
目次
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1.この便はどんな人に向くか
この便はズバリ、メキシコに旅行または観光で訪問する人、あるいは、メキシコから更に乗り継いで、中南米の別の国・都市に行く方に向いています。特に、メキシコまたは他の中南米の国を訪問する際に、カナダまたはアメリカで乗継をする場合、それぞれ電子渡航証(eビザ)であるeTA、ESTAの申請が必要です。
メキシコでは、そのような電子渡航証制度は実施されていない(2026年4月現在)ので、渡航計画を立てる際の手続きが大幅に簡単になります。私も今回のメキシコ渡航では、事前に行ったのは飛行機のオンラインチェックインなどのみで、余計な手間と心配(ビザが降りるかどうかな、など)をすることなく、メキシコに向かうことができました。
また、フライト時間が、メキシコシティ行きが12時間弱、成田行きが14時間弱、という、他のカナダ・アメリカ路線と比べても長いものに設定されているため、ビジネスクラスのサービスを心ゆくまで堪能したい、という方にも向いているかと思います。
2.結論(満足点・弱点)
2-1.満足点
機内食(ドリンク含む)、CAさんのサービス、フライトダイヤ(成田16時30分発、メキシコシティ同日14時過ぎ着)など、おしなべて全ての項目で大満足のフライトでした。同じ区間にはアエロメヒコが就航していますが、こちらは成田9時発、メキシコシティ同日7時着、という設定になっており、メキシコシティに着くのが早すぎるのかな、と思います。
特に、成田16時30分発というのは、伊丹、中部国際、新千歳から成田に飛ぶ、国際線接続用のAN便とも、ギリギリで接続が図られているため、東京近辺以外の方でも利用しやすいのが長所だと言えます。
(ただ、接続時間がギリギリのため、ラウンジでシャワーを浴びるなどはできないことに注意が必要です)
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3.座席
今回利用したのは、1Kで進行方向右側の窓側。スタッガードシートのため、互い違いで窓側と通路側に座席が配置されていますが、私の好みは窓側なので、事前指定の際にここを取りました。
なお、搭乗当日は、ビジネスの前方エリアは満席でした。

通路とワンクッション置かれているのが好みです。

このスタッガードシートも、B787用のThe Roomが投入されると見納めになるのでしょうか。

搭乗時に、座席には枕、ブランケット、ベッド用マットレス、イヤホン、アメニティポーチが置かれていました。

モニタのリモコンと座席のリモコンは共に、横のテーブルの下部に設置されていました。モニタリモコンは取り外して操作できるようですが、画面がタッチパネル式になっていて、手が届くので、リモコンを使う機会はありませんでした。
座席のリモコンは、座席の前後移動、リクライニング、シームレスなベッドメイクなど、細やかな設定ができるようになっています。1年前に乗った、羽田からウィーン線のB787-9よりも新しい機材だからか、この利便性の高さには感動しました。
※ウィーン線の記事はこちら。

モニタも十分大きく、エンタメも地図も楽しめます。また、上の写真の、モニタの右下にある長方形の部分に、USBポートとコンセントがあるので、スマホの充電とパソコン操作なども、給電しながら行えます。

テーブルを引き出しきった写真です。モニタと座席の間で位置を自由に決められます(延びきった状態以外では固定ができませんが)。
続いては、アメニティポーチの中身です。

左上から、アイマスク、クリーム類、耳栓、エコバッグ、歯ブラシセットと、フル装備です。
4.機内食
成田からメキシコシティへのフライトでの機内食は、1回目が離陸後30分ほどで、夕食扱い、2回目が着陸の2時間前くらいで、こちらは昼食扱いとなっています。
合計2回の食事が出て、1回目は和と、洋の肉/魚から選べ、2回目は和と洋から選べます。
私は、1回目は、日本酒の飲み比べをしたいので洋の肉を、2回目は、当分食べられないであろう和をチョイスしました(事前予約サービスを使って、搭乗前に指定しました)。
4-1.1日目の洋・肉
メニューは以下のとおりでした。

まずはアミューズとして、「ANAオリジナル抹茶アーモンドパイスティックと、ムール貝のマリネ/チーズとオリーブ」がサーブ。

ここでは、シャンパンを合わせました。
続いては、いよいよ食事です。
アペタイザーは、「ホワイトアスパラガスのムースと海老のマリネ/ポークとキノコの絵リットをタルト仕立てに」。

ブレッドの「バゲット/サクラブレッド/マルチシリアル」も、同時にサーブされました。
なお、ブレッドはご飯、味噌汁、香の物に変更することもできます。
続いて、メインディッシュがサーブ。「牛フィレ肉のソテー/塩漬け生胡椒風味のグラティネ ソースジジャポネーズ」でした。

今回洋の肉を選んだのは、ドリンクの日本酒に、肉と合う獺祭ブルー35がラインナップされているからでした。
また、農口尚彦研究所の日本酒もあるので、これらを肉と合わせて、賞味しました。

肉は柔らかく、とても美味しかったです。
続いては、デザート。「ムーステヴェール/チーズ(フレッシュ、セミハード、ブルー)/フルーツ」でしたが、既にお腹がいっぱいだったので、チーズのみいただき、お酒に合うドライフルーツとブレッドを付けてもらいました。

その後、フルーツを、ハーゲンダッツアイス(いつでも頼める軽食)と合わせて出していただき、これらを口にしてから仮眠を取ることに。

搭乗時、日本とメキシコシティの時差は15時間あって、日本時間18時の時点で、メキシコシティは同日の午前3時です。仮眠は2時間ほどしまいたが、結局あまり眠れず、メキシコに着いて数日は、時差ボケが残ったまま観光をすることになりました。
4-2.2回目の食事(和食)
着陸前の食事は、和食にしました。
小鉢「キャベツと桜海老の煮浸し」
主催「白甘鯛山菜湯葉あんかけ/俵御飯」
味噌汁、香の物
というセットでした。

正直言うと、結構量が多かったですね。現地時間だと同日の正午頃なので昼食になりますが、日本時間だと翌日の午前3時頃なので、その時間に口にするものではないんですよね…。

4-3.その他軽食
2回目の食事の後、到着までの間に、おにぎりとヨーグルトを食べました。
おにぎりは、日本食の当面の食べ納めとして、ヨーグルトは、毎朝食べているのと同じ目的で、整腸のためです。


また、個人的にお気に入りの、かぼすジュースを合わせました。最近は国内線のプレミアムクラス(ファーストクラス)でも出されるので、嬉しい限りです。

なお、着陸前には、チョコレートもサービスで(?)配られました。

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5.睡眠・作業性
睡眠は、対策をしっかりすればぐっすり寝られると思います。私は、日付変更線を超えるのも初めてなので要領が良く分かっていませんでしたが、食事をほどほどにして、お酒などを上手く使って寝れば、この後で書く時差ボケも、そこまで酷くないのではないかと思います。
ANAは、ビジネスクラスではパジャマの貸与があるので(着陸態勢に入る前に返却する必要があります)、私はそれを着用して機内で過ごしています。昼用の私服と違って、体にジャストフィットせずゆったりとしているので、食事の時も睡眠時もリラックスできるのが大きいですね。
また、作業性に関しては、広々とした座席で、コンセントにパソコンを繋げながら行うことができると思います。尚、ビジネスクラスの場合、Wi-Fiへの無料バウチャーが搭乗前にメールで案内されますが、「1機器のみ」にしか接続できないので、先にスマホで接続してしまうと、パソコンからは有料での接続となってしまう点にご注意ください。
6.時差ボケ・到着後の体感
6-1.時差ボケ関係
時差ボケは、上でも書いたように、普通に過ごしているとどうしても発生してしまうと思います。メキシコシティ到着時に、日本時間だと翌日朝5時頃になっていて、現地の時間に無理矢理合わせようとすると、就寝時には、日本時間で翌日午後1時まで起きていないといけない、みたいな感じになります(当日の22時に就寝する場合)。
ですので、時差ボケを最低限に抑えるには、「1回目の食事と2回目の食事の間は、できる限り寝る」というのが良いかと思います。6時間ほどのブランクがあるので、その間に窓を閉めて、少しでも横になると、時差ボケを抑えることができるのではないでしょうか。
6-2.到着前の景色など
こちらは、単なる写真でのまとめです。
まずは、アメリカからメキシコに入ったときに眼下に広がった、砂漠の景色。

写真上に見えるのがバハ・カリフォルニア州の半島で、下にはカリフォルニア湾と、本土の黄土が見えます。
あとは、着陸直前の写真。


これらの絶景が、メキシコ到着前から気分を上げてくれました。


7.特典航空券としての満足度
今回の成田→メキシコシティは、特典航空券で10万マイル(成田~メキシコシティ往復)+サーチャージなどで、合計4万円弱の出費で利用しました。
通常の航空券だと100万円弱するようですが(スカイスキャナーで調査)、サービス、経路、設定ダイヤなど、全てにおいて満足で、メキシコ旅行(や商用)の入口として使うには、素晴らしいフライトだと思いました。
なお、特典航空券としての満足度としては言わずもがなですが、冒頭に書いた、乗継便での不便さを考えると、有償利用でも非常に有意義な路線・クラスだと思います。
8.最後に
今回は、ANAのNH180便、成田からメキシコシティへのビジネスクラスの搭乗レビューをまとめました。
単なる搭乗記録ではなく、日本からメキシコへの航空会社比較や経路比較、ダイヤも合わせて紹介することで、メキシコやそれ以遠の中南米への足として、全日空180便の選択肢を頭に入れてもらえれば、非常に嬉しい限りです。
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