ヘルシンキ空港で免税手続きをするための税関の場所と手続き方法まとめ(乗り継ぎでの機内持ち込み手荷物編)
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ヨーロッパを旅行して免税手続き(付加価値税還付の手続き)をするための方法について、今回はフィンランドのヘルシンキ空港での、乗り継ぎ便利用の方向けの手続き方法と、空港の税関の場所についてまとめました。

※ヨーロッパの免税手続きの流れについて、大枠+注意点をこちらの記事でまとめています。合わせてご覧下さい。

目次

ヨーロッパから日本に帰国する際の免税手続きの場所は?

ヨーロッパを旅行して日本に帰国する際に免税を受けるタイミングは、「EU加盟国を出て帰国するとき」です。ヨーロッパで乗り継ぎ便を利用して帰国する場合は、預け荷物はチェックインをする空港(最初のフライトが出発する空港)を利用しますが、機内に持ち込む手荷物の場合は基本的に、EU圏から出るときとなっています。

フィンランドへは、日本からフィンランド航空が就航している国。ヨーロッパ(ヘルシンキ)までの飛行時間が他の欧州諸国よりも短いことをウリにしている、競争力の強いフィンランド航空を利用してヨーロッパに旅行をする方も多いのではないでしょうか。

フィンランド航空を利用して帰国する場合は、免税手続きはヘルシンキ空港で日本行きのフライトに乗り継ぐときにします。

ここでは、ヘルシンキ空港での手続きをメインにまとめますが、最初に出発する空港での手続きも合わせて簡単に紹介しておきます。

最初に出発する空港ですべきこと

ヘルシンキ空港経由で日本に帰国する場合は、最初にフライトを利用する空港で大きな荷物を預けることになります。

この時に、スーツケースに免税で買ったものを入れる場合は、その空港(例えばパリ)で手続きをして、機内に持ち込むリュックなどに免税商品を入れる場合は、乗り継ぎのヘルシンキ空港で手続きをします。

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スーツケースに入れる荷物と持ち込み荷物の免税商品と書類を確認

荷造りをする段階で、スーツケースに入れる荷物と機内持ち込み手荷物を分けます。このときに、全ての免税商品とその書類を持って、まずは荷物を預ける空港で、スーツケースの中にある商品の免税手続きをします。

まずは、チェックインカウンターに行って列に並び、スタッフさんに「免税手続きをしたいです」と伝えます。そうすると、スーツケースの荷物タグを付けてもらい、搭乗券を発券してもらえるので、そのまま税関に行ってスタンプを押してもらいます(ここで、税関に行かずに荷物をコンベアーに預けてしまうと手続きができないので、注意して下さい)。

なお、免税手続きの際には商品現物を、書類とパスポートと一緒に出す必要がありますが、スーツケースの場合はそれが必要ない場合も多いです(手間がかかるため)。

スタンプをもらったら

書類に税関のスタンプをもらってから、再度カウンターに行って荷物を預けて、保安検査を通過します。

保安検査を過ぎた制限エリアに着いたら、代行業者のカウンターで書類を提出するか、帰国するまで書類を保管して、日本の空港にあるカウンターや投函ポストで手続きをして終了です。

機内持ち込み手荷物の免税手続きの流れは?

さて、ここからが本題です。

ヘルシンキ空港を使って帰国する場合、持ち込み手荷物はヘルシンキ空港まで何もせずに、乗り継ぎの際に税関でスタンプをもらいます。

ただし、乗り継ぎ時間が1時間など、保安検査とパスポートコントロールを受けるだけで時間が手一杯になりそうな場合は、出発地の空港で合わせて手続きをしておきましょう。「飛行機の乗り継ぎ時間が短いので」と伝えると、普通はその場でスタンプをもらうことができます。

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ヘルシンキ空港に着いたら

ヘルシンキ空港で乗り継ぎをする場合、税関でのスタンプは出国審査前に受け取って(①)、出国審査を終えた後のカウンターで書類を提出する(②)という流れになります。

①パスポートコントロールを通過する前にある税関でスタンプをもらう

ヘルシンキ空港の地図を確認すると、ターミナルの中には税関が2つあるようなのですが、分かりやすいのは、国境審査を受ける前の、29番ゲート近くにある小さな税関です。

この写真にあるように、すごく小さいのですが青地の看板に「TULL/CUSTOMS」と書かれていて、小さな窓口があります。

窓口こそ小さいですが、欧州各地から到着したフライトを降りて、ヘルシンキ空港で出国審査を受けるまでに必ずこの場所は日本人だと通るので、この税関が空いているようであれば、ここで手続きをするのがいいでしょう。

1つお店を挟んだ隣には両替所があるので、これを目印にしておくと分かりやすいかもしれません。

免税書類、パスポートと商品を出したら、スタンプをもらえます。

ただ、書類を提出するカウンターが分かりにくいので、スタンプをもらったら出国審査をして、その後にあるカウンターで手続きをするのがいいでしょう。

②出国審査後のカウンターで書類を提出

スタンプをもらった書類は、日本に持って帰ってから提出(投函)してもいいですが、帰国後慌ただしくなるのを避けるために、出国審査を終えたすぐの場所にあるカウンターで提出するのがいいでしょう。

出国審査後からは一本道で、必ず通る場所にカウンターがあるので、代行業者の列を間違えないようにして並びましょう。

スタバの手前にある、と覚えておくと通り過ぎることはないと思います。

還付金は、ヨーロッパに近いうちに再訪するのであればキャッシュで受け取ってもいいですが、クレジットカードに返金してもらうほうが何かと便利です。

クレジットカードへの返金には1ヶ月半ほどかかるようなので、気長に待ちましょう。

なお、書類を提出してしまうと控えの書類が手元に残らないため、万が一のことを考えてスマホで写真を撮って、免税書類の固有番号などを確認できるようにしておくのが堅実です。

免税手続きを終えて出国審査を終えたらラウンジで休憩を

ヘルシンキ空港には、プライオリティパスで利用できるラウンジがシェンゲン外エリアにあります。

免税手続きを終えて出国審査を終えて、フライトを待つ段階になって時間があれば、ラウンジで一休憩して帰国に備えるのもアリですよ。

シャワーもあるので、プライオリティパスで利用できるラウンジの中では重宝する存在です。

まとめ

今回は、ヘルシンキ空港で乗り継ぎをする際の免税手続きの方法について簡単にまとめました。

<他の空港でのタックスリファンドについてはこちらの記事をご覧ください>

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