
世界遺産・ヤヴォルとシフィドニツァの木造教会を巡るときに一番ネックとなるのが、ヤヴォルとシフィドニツァ間の移動方法です。
これは僕も、事前の調査が大変でして…。なんといっても、そもそもバスが動いているのかどうかが分からないのと、鉄道も直通で行けるのか、どれくらいの頻度で行けるのかがほぼ分からない…という状態でした。
が、実際に行ってみて分かったことは、
鉄道でもバスでも行ける
ということです。
今回は、ポーランドの世界遺産ハンターになりたければ(なりたくなくても)知っておきたい、シフィドニツァとヤヴォルの移動方法についてまとめました。
目次
ベターなのは鉄道
シフィドニツァとヤヴォルは、40kmほど離れた街でして、最初に「ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群に行こう」と思った人は、ググってみると必ず「全然違うまちやんか…」とがっくりきてしまうはずです。
だって、「ヤヴォルとシフィドニツァ」って言うくらいですから、離れていても隣町くらいだろ、みたいなノリで考えてしまいますよね。
ですが、40km離れているといっても、もう大丈夫です。
ヤヴォルとシフィドニツァの間には、バスも鉄道も走っているので、どちらかを使えば確実に移動できます。
が、ベターなのは鉄道を使うことです。
というのも、バスは土日は気前よく全便運休してしまうからなんですよね…。2本くらい残しておいてくれよ、って話なんですが。なので、平日にこれらの教会を訪れるならともかく、土日に行く場合は鉄道を利用しましょう。
(※厳密に言えば、ググってみたところ、ヤヴォルからシフィドニツァに行く毎日運行しているバスもあるようなんですが、シフィドニツァの停留所が街の中心から離れているのと、反対行きの時刻表がどうしても見つからなかったので、選択肢に入れないほうがいいと思います)
で、鉄道の時刻表は、シーズンによっても少し変わるので、ここではあくまで参考情報として掲載しますが、
シフィドニツァ→ヤヴォルは
14時8分発、14時46分着、
ヤヴォルからシフィドニツァに行く場合は
14時48分発、15時28分着
の1本しか、使いやすいのがありません(2016年12月3日のダイヤで検索)。
これより前の便は、午前9時頃の列車になるので、日帰りでシフィドニツァ~ヤヴォル間を移動するのであれば、使うのは無理です。
ただ、ヤヴォルを15時前に出発するのは、ヤヴォルの街に時間つぶしをするところもそんなにないのと、冬は16時前に日が沈んでしまうため、シフィドニツァの教会に着いたときは日が暮れていた…なんてことになってしまいます。
ので、鉄道の場合はシフィドニツァ→ヤヴォルの順で訪れるのがいいでしょう。
ただし、夏は本数が少し増えるかもしれないので、興味がある方は
から検索してみて下さい。
ヤヴォル→Jawor
シフィドニツァ→Swidnica Miasto
と入れるのが正しい方法です。
なお、シフィドニツァ~ヤヴォル間の運賃は、通常運賃で10.6ズロチでした。両方の駅とも無人駅なので、列車に乗ったら車掌さんに切符を発行してもらう必要があります。クレジットカードは使えない可能性が高いので、現金を握りしめていきましょう。
所要時間は約40分で、バスより速いのは嬉しいですね。
バスのダイヤは?
さて、鉄道はほぼ1本しか選択肢がありませんが、バスの場合は、もっと多いです。
利用するのはKacper Transportという会社のバスです。
http://buskacper.pl/?page_id=7
リンク先にもダイヤは載ってありますが、
シフィドニツァ→ヤヴォル
ヤヴォル→シフィドニツァ
です。ヤヴォルのバス停は、2番目のRapackiegoが教会に近いです。シフィドニツァはDworzec autobusowyが、鉄道駅に隣接しているバスターミナルなので、始発/終点ですね。
バスの運賃は不明なんですが、時間は1時間くらいかかってしまいます。それでも、鉄道より本数が多いのは救いですが…。
ちなみに、時刻表の一番上にある注釈の「D」が「月曜~金曜運行」なので、見事に土日は全便運休!という始末です。こんなバス会社初めて見ましたよ…。
ヤヴォルとシフィドニツァの鉄道駅、バス停はここ!
最後に、それぞれの街のバス停と鉄道駅、そして教会の場所をシェアしておきます。
まずはシフィドニツァ。
教会がここ。
で、鉄道駅/バスターミナルがここ。
ヤヴォルは、教会がここ
で、Rapackiegoのバス停はこの辺り。
(実際のバス停は、赤のピンより少し左側(西側)です)
駅はここ。
それぞれの地図をパンフォーカスしてみて下さい。教会と駅はそこまで離れていませんので、歩いて十分アクセスできますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群は、ポーランドの世界遺産の中でもマイナーな部類に入ると思いますが、両方を日帰りでアクセスする場合は、是非今回紹介した方法で、両方の街を移動してみて下さい。(もちろん、1日目にヤヴォルだけ、一度ブロツワフに戻って2日目にシフィドニツァ、という方法もOKです)
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