ショパンコンクールにワルシャワで参加するには
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※2019年7月追記

 

2020年のショパンコンクールに向けて、別の記事でより詳しく、分かりやすく、ショパンコンクールのチケットの取り方やホテルの選び方などについてまとめました。

 

改訂版の情報は、こちらの記事をご覧下さい。

 

 

 

今回は、以前問い合わせで頂いた質問に回答したいと思います。

 

Q:
5年に1度のショパンピアノコンクールについて。
いつか行ってみたいとおもっているのですが、
一般の方や外国人の観覧の参加の仕方ってどうなってるんでしょうか?

 

これについて今回は回答します。

 

ご存じない方のために補足しておきますと、ショパンコンクールは100年以上の歴史があるピアニストの登竜門ともいえるコンクールで、毎年5の倍数の年(直近だと2015年)の秋(10月)にワルシャワで約3週間にわたって行われるイベントです(次回は2020年ですね)

 

実は僕は、去年(2015年)これを見に行ってきました。

 

コンクールの方法としては、まず100人程の参加者がいて1回戦、2回戦…と、テーマ曲(ショパン作品)から幾つか選んで披露していく、というものです。審査員が数名いて彼ら彼女らの評価が全てです。

 

優勝者は、決勝戦が終わったあとにワルシャワフィルハーモニーと共演をします。

 

と、いろいろ話すといくらでも話せるので、とりあえず先に進むことにします。

 

以下が、質問に対する回答です。

A:
ショパンコンクールは、日本から参加する場合は旅行会社のツアーを利用するのがポピュラーかと思いますが、正直言って値段が高いです。

 

僕も去年調べましたが、決勝戦が鑑賞できるスケジュールのものだと確か80万円くらいするものがありました…。

さすがに、これは普通買えません。

 

が、嬉しいことに、実は普通にチケットを購入することができます。

 

2015年の時はhttps://bilety.nifc.plというサイトから、何月何日のいつのコンサートのチケットを買うか、ということを選べばクレジットカードで決済をして購入できました。

 

確か、8月くらいから販売開始だったと思います。

 

ただ当然ながら、ファイナルや優勝者のセッションの部は入手が大変困難です。僕はその時期のチケットも買おうとしましたが無理でしたので、仕方なく予選1回戦、2回戦から適当に選びました。

 

ちなみに、2015年の場合は、予選は昼の部、夜の部がそれぞれあって、各約3時間くらい、5~6人が演奏しました(当然、昼と夜では奏者は異なります)。

 

このチケットが、サイトで直接買って60ズロチ(約1800円)とかだったので、自力で買うことができるのであれば、これを利用するのが一番です(ネット予約の場合はポーランド語のみですが Google翻訳を使えばなんとかなりました)。

僕は4回くらい見に行ったと思うんですが、全部合わせても8000円行きませんでしたからね。

 

また、これは時と場合によりけりですが「当日券発売」というのが行われる場合もあります。オンライン予約での売れ残りや旅行会社の予約分がキャンセルになった際にできると思うのですが、会場のチケット売り場に、会場の3時間くらい前から並べば、予選の場合はほぼ確実に見れると思います。

 

決勝戦はさすがに厳しいと思いますが、それでも並んでみる価値はあるかもしれません。

 

ただ、これらの選択肢だけでは正直、チケットを取れる確率は高くないと思います。

 

オンライン予約でも、チケットが販売開始になって1日くらいでほぼ完売してしまうので、販売開始が平日の日中だと仕事をしている人はほぼ無理です。

ただ、以上のことまで当局が考えているのかどうか分からないのですが、実は、2015年のショパンコンクールはYouTubeで生放送も行われていました。

 

もちろん、その後で一部編集された後、YouTubeで視聴することもできます。

例えば、優勝者のフィルハーモニーとの共演の映像はこれですね。

 

この取り組みがいつから始まったのか分かりませんが、少なくとも、2020年にもライブストリームでの配信はされると思います(テクノロジーがどう進歩しているか分からないのでもっと画期的な方法が登場しているかもしれませんが)。

 

もちろん、これもポーランド時間(10月頭は夏時間なので、日本マイナス7時間)での配信となりますが、これだと、万が一リアルタイムで見れなくても動画で鑑賞することはできますね。

 

まあ、ここまでくるともはやポーランドに行く必要もなくなってしまうわけですが(苦笑)、例えば、予選だけ生で鑑賞して、そのままワルシャワに滞在しながら決勝戦は生中継を見る、という方法はできますね。

 

特に、ポーランド人と他の国の人で対応が違う、ということはないので、自力でチケットが取れれば、航空券と宿も手配して渡航するのもありですね。

 

これだと、全部合わせても15万円くらいで済むでしょうから。

 

2020年にはどうなっているか分かりませんが、2015年のケースは以上の通りでした。

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