
今回はシベリア鉄道の旅行記です。
このブログをはじめのほうからフォローして下さっている方はご存じかと思いますが、今回僕はポーランドでワーホリをするのに、中国の北京からポーランドのワルシャワまで、はるばる鉄道を使ってやってきました。まあ、ワーホリをするのにシベリア鉄道を使う人なんてそうそういないと思いますが(笑)、この鉄道に乗るのは僕の夢の1つだったので、今回利用してきたわけです。
というわけで、旅行から随分時間が経ってしまいましたが、このブログでも何度かにわけて、旅行の模様をお届けしたいと思います。「シベリア鉄道に乗ってみたいな~」と思っている方は、一連の旅行記も参考にして下さい。
目次
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⓪ざっくりとした旅程
今回僕が日本からポーランドまで移動したスケジュールは、簡単に言うと以下の様なものでした。(年は2016年)
7月4日(月) 18時半頃のフライトで関空から北京空港までひとっ飛び
7月5日(火) 終日北京散策
7月6日(水) 昼前の003列車(K003)に乗って、まずはウランバートルへ出発!
7月7日(木) 昼過ぎにウランバートル着
7月8日(金) 日中はウランバートルや周辺の草原を、個人ツアーで周遊。夜に列車に乗って移動
7月9日(土) ロシア入国、終日移動。
7月10日(日) 朝にイルクーツク到着。バイカル湖畔のリストビヤンカという街まで移動
7月11日(月) 午前中はリストビヤンカを散策、午後からイルクーツクを散策して夜の列車でモスクワに向けて出発
7月12日(火) 終日移動
7月13日(水) 終日移動
7月14日(木) 終日移動
7月15日(金) 未明にモスクワ着、モスクワを散策
7月16日(土) 終日モスクワを散策
7月17日(日) 午後に列車で、ポーランドに向けて移動(ベラルーシ通過)
7月18日(月) 未明にポーランド入国、朝8時半頃にワルシャワ到着
……いかがでしょうか、2週間かけて途中下車&移動、という繰り返しなんですが(笑)、実際に旅をしてみると、2週間でも全然足りませんでした。このルートでもう一回旅をするなら、今度は3週間くらいかけないと満足した旅行はできないかな、と思っています…。
というわけで、何回にわたるか分かりませんが、シベリア鉄道の旅の記録を公開していこうと思います。もちろん、平行して他のコンテンツも配信していくので、終わりが見えないんですが、実際にシベリア鉄道で旅をしているように、気長に楽しんで下さいな!
①始まりは北京駅
シベリア鉄道でのユーラシア大陸横断、始まりは北京駅です。ちなみに、万里の長城に行くのは「北京北」駅で別なので、くれぐれも勘違いしないようにしましょう!
参考記事:【中国旅行】万里の長城にバスでぼったくられずに行く方法
北京駅は、北京の中心の南東にあります。僕はホテルから送迎を付けてもらって(ツアーに含まれている)車一台で1時間半ほど前には到着しました。駅前は以下の通りで、人もごった返していて、重い荷物を幾つも持っていると、1人での移動は大変かも知れません(送迎を利用してよかったです)
列車の出発時間は11時22分なんですが、乗車開始が10時50分頃で、僕は10時過ぎには駅に到着しました。ウランバートルまでのチケットは送迎のスタッフが持っていて、駅に入るときに渡してくれました。駅に入るときにチケット検査が必要で、その入口が幾つかあったのですが、シベリア鉄道は国際列車だからか、一部の入口からしか駅に入れませんでした。
(送迎のスタッフが待合室まで送ってくれたので、特に問題なかったのですが、1人でするとなると、周りに人も多いですし、神経が無駄にすり減るかも知れません。)
駅構内。台湾の台北駅もこんな感じでしたが、堂々とした造りです。
↑出発案内。「11:22」の列車が、はるばる5泊6日かけてモスクワまで行く国際列車です。
↑これが改札口の手前。
↑改札付近の様子。他の列車に乗る人も多くいますが、基本的にゴタゴタしています。僕はすぐ近くのカフェでコーラを注文して一服。
↑11時前に改札が始まりました。思った以上に西洋人の顔立ちが多く、アジア系の顔はそこまで見えませんでした。
↑ホームでの案内表示。当然、このホームにはモスクワ行きのこの列車に乗る人しかいないので、変な集団はいませんし、トラブルの不安もなく過ごすことができます。
↑チケット。改札を入るときと客車に入るときにチェックされました。
以下は一眼で撮った写真。
出発前のホームの風景。
客車が、かつて日本を走っていた「トワイライトエクスプレス」のカラーリングに似ているんですよね。深緑に黄色のラインが引かれています。
しかし、北京からはるばるモスクワまで1本の列車で行けるっていうのは、すごいことだと思います。スケールが違いすぎてグッときてしまいました。
僕の客車は、11号車。全部で15両編成くらいでしたでしょうか。僕は幼い頃に、東京と九州を結ぶブルートレインを本で読んだりして知っていたので、その姿を頭に思い浮かべながら、いろいろと噛みしめて乗車しました。
個室の様子。4人乗りのコンパートメントです。
窓を開けてぱちり。
内装。中国製の客車なんですが、案外中はしっかりとしていました。
北京から客車を引っ張る機関車。うーん、昔本で知った機関車と違う…。
↑出発間近の風景。
さて、国境審査も含めてウランバートルまで約27時間の旅が始まります。
【お知らせ】
2016年7月に旅した、北京~ワルシャワ間のシベリア鉄道の旅の写真集を出版しました。車窓風景はもちろん、車内や途中で立ち寄った街の景色もこちらでお楽しみ頂けます。Kindle本で、Kindle Unlimitedに登録済みの方は無料でお楽しみ頂けます。
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