ポーランドのワルシャワとオーストリアウィーンは、共に世界的に有名な音楽家にゆかりのある街。
両国は直接接しておらず、間にチェコがありますが、距離が比較的近いため、これら2都市を合わせて旅行で回る方も多いかと思います。
今回は、これらの都市をダイレクトに移動する方法を比較してまとめてみました。
目次
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LCCとフラッグキャリアが就航している空路(一番便利)
ワルシャワとウィーン間は、どちらに行くにしても飛行機で1時間30分程度。陸路では距離があるため、サクッと移動したいのであれば、飛行機を使うのが一番便利です。
両都市を結んでいるのは、
・ポーランド航空(スターアライアンス)
・オーストリア航空(スターアライアンス)
・ウィズエアー(LCC)
で、ポーランド航空とオーストリア航空は多くがコードシェア運航されています。
ポーランド航空・オーストリア航空は合わせて1日6往復運航しており、このうち5本はコードシェア便(ポーランド航空機材運航が2往復、オーストリア航空機材運航が3往復)、1本はポーランド航空のコードのみで運航です(ポーランド航空機材運航)。
また、これに加えて2020年2月現在で、火曜日を除く全ての曜日で、昼間の時間帯にWizz Airが1往復運航しています。こちらは、冬場の閑散期だと片道2500円ほどから利用することができる(機内持ち込み手荷物が小さなバッグ1つの場合)ため、どちらかの街を拠点にしてもう一方の街に数日訪れる、あるいはヨーロッパを一筆書きで周遊する、という場合に利用を検討してみるとよいでしょう。
加えて、両都市間の空路移動が便利な点は、フラッグキャリアもLCCも、どちらも大型空港(ワルシャワ・ショパン空港とウィーン空港)に発着していること。どちらも空港も街の中心地からそこまで遠くないので、空港に着いてから長い移動が待っている…ということもありません。
フライトを検索する場合、串刺し検索ができるスカイスキャナーを使うのが一番便利ですよ。
なお、ウィズエアーの手荷物規定については、こちらの記事で解説をしています。
ワルシャワ空港と市内の移動方法、ウィーン空港と市内の移動方法についてはそれぞれ、以下の記事で詳しく解説をしています。
旅情を感じたいのであれば、3往復(夜行含む)が運転されている鉄道を
ヨーロッパ中に敷かれている鉄道網のおかげで、ワルシャワとウィーンは鉄道での移動もできます。1日4本運行で、2本が昼行、1本が夜行となっています。運行スケジュールは、
ワルシャワ中央発ウィーン中央行き
6時30分発13時19分着(EIC/特急)
14時45分発21時49分着(EIC/特急)
18時48分発翌7時着(NightJet/夜行急行)
ウィーン中央発ワルシャワ中央行き
6時6分発13時11分着(EIC/特急)
14時10分発21時24分着(EIC/特急)
22時10分発翌9時40分着(NightJet/夜行急行)
というダイヤです(2020年2月現在)
車両は座席車(2等車、1等車)、簡易寝台(クシェット)、寝台の4種類が連結されていて、ワルシャワからウィーンに向かう場合、国際列車の予約は駅の窓口(国際列車用)でしかできないため、そこで手配をする必要があります。
しかし逆に、ウィーンからワルシャワを目指す場合、オーストリア国鉄のサイトから、昼行夜行の全ての座席種類を予約することができます(売り切れの場合は不可)。
ポーランド発オーストリア行きのほうが少し準備が面倒くさいですが、以下が、それぞれの国鉄のチケット予約方法についてまとめた記事ですので、適宜そちらを参照して頂ければと思います。
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長時間移動が苦にならなければバスも可
最後に紹介するのはバスですが、こちらは
・値段はLCCとさほど変わらない
・所要時間は鉄道より長く、夜行でも横になれない
という2つの要素があるため、一応乗り換え無しで移動はできますが、順位はどうしても下がってしまう方法と言えます。
2020年2月現在、昼行1往復、夜行1往復が運行されていますが、ともにワルシャワの発着地はワルシャワ西駅、ウィーンの発着地はエルドベルクのバスターミナルとなっていて、そこと中心との移動にもう一手間かかるのが、やや面倒なところ。
バスはいずれもFlixbusでの運行。比較のために検索をしてみるのはいいかと思います。
おまけ:ワルシャワ~ブラチスラバの移動はウィーンまで飛行機利用が吉
ワルシャワと、スロバキアの首都であるブラチスラバとを移動する場合、ウィーンとブラチスラバの距離が非常に近く、またウィーン空港がウィーンの街とブラチスラバとの間に位置しているため、鉄道やバスでこれらの街を直接移動するのではなく、Wizz Airを使ってワルシャワ~ウィーンを飛行機、ウィーン~ブラチスラバをバスで移動するのが、一番時間のかからない方法です。
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まとめ
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