ポーランドの首都ワルシャワとリトアニアの首都ビリニュスは、ポーランド以西(以南)とバルト三国を結ぶ重要なルートで、バックパッカーをはじめ、多くの方が利用することと思います。
今回は、ワルシャワとビリニュスの移動方法についてまとめました。
目次
①断然おすすめはバス。本数も多い。
ワルシャワとビリニュスの移動で一番便利なのは、なんと言ってもバスです。リトアニアに限りませんが、バルト三国は、それらの国同士の移動ももっぱらバスに頼ることが多くなってきます(鉄道は、ロシアとバルト三国を結ぶ路線が発達しています)。
リトアニアとポーランド間の移動も同じで、ワルシャワ~カウナス~ビリニュスのルートでバスが、1日に何本も運行しているので、これを使うのが一番便利で快適です。
特に、上の写真のLuxexpressはラグジュアリー感のあるアコモとなっていて、デフォルトでリクライニングが利いていたりと、一番快適なバス会社です。
他にもEurolinesなどの大手も運行しているので、出発時間や運賃などを考慮して予約をしてみるといいでしょう。
なお、予約にはGoEuroを利用するのが便利です。
参考までに、移動時間はワルシャワ~ビリニュスで約8時間、ワルシャワ~カウナスで約6時間。カウナスに立ち寄って杉原千畝博物館に寄ってみるのも、これらの都市の移動では一考に値します。
②少し高いけれど飛行機。シーズンによってはLCCも利用可
実は、ワルシャワ~ビリニュス間には飛行機も飛んでいます。
毎日運行しているのは、ポーランドのフラッグキャリア・ポーランド航空。
移動時間(空港間)は約1時間と、バスで8時間かかる距離をすっ飛ばしてくれるのは、時間がない旅人にとっては何にも代えがたいメリットです。
とは言ってもフラッグキャリアのため、片道運賃では割高となってしまい、バックパッカー向けの選択肢ではないのも事実です。
ただ、季節によってはLCCのウィズエアーが飛んでいることもあります。2019年1月現在、公式サイトを検索してもこのルートは出てきませんが、2018年の夏には運行されていました。ウィズエアーは片道での利用も手軽にできるので、旅行の前に一度検索してみるのも損はないでしょう。
航空券検索は、串刺し一括検索のスカイスキャナーでしてしまいましょう。フラッグキャリアの場合、公式サイトより安く買えることもしばしばです。
③鉄道での移動はほぼ無理…しかし夏は利用できる!?
最後に、ワルシャワ~ビリニュス間を鉄道で移動できるのか?ということについて書いておきたいと思います。
残念ながら、バルト三国では鉄道インフラの整備が著しく遅れていて、それはポーランドとのインフラ整備についても同じです。
実際、ポーランド国鉄のサイトで「ワルシャワ→ビリニュス」でチケットを検索しても2回乗り継ぎで、しかも、日本人でもビザが必要なベラルーシを経由しての移動になってしまいます。日本以外の第三国でベラルーシのビザを取るのはとても面倒なので(ラトビアのリガだと取りやすいようですが)、事実上、鉄道での移動はできないと言えます。
ただ、鉄道については数年前に、ビリニュス~ビアウィストク(ポーランド東部、ベラルーシ国境に近い主要都市)間を結ぶ普通列車が運行を初めて、ワルシャワ~ビアウィストク~ビリニュス、というルートで移動ができました。確かに、そのニュースが出た時にサイトで調べてみると、そのルートでのダイヤが表示されたので、このブログを書いている2018年年末~2019年1月という、オフシーズンの時期ゆえの列車運休とも考えることができます。
もし、「鉄道でなんとしても移動したい!」というのであれば、旅行前にポーランド国鉄のサイトなどで検索をしてみることをオススメします(ビアウィストク経由のものがヒットすれば、それで移動はできます)。ただ、所要時間はバスよりも長いので、よっぽどの物好きでなければ、バスを利用するのがいいかと思います。
ポーランド国鉄のウェブ予約方法については、こちらの記事で解説しています。
まとめ
ワルシャワ~ビリニュス間の移動は意外と選択肢が少なくて、ほぼバス一択になってしまうのが現状です。予算や旅のスケジュールと相談して、飛行機を使ってみてもいいかもしれません。
※最新の交通機関情報は更新されている可能性があります。ヨーロッパ内の鉄道、バス、飛行機を串刺し検索できるOmio(旧GoEuro)を利用されるのが確実で、オススメです。
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