イタリアの首都であるローマは、僕が思っていたほど治安が悪い、というわけではありませんでしたが、観光地ならではのトラブルにいくつか遭遇しました。どれも、正しい対応をすることでトラブルを未然に防ぐことができる、あるいは最小限に抑えることができます。今回はそんな、僕が経験したトラブル集をまとめました。
目次
①バチカン美術館内のカフェでお釣りが返ってこない!
バチカン博物館は面積が大きくて、興味のある展示を見て回るといくら時間があっても足りません。途中で休憩ができるカフェテリアがいくつかあるのですが、僕はシスティーナ礼拝堂(「最後の審判」が見られる場所)の手前にあるカフェで遭遇しました!
カフェでコーヒーとサンドイッチを頼んで7.6€。20€札しかないのでそれを渡したら小銭しか返ってこず、その金額が明らかに2.2€でした。10€札が返ってこないので10€は?」とスタッフに聞いたら、「お前10€札渡したでしょ」と…。
いやいや、まだ色んなお客さんが押しあってお釣りが分からなくなるっていうのなら分かりますが、順番に列を作って注文しているので、お釣りを間違えるということにはならないはずです。何度かしぶとく「いや、青色の20€札渡したでしょ!?」と問いただしたら、全額渋々、きちんと返してくれました。
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対策
このカフェではクレジットカードが使える端末があったので、現金ではなくクレジットカードでの支払いをするように伝えてみましょう。不要なお金のトラブルを避けることができます。
(ただし、クレジットカードでの支払いを拒まれる場合もあると思うので、その場合は、なんとかクレジットカードを使えるようにしぶとく伝えてみて下さい)
②バチカン市国のすぐそばにあるぼったくりレストラン
実は、生まれてこのかた「ぼったくりレストラン」なるものがあることを知らなかったのですが(笑)、ローマで「たまたま」経験してしまいました。
どんなレストランかというと、入店してメニューをもらったのですが、写真しか載っていなくて値段が書かれていません。隣のイタリア人?のお客さんには値札が書いてあるメニューを渡していたように思うのですが、おかしいと思ってGooglemapのレビューを慌てて確認したら平均レビューが1.1。口コミも相当酷く、とんだシロモノを食べさせられて40€なんてザラに下らないこともあるようで...
僕は、ちょうどバチカン市国の周りを歩いていると夕立に降られたので、雨宿りのために入店したのが運の尽きでした。
イタリアでラザニアを食べたかったのでそれを注文したのですが、
イタリア料理は詳しくないんですが、自分みたいな素人がみても「これはラザニアちゃうやろ?」と一目で分かるシロモノ。スープが入っているようなお皿(料理が入る部分が小さい)に入っていてなんと15€!(会計の時に知りました)
んなアホな、という感想と一緒に、もっと高かったら悲惨だったな、という思いも。
これにビールが7€で加わって、更にサービス料?が1割だったかチャージされるという恐ろしいお店。
場所はここ。
対策
ローマでこれだけ酷いお店は両手に入るくらいだと思いますが(下調べせずに入って当たってしまう確立は低いはず)、メニューを見せてもらって値段が書いていなかったらすぐさま疑って、何もせずに出ていきましょう。注文をしない限りこちらが咎められることはないと思います。
③写真兵からの強引な写真撮影を撮影料請求
ポポロ広場からピンチョの丘に上っていく時に、中世の騎士(?)のコスプレをした3人組がいました。
場所はこのあたり。
このピンの、少し上の道(階段)近くです。
カメラ持って歩いていたらおもむろにカメラ渡すように言われて写真一緒に取られて、5€くらいチャージされるのかと思っていたらまさかの20€×2人分って言われて失笑。
5€くらいなら笑って払ってもいいか、と思っていましたが、さすがに20€はアホくさいので、返却してもらったカメラをもらって(笑)、適当にあしらってそそくさと退散しました(そのため、ピンチョの丘には行けず)。
なお、後で追いかけられても面倒なので、とりあえず写真を全て削除して証拠を消し、「そんな写真撮ってないでしょ?」と言い返せるようにしようと写真を確認したのですが、見事に全て、日陰での撮影になっていて誰の顔もはっきりと分からない状態でした(笑)
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対策
どうも、この写真兵はコロッセオなどでもいるらしく、お金を払うまでカメラを返してもらえないこともあるようです(多分、僕が出くわした相手が間抜けだっただけでしょう)。
ということは、カメラを渡してしまった時点でこちらが相当不利になることが予想されるので、声をかけられてきても無視を続けて、毅然とした態度でやり過ごすのが一番手堅い防御方法だと思います。それか、声をかけられたら写真兵だけを撮影して、こちらから料金を請求するか(笑)
まあ最後のは冗談ですが、相手の土俵に立たないで、のらりくらりとやり過ごすのが一番です。
まとめ
今まで、それほど「ザ・観光地」というヨーロッパの街に行ったことがほとんどなかったのですが、ローマでいくつか洗礼を受けてしまいました。とは言うものの、20代後半になって少し金銭的にも気持ち的にも、旅の経験的にも余裕が出てきたのか、それほど精神的ダメージを受けることなく全てやり過ごすことができました。
ただ、どの経験にせよ、実害がなくても経験をしてしまうことでせっかくの旅行が台無しになってしまうのは間違いありません。気を緩めずに、変な対応をされた時には毅然として対応することを忘れないで下さい。
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