北京首都国際空港は、中国国際航空(エアチャイナ)と中国東方航空(チャイナイースタン)の拠点空港となっていて、日本とアジア、北米、ヨーロッパなど、世界各地に行く際の人気の乗り継ぎ空港です。
中国系航空会社のサービスは今ひとつ、とか、中国人乗客のマナーがなってない、なんて言われていますが、ここ数年でそれらも目に見えて改善され、最近は価格競争力の高さで、北京経由のフライトを利用する人も増えているのではないでしょうか。
僕も、東欧に住みながら日本に一時帰国する際などには、ときどき北京経由のフライトを利用するのですが、今回は、乗り継ぎの北京空港にある、プライオリティパスで利用できるファーストクラスラウンジの利用レビューをお送りします。
なお、北京首都国際空港には、ファーストクラスラウンジ、ビジネスクラスラウンジを含めて、4箇所ほどプライオリティパスで利用できるラウンジがあります。乗り継ぎに必要な時間や乗り継ぎ後のフライト時間などを鑑みて、複数のラウンジを利用することも考えてみるといいかもしれません。
目次
ファーストクラスラウンジの場所
北京空港のファーストクラスラウンジは、乗り継ぎのための手荷物検査をした後、E27番登場口の近くにあります。
順路をざっくり説明すると、乗り継ぎの手荷物検査を終える→免税店などが並んでいる、広場みたいな場所に出るので、ここを左前のほうに進む→フロアを上がるエスカレーターがあって、この上がファーストクラスラウンジ、という風になっています。
受付で、搭乗券とプライオリティパスを見せてサインをすると入れます。
食事メニューが充実、眺望も良いラウンジ
僕がこれまでに、ファーストクラスを利用したことがないので他のファーストクラスラウンジを利用したことはないのですが、この北京空港のラウンジは、食事が特に充実していて、幅広いラインナップから色々と楽しめるようになっています。
ラウンジ自体も、駐機場が見える場所に作られているので、飛行機を見ていて飽きない、という人にも絶好の場所です。
ラウンジ自体も、「伝統的な中国」と聞けばイメージするようなものが用意されていて過ごしやすい。
謎にテレビコーナーもありましたが、この椅子とテレビの角度じゃ、座ったら映像見られないんじゃ………。
北京空港は、ハイシーズンでなくても乗り継ぎ客でごった返すので、人の少ないラウンジを利用するだけでも快適感は格段にアップしますね。
食事は、果物やお菓子といった軽食系と、小籠包やお粥、その他中国料理(特に野菜)とでコーナーが分かれています。
おつまみコーナーの、一番右に見える海苔菓子は日本のものちゃうんか……とか思ってしまうわけですけど。
ドリンク系もバラエティは豊富ですが、独自ブランドも多くあって、手が進まないもののほうが多い感じ。コーラはコカコーラなんですが、他の清涼飲料水はちょっと、ロシアンルーレットみたいになりそう……。というわけで、コーラとミネラルウォーターが安パイなのかなと。
サンドイッチ、カットフルーツ、ヨーグルトなんかも隣の棚に置かれていました。サンドイッチを頂きましたが、これは日本のコンビニで売られているもののほうがクオリティは高く感じました。まあ、これが「中国のサンドイッチ」なのかもしれませんが。
こちらは、肉、エビ、野菜がそれぞれ入った小籠包。
このファーストクラスラウンジで食べられる料理は全て中国料理で、日本人の口に合うものってそこまで多くないと思うんですが(辛そうだったり、見た目がどうしてもだめだったり)、小籠包は間違いない、と思えますよね。実際僕も、中国の食事はこれだけ頂きました。
他にはご飯(ピラフ)もありました。あとは、回鍋肉のような料理ですね。
口に合うかどうかは置いといて、これだけ食事のラインナップがあるのはさすが、ファーストラウンジ、と言ったところ。
また、駐機場が見える側とは逆側になりますが、中国茶がバラエティ豊富に置かれていました。僕は時間がなくて楽しめませんでしたが、こちらもハズレのないサービスと言えますよね。
Wi-Fi・シャワーも利用可能
このファーストクラスラウンジは、当然かもしれませんがシャワールームも付いていました。利用する際はスタッフに一言伝えてみましょう。
また、Wi-Fiも利用できて、方法としては、受付カウンターのある近くに搭乗券をスキャンする機械があるので、そこでバーコードをスキャンすると、ラウンジのWi-FiにアクセスするためのIDとパスワードが印刷されます。
これが機械で、右下のスキャナに搭乗券のバーコードをかざすと、
情報が印刷されました。
中国の空港は、ラウンジを利用せずに拾っているWi-Fiに繋ごうとすると、SMSの登録などが非常に面倒みたいなので、プライオリティパスを持っているなら黙って利用して、ささっと繋いでしまうのが良さそうです。
なお、中国はGoogleや有名どころのSNSが使えない、と言いますが、中国に着く前に専用アプリをインストールしておけば、VPNを使ってGoogleもFacebookもTwitterもInstagramもアクセスできます。
その方法については、別ブログになりますがこちらの記事で解説していますので、興味がある方はご覧下さい。
http://feet-on-the-earth.com/archives/78
これでもう、怖い物なしですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は北京首都国際空港の中でも最高峰のラウンジである、ファーストクラスラウンジの利用レビューをまとめました。
利用してみた感想としては、サービスが抜きん出ているというわけではないものの、ゆったりとした空間で乗り継ぎの飛行機を待つには絶好の場所だと思います。
是非、北京を経由して日本と世界各地を移動する場合は、利用してみて下さい。
プライオリティパスが自動で付帯する、楽天プレミアムカードの解説はこちらの記事で。
スポンサードリンク
ちと被害妄想ではないですか。物価目当てで訪れる日本人が増えても最初のきっかけにす…