スロバキアの世界遺産・スピシュ城はスロバキア国内のやや東よりにあり、ポーランド南部(クラクフ)、スロバキア西部(ブラチスラバ)、そしてハンガリー(ブダペスト)からのアクセスが可能で、世界一周ルートとしてこれらの街を一筆書きで移動する人も多いです。
スピシュ城には以前、ポーランドのクラクフから日帰り旅行に行ったことがありますが、今回は南のハンガリーはブダペストから、このお城を「攻略」する方法についてまとめました。
ブダペスト→スピシュ城→ブラチスラバ/クラクフ、あるいはその逆のルートでスピシュ城に訪れたい方は必見です。
目次
ブダペスト~スピシュ城は日帰りは無理。途中のプレショフで一泊を
2018年6月現在、ブダペストとスピシュ城の麓の街、スピーシュキェーポドフラドニェを直通で結ぶバスや鉄道は存在しません。そのため、途中の街で乗り換えをすることになるのですが…。
ブダペストからスピシュ城に行く場合は、スロバキア東部のコシツェやプレショフを経由するのが手軽なルート。コシツェはスロバキア第2の都市で、プラハやウィーン、ワルシャワからもフラッグキャリアが飛んでいます。
ただ、スピシュ城を通る幹線道路はコシツェではなく、その北のプレショフに続いているため、このプレショフからバスに乗ってスピシュ城を目指すしか方法がありません。
プレショフは、更に北にある世界遺産のバルデヨフに行くための入口となる街でもあるので、スロバキア東部を巡るときに拠点となる街です。
さて、つまりはブダペスト~プレショフをバスで移動して、プレショフ~スピシュ城を更にバスで移動すればいいのですが…。
この区間のバスが1日1本、しかもブダペスト→プレショフは夜、プレショフ→ブダペストは早朝出発の便しかないので、どうしてもプレショフで1泊する必要があります。
2018年6月現在のバスのダイヤは以下の通り。
ブダペスト19:10発→プレショフ23:35着
プレショフ7:20発→ブダペスト11:20着(運行はFlixBus、共にGoEuroで予約可能)
プレショフで1泊して、翌日にスピシュ城に行く、あるいはブダペストに向かう必要があります。
プレショフ~スピシュ城のバスダイヤ
プレショフ~スピシュ城のバスは路線バスが1日5本程度運行していますが、これとは別にオンラインでダイヤが確認できる長距離バスも数本運行しています。
プレショフ→スピーシュキェーポドフラドニェ
8:05発 8:50着(http://sadhe.sk/)
14:30発 15:25着(http://www.sad-po.sk/)
スピーシュキェーポドフラドニェ→プレショフ
13:40発→14:20着(http://sadhe.sk/)
17:41発→18:40着(http://www.sad-po.sk/)(全てGoEuroでは予約不可)
他の時間帯のバス、そしてスピーシュキェーポドフラドニェ~ポプラト~ブラチスラバのダイヤは以下のリンク先で確認できます。
http://sadhe.sk/linky/102508.pdf
http://www.sad-po.sk/linky/707505_20180101.pdf
これらのバスをプレショフのバス停で待って乗るのも可能です。
スピーシュキェーポドフラドニェ~ポプラトには路線バスも走っているので、ポプラト~スピーシュキェーポドフラドニェ~プレショフ間を路線バス(あるいはタクシー、ヒッチハイク)で上手く移動できれば、ブダペスト~スピシュ城~ブラチスラバ/クラクフの一筆書きルートで旅が可能になりますね。
クラクフ~スピシュ城の移動方法とポプラト~スピシュ城の路線バスダイヤは以下の記事でまとめています。
参考記事:
プレショフで宿泊するならGuest House Mladosťがオススメ
ブダペストからスピシュ城に行く場合、必ずプレショフで宿泊をしないといけません。そこでプレショフ市内で宿を押さえる必要があるわけですが、オススメは僕も利用した、学校の校舎を改装した(?)「Guest House Mladosť」。
プレショフの鉄道駅・バスターミナルからは少し遠いのですが、「ゲストハウス」という名前とは裏腹に広々とした完全個室(シャワーも室内に完備)となっていて、リーズナブルに利用することができます。
確か、普通の学校ではなくて料理学校を改装したか、その校舎の一部を宿泊施設として活用している場所でした。
また、5ユーロほどの追加料金で朝食も付けることができます(僕は利用しませんでした)。
プレショフ市内ではほぼ最安値での宿泊料金となっています。ネックはバスターミナルと鉄道駅から遠いことで、徒歩だと30分ほど見越したほうがいいでしょう。僕は、プレショフのバスターミナルに深夜に到着した時と、早朝のブダペスト行きのバスに乗る際にタクシーを利用しました。深夜はタクシーを捕まえにくいので、配車ができればベターです。
運賃は片道3ユーロほど、移動時間は5分程度でした。
宿の予約は、以下の画像をクリックするとBooking.comに飛んで行うことができますよ。
ブダペストからシュピシュ城に行くなら東部から攻めていこう
今回はブダペスト~スピシュ城のアクセス方法とバスのダイヤ情報についてまとめました。途中のプレショフで1泊する必要があるのが難点ですが、世界一周旅行やヨーロッパ周遊ではぜひ取り入れたい一筆書きルートです。
プレショフを拠点にするなら、合わせて世界遺産のバルデヨフに行ってみるのもオススメですよ。
写真集出版のお知らせ
スロバキアのブラチスラバ、デヴィーン城、スピシュ城、バルデヨフ市街保護区などの写真を収録した、Kindle写真集を出版しました。
Kindle Unlimitedをご利用の方は、そのままご覧頂くことが可能です。
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