リトアニアのビリニュス近郊にはトラカイという、湖の上に浮かぶ城が名所になっている街があります。
このトラカイ城は、「小さなマルボルク城」(※マルボルク城は、ポーランドのマルボルクにある世界遺産の「マルボルクドイツ騎士団の城」のこと)とも呼ばれ、かつてリトアニア大公国が栄えたときに中心的な場所として栄えました。
今回は、ビリニュスからトラカイまでのアクセス方法と、トラカイ城までの行き方をまとめました。
目次
ビリニュス~トラカイは鉄道とバスで約30~40分!
リトアニアのトラカイは、ビリニュスから西に約30kmのところにあり、大変アクセスしやすい街です。ビリニュス観光と合わせて、半日ほど時間を取って一緒に足を運びたい場所ですね。
ビリニュス~トラカイは、他の街同様にバスと鉄道でアクセスできますが、やはりバスが頻繁に出ているので、鉄道よりもバスを使うほうが便利です。
バスはビリニュスバスターミナル~トラカイバスターミナルを約40分で結び、1時間に2~3本以上のペースで日中は運行しています。
一方、鉄道はビリニュス~トラカイ間を1日にたったの5往復しかせず、日中の便も非常に少ないのとトラカイ駅で30分程で折り返して出発してしまうため、往復共に鉄道を利用するのは現実的ではありません。
運賃はバス、鉄道共に1.8ユーロですが、鉄道の場合、車内で切符を購入すると+1.45ユーロの手数料がかかってしまうため、ほぼ倍の金額を払う必要があります。また、僕はビリニュス→トラカイの移動に鉄道を使いましたが、出発直前に駅の窓口で切符を買おうとすると「車内で買って!」と言われてしまい、結局手数料も払う羽目になってしまいました。
また、トラカイ駅は無人の終着駅なので、トラカイ→ビリニュスを鉄道で使う場合は必ず手数料を上乗せで支払う必要があります。バスのほうが本数も多いので、とりあえずバスターミナルに足を運んで飛び乗りで移動できることを考えると、往復共にバスを使うのが無難と言えるでしょう。どうしても片道だけ鉄道を使いたい場合は、ビリニュス発13:30分の列車があるので、それを利用することをオススメします(その日の午前中にカウナスの杉原千畝博物館を訪れ、カウナス12:08発の列車でビリニュスに戻ると、10分程の接続時間でこのトラカイ行きに乗り換えることができます)。
列車の中の様子はこんな感じ。
明らかに、新幹線の2×3の指定席車両より横幅が広いです…
こんな列車。
また、バスターミナルは鉄道の駅よりもトラカイの中心部にあり、こちらのほうが利便性も高いです。
ビリニュス行きのバスの時刻表。トラカイバスターミナルはプラットフォーム毎にバスの行き先がほぼ決まっているので、「Vilnius」と書かれたホームの時刻表を確認しておきましょう。とはいっても、本数は多いのでとりあえずバスターミナルでバスを何本か待てば、確実の乗れます。
バスターミナル/トラカイ駅からトラカイ城へのアクセス方法
上に少し書きましたが、トラカイ駅は街の中心部から少し離れた所にあり、トラカイ城に行く途中にバスターミナルを通過していくことになります。
まず、鉄道駅はここ。
続いて、バスターミナルはここ。
そして、トラカイ城はここ。
地図を見ても、駅、バスターミナルからお城まで結構離れていることが分かります。
バスターミナルから、歩いて約30分。バックパックを担いでいたり、周りの湖畔をウロウロしながら移動すると45分くらいかかるかもしれません。
ただ、道はほぼ1本なので、方向さえ間違わなければ確実にたどり着くことができます。
5月中旬、なかなかの旅行日和でした。
途中教会を通過。ここで結婚式がされていました。
湖畔にはこんな風に、ボートや遊覧船(クルーズ)、そして写真には写っていませんがお土産物屋さんも多くありました。
お城には2つ橋を渡って(途中に別の島が1つあります)アクセスします。
お城の中は、下の写真のような感じです。
入場料に7ユーロかかるんですが、わざわざ払ってまで見るものはないかもしれません(この写真は無料でアクセスできる場所で撮りました)。
お城への入口を真正面から撮ったときの写真。
対岸から遠景で。
この日は気温も高く太陽の日差しもきつかったので、日焼け止め対策と水分補給は必須です(バスターミナルとお城の間にスーパーがあるので、そこで飲み物と日焼け止めクリームは買うことができます)。
まとめ
いかがでしたか。今回はビリニュスからトラカイ城へのアクセス方法についてまとめました。カウナスの千畝博物館、ビリニュス歴史地区、そしてシャウレイの十字架の丘と合わせてここも訪れてみたい場所ですね。是非参考にして下さい。
スポンサードリンク
ちと被害妄想ではないですか。物価目当てで訪れる日本人が増えても最初のきっかけにす…