ワルシャワのトラム・メトロ・バスのチケットの種類と金額は?
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今回は、ワルシャワの市内交通(トラム、メトロ、バス)のチケットの解説です。

実は今まで、ワルシャワの色んなことを発信してきましたが、基本的な「市内交通のチケット」に関する情報を一切載せていないことに気づきました。

 

といっても、この情報は他のブログなどでも書かれていると思うんですが、個人的に読んでいて読みづらいな~、とか、その情報は不要なんじゃないかな~、と思うことがあるので、自分なりにこのブログでもまとめておこうと思います。

 

是非、これから始めてワルシャワに来られる方は参考にして下さいね!

 

目次

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①トラム、メトロ、バスのチケットは共通

最初に基本的なことを書いておきますと、トラム、メトロ、バスのチケットは共通です。つまり、キオスクなどで切符を買えば、トラムも乗れるし、メトロも乗れるし、バスも乗れることができます。そして、切符の有効期間内であれば、トラム→メトロ、バス→トラム、のように、別の移動手段に乗り換えることも当然出来ます。

 

日本だと、こういう仕組みになっている街はないと思うんですが、ポーランドの場合、ワルシャワを含めて市内交通は同じ会社が管理しているので、共通のチケットで済むわけです。

 

なお、これらとは別に、ワルシャワ中央駅等を走っている、「S」が頭に付く郊外列車(ショパン空港にも行きます)も同様に利用することができます。観光目的だとあまり使う機会はないかもしれませんが、厳密に言えば①トラム②メトロ③バス④郊外列車、の四種類が利用できます。

 

②2種類のチケットエリア:ゾーン1とゾーン2

次に覚えておきたいのが、チケットのゾーンにはゾーン1とゾーン2の2種類がある、といういうことです。簡単に言えば、ワルシャワの中心部がゾーン1で、郊外に行くとゾーン2、という感じです。東京で言えば、23区内がゾーン1、その外に出るとゾーン2、というイメージでしょうか。

 

なぜこのことを知っておかないといけないのかというと、チケットには「ゾーン1のみ有効」のもとの、「ゾーン1、2にまたがって有効」の2種類があるからなんですね。そして、「1、2で有効」のチケットは割高です。

 

で、ここからが重要なんですが、ワルシャワを観光するのであれば、基本的にゾーン1のチケットだけで済みます。僕がこの前、ソフトボール大会で足を運んだビアセチュノはゾーン2になるんですが、ワルシャワの中心からだと1時間くらいかかるので、観光でそのエリアまで行くことは基本的にないと思います。

(ただ、もし訪れたい場所が郊外にある場合、ゾーン1の中にあるのか、それともゾーン2になってしまうのかは、各自ガイドブックなどを通じてご確認下さい)

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③チケットの種類と値段

さて、ここからがいよいよ本題です。ワルシャワのトラム、メトロ、バスのチケットの種類は7種類。順に説明します。

※先に注記を加えておくと、チケットには50%割引の「ulgowy」というものがあるんですが、これはポーランド国鉄のそれと同様に、「ポーランド国内の学校に籍を置いている(学生証を持っている)」ことが条件となるので、国際学生証は使えません。

 

もし、夏休みにポーランドを旅行する場合、大学生協で発行してもらった国際学生証は使えないので、日本人は基本的に通常料金のチケットを買うのがよいと思います。(割引料金で購入する場合、チケットの抜き打ち検査にかかって罰金を払わないといけないリスクもあることを理解した上で、自己責任でお願いします)

 

では、以下順にチケットの種類を見ていきましょう。

(チケットの写真は全て、http://www.ztm.waw.pl/index.php?c=110&l=2から拝借しました)

 

A.打刻から20分間だけ有効なチケット(ゾーン1、2共通)(3.40ズロチ=約90円)

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一番基本的なチケットが、この「20分有効チケット」です。打刻から20分有効なので、近場の移動に便利ですね。

なお、ワルシャワ空港から中央駅に行く場合、渋滞なども考えると20分はギリギリアウトになってしまうことが多そうです。中央駅から更に遠くにあるホテル等に行く場合は、以下で説明する4.40ズロチのチケットを買って下さい。

 

B.75分間有効のチケット(ゾーン1限定)(4.40ズロチ=約120円)

2

こちらは、ゾーン1のみで有効の75分間チケット。75分間、トラム、メトロ、バスを乗り継いで移動し続けることもできますし、ホテルから旧市街まで15分で移動して、その後40分間旧市街を散策した後15分でホテルに戻る(計70分)という方法でも利用できます。この場合、3.40ズロチのチケットを2回使うよりお買い得ですね。

 

C.75分間有効のチケット(ゾーン1、2共通)(7ズロチ=約185円)

3

ゾーン2までまたがって使う時に有効なチケットです。僕がピアセチュノに行った時はこのチケットを使いましたが、普通の観光だと使うことはほぼないと思います。

 

D.24時間乗り放題券(ゾーン1限定)(15ズロチ=約400円)

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これは、チケットの打刻から24時間有効のチケットです。B.の4.4ズロチのチケットを1日の中で4回以上使うのであれば、この乗り放題券を購入した方が安上がりですね。ワルシャワ観光の場合の必需品と言えるかも知れません。それにしても安い!

 

E.24時間乗り放題券(ゾーン1、2共通)(26ズロチ=約690円)

5

こちらは、ゾーン2も利用できる24時間乗り放題券。多くの人にとってはあまり関係ないチケットだと思うので、ここではこれ以上説明しません。

 

F.週末乗り放題チケット(ゾーン1、2共通)(約640円)

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金曜の午後7時から月曜の朝8時まで有効の、週末限定の乗り放題チケット。週末なので、特に夏場は人で混むと思いますが、お得感を求めてワルシャワを見て回るならこの切符が一番コスパがいいですね。金曜の午後8時くらいに空港に到着(あるいは鉄道やバスで他の街から到着)して、月曜の朝一で他の街に向かう、という方法と組み合わせると最強ですね。

 

G.週末限定グループチケット(ゾーン1、2共通)(40ズロチ=約1060円)

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週末限定チケットでも十分に太っ腹ですが、ワルシャワ市はまだまだ魅せてくれます。それがこの「グループチケット」で、F.同様に金曜午後7時~月曜朝8時まで使えて、なおかつ最大5人の利用が可能です。⑥と単純比較すると、3人以上でワルシャワを同じルートで見て回るのであれば十分に元が取れるというわけです。

 

まとめ:ワルシャワ市さん、そんなに出血大サービスで大丈夫ですか!?

いかがでしたでしょうか。僕の場合、3ヶ月有効のztm(ワルシャワ市内交通)カードを持っているのでこれらの紙のチケットを買うことはないのですが、観光目的でワルシャワにお越しの場合は、どうしてもチケットを買う必要がでてきます。

 

ただ、そもそもztmのチケットの種類は、とりあえずポーランド語か英語で検索して公式サイトの情報にアクセスしないといけないので、今回はブログで重要なところだけをまとめてみました。

 

以下、ワルシャワのトラム、メトロ、バス関連の記事を並記しておきますので、必要に応じてご覧下さい。ワルシャワ旅行のお供となれば幸いです。

 

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【要注意】トラム・バスの検札は本当に抜き打ちでやってきます

 

 

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