…」と言われたのですが、恐らく、よく噂になっているように(?)、1Aはダイヤモンドの方向け(当日の急な予約変更なども含む)に空席扱いしていて(予約サイトなどでは空席としては出てこない)、今回のような事態になっても柔軟な変更ができるようになっているのだと思います。

おかげさまで(?)、思わぬところでインボラを経験して、まさかの1A席を利用することになりました。平SFCなんですが、これは感謝しかありませんね。

なお、搭乗前にオーストリア航空のセネター(ビジネス)ノンシェンゲンラウンジ(Gエリア)を利用したのですが、これについては別記事でまとめる予定です。

搭乗開始時刻は10時55分でしたが、実際に機内に入ったのは11時10分頃だったかと思います。

まさかのタイミングでの1A経験。これは僥倖でしかありませんね…。

こちらはアメニティが入ったポーチ。往路と復路で色が違うようです。

インターネットの接続方法は、画面に表示されます。2024年秋から、ビジネス以上の利用者は1端末無料でネット接続ができるようになりました。画面に表示されるQRコードから専用ページにアクセスし、事前にメールに送られてくるバウチャーコードを入力すれば問題なく接続できます。

ただ、この利用した便では、ネットの接続状態があまり良くなく、途切れ途切れになることが多かったです。ここはなんとか改善を望みたいところでした。

スポンサードリンク

ほぼ定刻にドアクローズ。ウェルカムドリンクはシャンパンを選択

定刻の11時25分頃にはドアクローズして、飛行機は搭乗ゲートを離れました。ウィーン空港はコンパクトなので駐機場・滑走路が混雑しているということもないようで、スムーズに滑走路に向かってほどなく離陸。

ウェルカムドリンクは、往路では離陸前には飲まなかったシャンパンを。やっぱり、ウェルカムドリンクと言えばこれですよね。

食事の前には、白ワインのリースリングトロッケンをチョイス。白ワインで一番好きな品種がリースリングなので、ここで飲めるのは嬉しいですね。

復路は、時計の針を一気に進めてのフライトになるので、昼間も夜間も短く、時差ボケをできるだけ抑えるために、一通り食事をしたら、あとは極力横になるようにしているのですが、昼前の離陸だと、夜になる(飛行位置的には、カスピ海を越えて中央アジアに入る)まで、5時間くらい「昼間」になっているので、以外と食事やお酒は楽しめる時間があると思います。

アミューズは「フォアグラとマンゴーゼリー/マグロとキヌアのサラダ」でした。こういう食事には、白ワインが合いますよね。

メインディッシュは、事前予約で洋食をチョイスしました。欧州発だと、なんとなく洋食(ドイツ・オーストリアだと肉)のほうが良い物を食べられそう、というイメージがあったからです。YouTubeを見ていると、フライトによって肉の柔らかさに当たり外れがあるようなので、半分は運なのかもしれませんが。

こちらはまず、前菜。「ホワイトアスパラガスのムースと生ハムサラダ仕立て レモンタルタルソース」ということで、これもやはり、白ワインが合うのかなという感じ。

メインは「牛フィレ肉のステーキ モリーユ茸とマデイラワインソース」。焼加減は、利用したフライトではウェルダンで、とても美味しかったですね。

赤ワインは、往路と同じラインナップだったので、メルローが入っているマレスカスを頼みました。

また、洋食ですが、パンに代えて御飯、味噌汁、香の物を付けることもできるようなので、和食が恋しいこともあって御飯に代えてもらいました。きちんと伝わってなかったのか、味噌汁と香の物が付いてきませんでしたが、再度頼むのも面倒なので、御飯だけにしました。

順番が前後しますが、食事が出てくる前に、白州をロックでもいただきました。

考えてみれば、高度31,000フィートで白州を飲むって、とても贅沢なことですよね。

今回はできていませんが、日系エアラインのビジネスクラスに乗れば、日本のビール、梅酒、ウイスキーなども飲めるはずなので(JALだと、エコノミーでもヱビスビールが出てくる?みたいですが)、そういう贅沢をしてみるのもいいのかなと。

普段、外資系のエアラインによく乗る身としては、その国・地域の食事やお酒を楽しむのが好きなのですが、日本の食事・お酒も良いわけですから、それを空の上で楽しむ、というのもまた一興ですよね。

メインディッシュが終わったら、デザートに移りました。ここでも往路と同じく、チーズの盛り合わせを頼んで、ワインを合わせて楽しみました。

ワインは、往路で飲めなかったデザートワインをチョイス。スペイン?のものだったはず。デザートワインと言えばハンガリーのトカイ、ドイツ(品種忘れました)のイメージが強いのですが、南欧にもあるのですよね。

そういえば、アゼルバイジャンからカスピ海の上空で、仁川発ベネチア行き?のアシアナ航空と、そこそこ近い高度ですれ違いました。窓の斜め上をものすごいスピードで反対方向に飛んでいったのですが、これはニアミスではないんでしょうね。飛行機雲を見ていると、とても近い場所ですれ違ったような気がするのですが。

食後は一旦就寝、目覚めて軽食をつまみ出す

「夕暮れ」が近づいたら、パジャマを借りて、一旦歯を磨いて横になりました。今回も、2時間半程寝たら起きてしまったので、往路とは違うラーメン(とんこつ風)をいただきます。

こちらも完全植物由来のラーメンで、よくここまで美味しくできるな、というのが率直な感想。

また、叶わない叶わない夢ですが、願わくば、リニューアル前の一風堂監修のラーメンも食べたかったですね。

今回は、アロマシートとアイマスクを使いました。アロマシートは良い香りで、リラックス・リフレッシュできる香りでした。寝るときには顔のすぐ近くに置いていましたが、その距離だと香りが伝わりませんでした。

1度目が覚めるともう眠れないので、ペリエを飲んだり、目覚めのコーヒーを飲んだりして、朝食まで時間調整。

朝食は、着陸の2時間40分くらい前に準備が始まる、とCAさんに教えてもらったのですが、できる限り横になる時間を長くしたいので、2時間くらい前に出してもらうように伝えました。もしかすると、1時間半前でも良かったかもしれません。

朝食は和食に。小鉢は「蒸し鶏と春雨の胡麻だれ和え」、主菜は「鮭柚香焼き」「白御飯」、あとは味噌汁と香の物。最初、白御飯がどこにあるかが分かりませんでした。

量が少なかったのもあってか、出されてから5分くらいで食べ終わってしまったと思います。

着陸までまだ時間があるのと、お腹も空いていたので、今回まだ食べられていなかったカレーを注文。

肉や野菜の具なしでここまで美味しいのか、と驚きました。また、売り切れていたら食べられなかったようなのですが、まだ残っていて良かったです。

スポンサードリンク

結局、1時間早着の、午前6時前到着で旅は終了

このフライト、ダイヤ上の羽田到着予定時刻は6時55分なのですが、利用した日は、離陸がスムーズだったのと、偏西風の影響もあって(?)、まさかの1時間早い、5時45分頃の到着となりました。履歴を追っかけても、普段は30分早着がデフォのようなので、ここまで到着時刻が繰り上がることは異例だったのではないかと思います。

これは、到着2時間ほど前の、日本海上空での写真だったと思いますが、ヨーロッパで生活していたときから、日本帰国便(多くは関空到着)が早朝到着となり、必ず韓国上空か日本海上空で、このように「日の出」を見ていたので、その時を思い出して懐かしくなりました。

今回、帰国時のVisit Japanの税関手続きを、空港出発までにできなかったので、機内のインターネットから(離陸後ほどなくして)慌てて行って、スムーズに入国も完了。

特典航空券予約時には、羽田空港の国際線到着から、国内線乗継は1時間30分以上必要とのことで、6時55分到着予定のため(伊丹に行くには)9時以降の便しか予約できなかったのですが、羽田空港の乗継カウンターにスーツケースを預けに行ったら、その場で、早い便に空席があるとのことなので、8時発の伊丹行きに変更してもらえました(当初の予定は10時発)。

これで、伊丹には9時過ぎに到着し、そのまま事務所に行って仕事もできたので、結果的に良い早着となりました。

まとめ

ウィーン発羽田行きの飛行時間は11時間30分ほどで、往路の14時間よりも2時間以上短いのですが、日本行きのほうが、きちんと昼間と夜に分かれていて、機内の過ごし方にメリハリがあって、食事も進むし良いかなと思いました。

ANAの欧州発日本行きは、就航地も増えていますし、路線によってはB777のthe ROOMも使われているので(2026年以降、B787も同様の個室ビジネスクラスにリニューアルされるようですが)、これらもぜひ経験してみたいなと思います。

スポンサードリンク

おすすめの記事