ポーランドでのワーホリを終えた僕は、再びヨーロッパでの生活(約1年)を目論んでおり、スケジュールの兼ね合いもあってぼちぼち調査を始めました。
ポーランドで生活をしていた時は、住民票を日本に残し、納税も全て日本で行っていたのですが、今回は住民票を抜いて海外で納税をしようかどうかも少し考えていました。
ただ、住民票を抜くとマイナンバーも失効するので、その際に日本の銀行口座を使う時に不便が生じないのか?という疑問が湧きました。
僕の場合、海外で生活をすると言っても、ポーランドでは日本の銀行口座からお金を降ろして生活をしていたこともあって、あまり「海外に根を張る」ようなスタイルではありませんでした。
ただ、今後海外に出る際に非居住者となると、マイナンバーの問題も考える必要が出てくると思うので、今回はその調査結果をいくつかまとめることにします。
目次
マイナンバーと銀行口座はどう繋がっているのか
インターネットの情報を調べていると(というより、Twitterに流れてくる情報を眺めていると)、マイナンバーがないと日本の銀行口座を持っていてもお金のやりとりができない場合がある、というような情報が出ていました。これが本当なのかどうかを確認するために、ポーランド生活でお金のやりくりに使っていた
・新生銀行
と
・楽天銀行
について、規定を調べてみました。
①新生銀行
新生銀行では、「マイナンバーの届け出をお願いする手続き」として、以下の例が挙げられています。
・インターナショナルキャッシュサービス(海外ATMでの現金出金)
・海外送金
・投資信託口座関係の手続き
・FX口座開設
この4つです。
後の2つは関係ないとして、上の2つは海外生活との関連が密接にありそうですね。
インターナショナルキャッシュサービスは、僕は手数料の都合で1回も利用しませんでしたが(メインの楽天銀行の口座やカードでトラブルがあった際に使うための予備として考えていました)、新生銀行の説明によると
新生総合口座パワーフレックスを2015年12月末までに開設された方
2018年12月末までは、個人番号(マイナンバー)のお届出の前であってもインターナショナルキャッシュサービスをご利用いただけます。
となっているので(僕が口座開設をしたのは2012年)、2019年に年が変わってしまうと、非居住者の状態では海外ATMでの出金ができなくなる、ということですね。
僕の場合、ポーランドでは現地の銀行口座も持っていましたが、その口座に貯める資金はもともと日本の銀行口座から移しているものなので、非居住者になると面倒なことになりそうです。
海外送金に関しては、Transferwise等のサービスを利用すればいいと思いますが、Transferwiseは日本の住所に書類を送って確認手続きをする必要があるようなので、僕の知人がオススメしていたXpendpayを使うと解決できるでしょう(確認手続きは不要とのこと)。
まあ、非居住者になって海外で生活するんであれば、現地の銀行口座を持っているからわざわざ日本のカード使って出金はしないでしょう、ということなんですが、これだと僕みたいに、気軽に海外で1年くらい生活する、というスタイルを取る人にとっては少しハードルが上がってしまいます。
続いて、楽天銀行を見てみましょう。
②楽天銀行
楽天銀行の場合、国際キャッシュカードを使っての海外での現金出金にはマイナンバーは不要とのこと。つまり、2019年以降も問題なくお金のやりとりが海外でもできるというわけですね!
参考:【マイナンバーのご提供が必要なお取引】(楽天銀行)
海外送金には、楽天銀行もマイナンバーの提出が必要のようです。
ということは、この二行間での比較だけをすると、非居住者になったとしても楽天銀行のキャッシュカードを持っておけば、海外でも現地通貨を日本の口座から引き下ろせる、ということですね。
番外:クレジットカードのキャッシングであればマイナンバーは関係なさげ
これとは別に、クレジットカードのキャッシング機能を使う際にも、マイナンバーは関係なさそうです。
僕は、楽天プレミアムカード
のキャッシング機能を使ってポーランドで一定金額(家賃支払い用のお金)を毎月下ろしていました。
楽天プレミアムカードのキャッシングは金利が驚くほど安いので、基本的には新生銀行や楽天銀行のキャッシュカードではなくこちらを使っていたのですが、楽天カードのキャッシングについて調べる限りは、こちらもマイナンバーの提出は不要のようです。
2018年1月現在の情報になりますが、今後マイナンバーと銀行口座の紐付けはより強くなっていくと思われるので、早めに調査をして不要なトラブルに巻き込まれないようにしておく必要がありますね。
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