タロム・ルーマニア航空を使ってブカレスト→キシナウを移動。短いフライトでも機内サービスは充実!
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東欧・ルーマニアのフラッグキャリアはタロム・ルーマニア航空。日本を結ぶフライトは飛んでいませんが、ヨーロッパ各地にネットワークを持っていて、ルーマニアに空路で移動する場合は、乗り継ぎ便を含めてタロム航空を利用することも多いでしょう。

 

今回は、このタロム航空を使ってルーマニアのブカレストからモルドバのキシナウまで移動してみました。その際の情報をまとめておきたいと思います。

 

目次

ブカレスト~キシナウは預け荷物込みで往復2万円ほど

 

このとき利用したフライトは、2泊3日でブカレスト~キシナウを行き来する往復チケットで約2万円で予約。東欧の物価にしては、えらく高い値段設定になっているのですが、ルーマニアのフラッグキャリアはこのタロム航空のみで(他にLCCとしてブルーエアーがありますが)、競合他社がいない区間ではなかなか強気な値段設定になっています。

 

チケットには、23kgまでの預け手荷物も含まれているのですが、これは路線によって異なるようです。というのも、今はヨーロッパ圏内を飛ぶフラッグキャリアでも、LCCとの競合激化により、最安料金のチケットでは「預け手荷物は含まれない」設定になっていることが多いからです。僕たちが買った往復チケットでは、往路のキシナウ行きのみ預け手荷物が含まれていて、復路には含まれていませんでした。まあ、ヨーロッパで暮らしながら周辺国を旅するのであれば、預け荷物は不要なことが多いですが、チケット購入の際は念のため注意が必要です。

 

機体はプロペラ機のATR72。大型サイズの手荷物は荷物室へ

 

ブカレスト・オトペニ空港には出発の90分ほど前に到着し、カウンターでチェックイン&搭乗券の発券をしてもらって、そそくさと出国審査を済ませて制限エリアで待ちました。オトペニ空港には、プライオリティパスで使えるラウンジがないので、時間を潰すのがなかなか面倒…。

 

 

キシナウまでのフライトの機材は、プロペラ機のATR72。何度か乗ったことがありますが、2列×2列シートで座席上の棚もスペースが小さいので、大きさが50cmを超えるバックパック(カメラバッグのようなもの)を機内に持ち込む場合は、一番後ろの収容スペースに置いてもらうよう、アテンダントさんにお願いしました。

 

座席の間隔はまずまずの広さ。LCCだともう少し狭いように感じますが、大多数の日本人には気にならない広さでしょう。

 

離陸をしてから少しすると、飲み物と軽食のサービスがありました。キシナウまでは1時間強のフライト時間ですが、なかなかしっかりとしたサービスがされます。

 

東欧の専売特許とも言える、硬めのパンにハムとチーズとピクルスを入れたサンドイッチと、パンケーキみたいなもの。

 

ポーランドにいたときもこういうサンドイッチは何度も食べましたけど、さすがにいい歳してくると胃に負担がかかるんですよね…。これ毎日食べて暮らせって言われたら無理です。

 

飲み物には赤ワインを頂きました。モルドバは隠れたワイン産国ですが、ルーマニアでも多くの種類のワインが作られています。

これがパンケーキ。これだったら特に問題なく食べられますね。

 

トランシルヴァニアを貫くカルパチア山脈を下に見て、キシナウへ

 

フライトを利用したのは、10月初旬の17時頃から。夕暮れの時間帯と被っていて、離陸後30分くらいすると進行方向左手の眼下には、カルパチア山脈に太陽が当たって陰影の深い景色が広がっていました。通路側の座席に座っていたので写真は撮れていませんが、あの景色は一度見ると心が洗われます。

 

全体で1時間と少しの飛行時間で、とくに遅れることもなくキシナウ空港に到着。到着時に荷物室に預けた荷物を取って、タラップを降りてそのまま徒歩でターミナルの建物に行って入国審査を済ませました。

 

キシナウ空港では、ちょうどワインフェスティバルの時期だったからなのか、入国審査を済ませたコンコースでは、モルドバワインの試飲ボトルが観光客全員に配布されていました(通年で行われているのかもしれませんが)。

 

ブカレスト~キシナウは、バスを使って6時間ほどかけて移動するのが多くのバックパッカーの「定跡」となっていると思いますが、飛行機を利用して移動してみるのも十分にありだと思います。タロム航空はスカイチームに加盟しているので、デルタスカイマイル(デルタ航空)やフライングブルー(KLM・エールフランス)などのマイレージプログラムでマイルが貯まるのも有り難いところ。

 

航空券代はそれなりにしますが、時間短縮とマイル積算ができるのであれば、ルーマニアからの「ちょい旅」でモルドバに行くのであれば、使ってみるといいかもしれません。

 

 

なお、ルーマニアのLCCであり、タロムの競合他社にも当たるブルーエアー(BlueAir)も、2019年の11月に利用しました。こちらも手荷物規定が厳しかったですが、利用区間によってはタロムよりも安上がりになる可能性もあります。

 

BlueAirの手荷物規定については、こちらの記事をご覧下さい。

 

 

参考:ブカレスト~キシナウのフライト利用で貯まったマイル

ブカレスト→キシナウ:188マイル(フライングブルー)

キシナウ→ブカレスト:375マイル(フライングブルー)

※共にエコノミークラス利用

 

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