ワルシャワから日帰り旅行! 行きやすくてオススメの場所7箇所を紹介
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今回は、ポーランドの首都ワルシャワから日帰りで旅行をするときの、オススメの場所を5箇所紹介します。

 

ワルシャワの観光地のいくつかは、ワルシャワに来たら外せない観光スポット9選はここ!でも紹介しているとおりですが、ワルシャワはビジネスが中心の街なので、観光をするだけなら1日あれば、回れてしまうのも事実。また、歴史が好きな方には博物館が多くありますが、それらに興味がない人には、あまり長居できる場所でもありません。

 

 

そこで、今回はワルシャワから足を伸ばして日帰りで訪れることができる、周辺にある観光名所を7つ紹介します。ここで紹介する場所のほうが、観光で気楽に行ける場所なので、多くの旅行者に向いている場所と言えます。

 

今回紹介する場所は、ワルシャワから別の街に向かう途中に立ち寄ることができる場所も多いですが、荷物が多い場合はワルシャワで連泊をして、大きな荷物はホテルに置いたまま軽装で立ち寄ることができます。荷物の量やスケジュールに合わせて、上手く活用して頂ければと思います。

 

 

では、早速順に紹介していきましょう。

 

目次

①「国内で一番美しい」と言われる村・カジミエシュ・ドルヌィ

 

第1のスポットは、ワルシャワの南東にある、ビスワ川沿いのカジミエシュ・ドルヌィ。「ポーランドで一番美しい村」と言われるこの村は、16世紀から17世紀に貿易による栄華を経験しており、かつてポーランドでも重要な交易地の1つとして役割を果たしていました。

 

貿易の衰退によって村も廃れたものの、それにより中世の街並みが近代化することなく保護され、その美しさが保たれているという、やや皮肉な結果になってはいるのですが、村にある城跡・高台から見える川と村の景色は、ポーランドの他の街からは絶対に見られないこざっぱりした美しさを現しています。

 

ワルシャワからはミニバスを使って約2.5時間で到着。バスの本数が少ないことに注意をしておけば、十分日帰りでワルシャワに戻ることができます。

 

詳しくはこちらの記事で解説しています。

 

 

カジミエシュ・ドルヌィの地図上の位置はこちら。

②一時首都機能も担った東部のルブリン

 

続いては、ポーランド東部・ルブリン県の県都でもあるルブリン。

 

中世時代に、ポーランド王国とリトアニア大公国の同君連合が結ばれた「ルブリン合同」(1569年)にも名が残っているルブリンは、第二次世界大戦中にソ連軍によってこの街が解放されてから、ワルシャワに首都機能が戻るまでに「一時的」に、ポーランドの首都機能が置かれていた街でもあります。

 

東にはウクライナ国境が近くに迫り、両国を陸路で行き来する旅人は必ず通る街ですが、ワルシャワからも鉄道で2時間ほどで訪れられ、こちらも十分日帰りで旅行ができます。

 

ルブリンの街は小さな旧市街とルブリン城、そして郊外にあるマイダネク強制収容所跡が主な見どころ。マイダネクまで足を伸ばす場合は、旧市街の散策時間が減ってしまうおそれがあるので1泊ルブリンでするのがベターですが、街を回るだけであれば日帰りで全く問題ありません。

 

詳しくはこちらの記事で。

 

 

ルブリンの場所はこちら。

③国内屈指の産業都市として栄えたウッチ

 

ワルシャワの南西に位置するウッチは、実はポーランドで2番目に人口が多い街。ポーランドの第2都市と言えば南部のクラクフのイメージを皆さんお持ちだと思いますが、公式データ(住民登録をしている人の数)によると、ウッチのほうが1万人ほど人口が多いんです(ただし、観光客の人数が桁違いなので、街を歩いていて人が多く感じるのは、クラクフです)。

 

このウッチ、旅行者にとっては存在感こそ地味ですが、ウッチ県の県都であり、かつて織物産業・繊維産業などが栄えた、ポーランド屈指の産業都市でした。

 

ウッチには、国内で一番長い直線距離の歩行者天国や、かつての工場を改装したショッピングモール、そしてアンジェイ・ワイダが学んだ映画学校などがあり、玄人向けの場所ではありますが、他の華やかなポーランドの街とは違った楽しみ方ができる街です。

 

ワルシャワからは鉄道で1.5時間ほど。ウッチの街が広く、街中の移動に少し時間がかかりますが、それでも日帰りで十分に訪れられる街となっています。

 

ウッチについては、こちらの街で紹介しています。

 

 

場所はこちら。

 

④ポーランドカトリック教会の総本山・チェンストホヴァ

 

カトリック教徒が国民のほとんどを占めるポーランドにおいて、キリスト教の総本山が置かれているのがこのチェンストホヴァ。

 

ワルシャワの南西、ウッチの南にあるチェンストホヴァは、毎年巡礼の時期になると国内各地から「聖都巡礼」として、信者が足を運ぶ街。巡礼の時期に合わせると街がごった返すのでオススメしませんが、チェンストホヴァの駅から総本山のあるヤスナ・グラ修道院までを往復歩いてみるだけでも、訪れる価値はあります。

 

ワルシャワからチェンストホヴァは、直通列車の本数が少ないのがネックですが、およそ2時間~2.5時間の所要時間。午前中から昼過ぎにチェンストホヴァに着いて、夕方以降にワルシャワに戻る列車を確保しておきましょう。

 

チェンストホヴァについてはこちらの記事で紹介しています。

 

 

チェンストホヴァの場所はこちら。

⑤ショパン生家のあるジェラゾバヴァボラ

 

続いてはショパンが好きな方向け。

 

ワルシャワの郊外西側にあるのが、ショパン生家のあるジェラゾバヴァ・ボラ。ショパンに縁の施設はワルシャワに多いですが、唯一ワルシャワの外にあるのがこの生家。

 

今回紹介する7箇所の中では一番距離が近い場所ですが、ローカルバスに乗ってアクセスするしかないので、旅行の難易度は上のほうに属すると言えます。

 

ワルシャワ市内のショパンスポットだけで物足りない!という方は、是非こちらも挑戦してみて下さい。

 

詳しくはこちらの記事で。

 

 

ジェラゾバヴァ・ボラの場所はこちら。

⑥世界遺産にも登録されている中世都市トルン

6番目は、今回紹介する中で一番有名でポピュラーな場所・トルン。

 

ワルシャワの北西にあり、コペルニクス生誕の地としても名高いトルンは、旧市街が世界遺産に登録されていて知名度も抜群。

 

旧市街自体はコンパクトで1時間もあれば回れてしまうので、必要に応じてお茶をしたり旧市街の外まで歩いてみましょう。

 

ワルシャワからは鉄道で最短2時間半、バスだと3時間ほど。鉄道を利用する場合、トルン中央駅と旧市街がビスワ川を挟んだ反対側にあり、必ず橋を渡ることになるのですが、そこから見る川と赤レンガの旧市街の街並みの美しさは国内屈指のもの。

 

鉄道駅から旧市街に行く際、あるいは戻る際のどちらかは徒歩で移動して、この絶景に酔いしれてみましょう。

 

トルンの場所はこちら。

⑦ワルシャワから日帰りで行けるトレブリンカ強制収容所跡

7箇所目は、ワルシャワから日帰りで訪れられる強制収容所跡のトレブリンカ。

 

アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所はクラクフからでしか日帰りで行けないため、ワルシャワをメインで観光しながらそちらを訪れる場合は、どうしてもスケジュールを入念に考えなければなりません。

 

ただ、ワルシャワからも十分日帰りで行ける距離にある強制収容所跡が、トレブリンカです。これはワルシャワの東にあって、国内主要の収容所跡としてはワルシャワから一番近い距離にあります。

 

ルブリン郊外のマイダネクはルブリン観光と合わせてみるのがいいのでマイダネクだけ、という目的で訪れる方は少ないでしょうが、こちらのトレブリンカは周りに何もなく、文字通りこれだけを見に足を運ぶ場所と言っていいでしょう。

 

ワルシャワからは列車1本で最寄りの駅まで行った後、タクシーと交渉して施設の入口まで行ってもらう必要があるので、上級者向けの場所ではありますが、アウシュビッツに既に行ったことがある方は、ここに訪れてみるのがいいと思います。

 

詳しくはこちらの記事で。

 

 

トレブリンカの場所はこちら。

まとめ

いかがでしたか。今回は、以外と知られていないワルシャワから日帰り圏内にあるスポット7箇所を紹介しました。

 

ワルシャワ市内の散策には飽きた、という方は、是非今回紹介した街からピックアップしていくつか訪れてみて下さい。

 

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