ヨーロッパのLCCのうち、easyJet(イージージェット)は主にイギリスやフランスなど、西側諸国を結ぶフライトが多い航空会社です。
ずっと東欧を拠点にしている僕にとって、このeasyJetを利用する機会がなかったのですが、先日初めて予約をすることになりました。これまで、ライアンエアーとWizzairは使ったことがありましたが、easyJetは初めてだったので、予約方法や手続きで分かりづらかった部分などをまとめておくことにします。
まずは、トップページにアクセスをしましょう。
目次
①まずはトップページから情報を入力(これは簡単)
最初にするのは、他のLCC同様、出発地と到着地、日にち、片道か往復か、などの情報入力です。
easyJetの場合、片道か往復かは一番上に「One way」という、チェックを入れる欄があるので、ここにチェックを入れるかいれないかで操作可能です。
今回は、スイスのバーゼルからハンガリーのブダペストまでのチケットを片道で購入することにしました。
②為替レートが分からない場合、切り替え可能(便利!)
バスケットに入れたのは、バーゼル発の片道航空券です。
ここで、チケット代は出発地の通貨(バーゼルはスイスなどで、スイスフラン)で表示されるのですが、スイス在住でもないと、スイスフランの為替レートは分からないと思います。
他のLCCだとこういう場合、スマホで為替アプリを開いて日本円に計算し直すのですが、easyJetの場合、他の国の通貨に予約の時点で切り替えることができます。
それが、上の写真の「change currency」というオレンジ色のボタンです。これをクリックすると、
このように、ユーロやポンドをはじめとする、欧州各国の通貨に変更することができます。
今回はハンガリーフォリントに変更しました。
これで「Continue」をクリックして、先に進みます。
③持ち込み手荷物の規定がややこしい&厳しい!
さて、次は座席指定に進むのですが、easyJetの場合、この座席指定をするかしないかがとても大切です。
というのも、他のLCCとは違って、座席指定(しかも一部の、機内前方の座席)を予約しないと、機内には1個の荷物しか持ち込めないのです。
ちなみに、ライアンエアーなどの他のLCCでは、「優先搭乗チケット」のような別のオプションがあるんです。
・ライアンエアー=Priority & 2 cabin bags
・ウィズエアー=Wizz Priority
といった、プライオリティーサービスですね。
なので、これらのLCCだと、座席指定をしなくてもこのオプションを買えば、バックパック+ポーチやパソコンカバンなど、合計2つの荷物を持ち込めます。
しかしeasyJetの場合、このような「プライオリティ」オプションが存在せず、事実上、「前方座席指定」オプションが優先搭乗+手荷物2個持ち込み、のオプションになっています。
(他の方法もあるのですが、後で述べます)
それがこちら。
座席指定の画面で「Extra Legroom & Up Front seats...」と表示されるのですが、つまりは、これらの座席を指定しないと、手荷物を2個持ち込めないのです。
(ちなみに、大手航空会社では「手荷物1個」=リュックサックやバックパック+パソコンかばんやウエストポーチ、のように、事実上2個カウントされますが、LCCは「1個」は「1個」、パソコンかばんなどは「2個目」にカウントされてしまいます)
なお、easyJetの場合、「1個」で持ち込めるかばんの大きさは56cm×40cm×24cm程度の、中型バックパックやキャリーケースに対応しています。これとは別に、パソコンかばんなどを持ち込みたい場合は、座席指定画面で特定の座席を予約しておく必要があります。
そして、2個目の手荷物を持ち込める座席指定は、前方の1番(Extra Legroom)か、2番~5番(Up Front seat)のいずれか。当然1番の座席のほうが指定料金が高いです。
今回はUp Front seatを予約してみました。料金は、今回は約2000円。
予約時はキャリーケースあるいはリュックサック1つだけ、という場合でも、もう1個余分に持ち込まないといけない可能性があれば、予約をしておくほうがベターです。
④座席指定をしたら預け荷物をオプション選択
続いては、預け荷物(大型スーツケースなど)があれば、こちらもオプションで追加します。
15kg、23kg、26kgから選べます。バックパックの場合は15kgで十分でしょうか。
他にも、スポーツ用品や楽器などの特殊荷物も選択できます。料金は、今回の予約の場合は約3000円(15kg)~でした。
ここまでの操作が済んだら次に進みます。
預け荷物がないか、念のため聞かれますがacceptして次に進みましょう。
この後は、個人情報を入力して支払に進みます。
年齢は、なぜか「16歳」「17歳」「18歳以上」の3通りから選ぶことになります。
カード決済の種類も豊富です。
決済が終わると登録したメールアドレスに連絡が届きます。あとは搭乗前にオンラインチェックインをすれば、問題なく搭乗できますね。
チェックイン方法などについては、また実際に搭乗したらこの記事に加筆する予定です。
補足:機内に2つ手荷物を持ち込むには
上にも書きましたが、ライアンエアーやウィズエアーとは違って、機内に2つ手荷物を持ち込めるオプションがよく分からなくて、最初テンパりました。
他にもいくつか方法があるようですが、日本人にとっては以下の2つから選ぶことになると思います。
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①前の座席を予約時に指定
これは上で説明したとおりですね。この方法が一番分かりやすいでしょう(最初分かりづらかったですが)。
②easyJetのplusメンバー会員になる
easyJetにはplus membershipという有料会員制度があるようで(Wizzairのディスカウントクラブのようなもの)、easyJetを頻繁に利用するのであれば、この会員になったほうがトータルで見ると安上がりかもしれません。
このメンバーシップの年会費は199ユーロと、決して安くはありませんが、これに加入すると
・機内に持ち込める手荷物が2個
・座席指定が事前に可能
・空港の保安検査を専用レーンで早く通過
・預け荷物のカウンター情報が事前に分かる
・優先搭乗
というベネフィットが、他にも付いてきます。
ただ、荷物を2つ持ち込むのであれば、1回の座席指定が2000円(15ユーロ)程度でできてしまうので、よっぽど頻繁にeasyJetを利用するのでない限りは、オプションで都度座席指定をしたほうが安上がりかと思います。
まとめ
今回は、easyJetの予約方法と、持ち込み手荷物を2個にする方法についてまとめました。
特に、手荷物の個数ルールと制限解除の方法は他のブログにも載っていなかったので、この記事を参考にして頂ければと思います。
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