【旅人向け】ワルシャワ~キエフの移動方法まとめ
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今回は、ポーランドの首都・ワルシャワと、ウクライナの首都・キエフとの移動方法についてまとめます。

 

これら両国を旅行する際に、共に北に位置するワルシャワとキエフの両都市を連続して訪れる方も多いのではないでしょうか。

 

このブログでは既に、クラクフとキエフ、クラクフとリビウなどの移動方法についてもまとめていますが、ようやく、首都同士の移動方法についてもまとめることになりました。

 

情報に精通していないと知らない意外な移動方法もあると思うので、ぜひ最後までじっくりとご覧下さい。

 

ちなみに、僕のオススメ方法は順番に①LCC>>>②鉄道≒③バスです。

 

では早速、順に見ていきましょう。今回は①飛行機②鉄道③バスの順で説明します。

 

目次

①LCC路線が充実してきている空路

最初に紹介するのは、空路です。

ワルシャワとキエフは、距離にして約800kmあって、更にポーランドがシェンゲン協定の東の端であるため、両国を越境するには国境審査が必要です。

 

しかし、ポーランドとウクライナとの両国は、特にウクライナからポーランドに移民(主に出稼ぎや留学生)がとても多く陸路で移動するため、これら両国の陸路国境審査が厳しくなっており、とりわけウクライナからポーランドに向かう場合、国境審査の場所にもよりますが、5時間以上待たされる可能性もゼロではありません。

 

ですので、よっぽどキツキツの予算で旅をしている方、あるいは鉄道旅がしたい!という(僕のような)こだわりのある方以外は、素直に飛行機を使ったほうが心身への負担が大幅に少ないです。

 

そして、これまで両都市には主に、両国のフラッグキャリア(ポーランド航空とウクライナ国際航空)がコードシェアで1日数便を飛ばしていただけにとどまりますが、2016年頃からLCCのウィズエアーが、そして2018年10月からはライアンエアーが、待望の両都市路線に就航することになって、これまでとは比べものにならないほど安い金額で飛行機を使って、移動ができるようになりました。

 

以下、それぞれの会社のフライトについてまとめておきます。

 

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A:ウィズエアー(オススメ度★★★★★)

ハンガリーやポーランドを拠点にしている東欧のLCC・ウィズエアーを使うのが、ワルシャワとキエフとの移動には格段に便利です。

 

というのも、ウィズエアーはLCCであるにもかかわらず、ワルシャワはショパン空港を使用していて、市内中心部からの移動に時間もかかりませんし、キエフはLCC空港のジュリャーヌィ(大型空港ではありませんが、市内までの距離は近い)を活用しているため、両都市の市内~空港~フライト~空港~市内、をひっくるめたトータルでの所要時間が、他の航空会社よりも少なくなるのです。

 

僕はこれまでに何度も、ウィズエアーを利用しましたが、飛行機が飛ばなくなったこともありませんし(多少の遅延はありました)、LCC故にサービスは簡素化されていますが2時間未満の利用であれば最低料金プランでの利用でも特に不便を感じないので、飛行機を使う場合で選択肢に迷ったら、まずウィズエアーから調べてみることをオススメします。

 

更に、ウィズエアーが素晴らしいのは、LCCであるにも関わらず、2018年の秋以降でも毎日1往復飛んでいることです。

 

運行スケジュールが曜日によって異なりますが、どの日でも確実に利用できるのはメリット絶大。とりあえず、異常に高いチケット代の日を避けて、ある程度リーズナブルな値段で移動できる日程でウィズエアーを利用するのがいいでしょう。

 

運転スケジュールは以下の通り。

2018年夏ダイヤ(10月末まで)

月、水~金、日

ワルシャワ19時40分発、キエフ22時10分着(時計の針を1時間進める)

キエフ22時40分発、ワルシャワ23時10分着(時計の針を1時間戻す)

火・金

ワルシャワ6時50分発、キエフ9時20分着(時計の針を1時間進める)

キエフ9時50分発、ワルシャワ10時20分着(時計の針を1時間戻す)

 

2018年冬ダイヤ(10月末以降)

月・水・金

ワルシャワ6時30分発、キエフ9時00分着(時計の針を1時間進める) ※11月14日より水曜は運休

キエフ9時25分発、ワルシャワ9時55分着(時計の針を1時間戻す) ※11月14日より水曜は運休

 

火・土

ワルシャワ18時35分発、キエフ21時05分着(時計の針を1時間進める)

キエフ21時30分発、ワルシャワ22時00分着(時計の針を1時間戻す)

 

ワルシャワ9時20分発、キエフ11時50分着(時計の針を1時間進める)

キエフ17時05分発、ワルシャワ17時35分着(時計の針を1時間戻す)

 

ワルシャワ6時20分発、キエフ8時50分着(時計の針を1時間進める)

キエフ14時05分発、ワルシャワ14時35分着(時計の針を1時間戻す)

 

※フライトスケジュールの詳細は、ウィズエアー公式ページの以下のページから検索できます。

https://wizzair.com/en-gb/flights/timetable

 

※ウィズエアーの魅力についてまとめた記事はこちら。

 

B:ライアンエアー(オススメ度★★★☆☆)

続いては、ヨーロッパで一番有名であろうライアンエアーです。

2018年10月末から、ライアンエアーのウクライナ路線が就航するのですが、この中の路線の1つにワルシャワ~キエフも含まれています。

 

ただ、ウィズエアーと違う点が、ワルシャワの空港がライアンエアー専用の「モドリン空港」だということと、キエフの空港が「ボリスーピリ国際空港」であるということ。

 

モドリン空港は、「ワルシャワ」なんて名前が付いていますがお世辞にもワルシャワには位置していない空港で、市内から1時間ほど移動に時間が必要です。

 

そのため、ボリスーピリ国際空港を使うものの、モドリン空港~ワルシャワ市内の移動(鉄道+バスか、シャトルバス)にかかる時間とコストを考えると、どうしてもオススメ度が一気に下がってしまいます。

 

ただ、チケットの最安値はライアンエアーのほうが低い場合があるので(ウィズエアーと比べて)、バスや鉄道に乗るだけの時間の余裕はないけれど、お金を少しは節約したい、というときは、ライアンエアーを使ってみるのもいいかもしれません。

 

2018年10月末以降は月・水・金・日の4曜日運転され、

月・金が

モドリン10時00分発、キエフ12時40分着(時計の針を1時間進める)

キエフ13時15分発、モドリン13時55分着(時計の針を1時間戻す)

水が

モドリン13時00分発、キエフ15時40分着(時計の針を1時間進める)

キエフ16時15分発、モドリン16時55分着(時計の針を1時間戻す)

日が

モドリン12時20分発、キエフ15時00分着(時計の針を1時間進める)

キエフ15時35分発、モドリン16時15分着(時計の針を1時間戻す)

というスケジュールになっています。

 

※キエフ・ボリスーピリ国際空港と市内との移動方法についての記事はこちら。

 

 

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③ポーランド航空・ウクライナ国際航空(オススメ度★★★★☆)

飛行機の3つ目の選択肢は、フラッグキャリアのポーランド航空とウクライナ国際航空の共同運航便。

 

こちらは、両方のエアラインが1日に数本ずつ飛ばしているので利便性は高いですが、フラッグキャリアのため、片道チケットが割高になりがちです。

 

両エアラインともマイルが貯まるので(ポーランド航空はANAのマイレージクラブやルフトハンザのマイルズモアなど、スターアライアンス系、ウクライナ国際航空はスカイチームのフライングブルーと独自提携しています)、マイルの上積みや、両都市在住者向けの選択肢と考えてよいでしょう。

 

ポーランド航空・ウクライナ国際航空のダイヤについてはまとめきれないので、定番のスカイスキャナーを使って検索されることをオススメします。

 

②鉄道

飛行機の次にオススメなのは鉄道です(バスよりオススメ)。

が、鉄道は

・ポーランド~ウクライナの越境時に台車交換をする(両国でゲージが違う)

ために、所要時間が長くなりがちです。

 

2018年10月現在のダイヤだと、以下のようなスケジュールとなっています。

キエフエクスプレス・ワルシャワ発キエフ行き

ワルシャワ中央17時50分発、ルブリン21時22分発、キエフ中央駅翌11時02分着(時計の針を1時間進める)

キエフエクスプレス・キエフ発ワルシャワ行き

キエフ中央駅18時15分発、ルブリン翌7時10分着、ワルシャワ中央10時45分着(時計の針を1時間戻す)

 

両方とも、国境審査~台車交換を深夜から未明にかけて行うのですが、この間あまり眠れないのが痛いところ。僕は以前、クラクフからリビウに夜行列車で向かいましたが、同じような時間帯に台車交換と国境審査をして、約9時間の乗車のうち、まともに寝られたのは2時間程度だった経験があります。

 

このキエフエクスプレスは、国境を越える場合はウクライナ国鉄車両の寝台車(3人部屋の寝台)に座席が割り当てられるため、値段は割高になると思います(料金については、ワルシャワやキエフでの窓口で確認して下さい。物価差の関係でワルシャワ行きとキエフ行きで若干差があると思いますが、30~45€の間ではないかと思います)。

 

鉄道の場合、両都市の移動に16~17時間かかってしまうので、よっぽどの物好きでないかぎり、飛行機を使うほうがいいでしょう。なお、バスと比較した場合、バスは国境審査の時間が読めないのと、夜行バスの場合横にもなれないしほぼ寝られない、というデメリットがあるのに対して、鉄道の場合は国境審査の時間もほぼ定刻であり、寝台のため横になって移動できる、というメリットが存在します。

 

③バス

バスは、ワルシャワの各主要鉄道駅とキエフバスターミナルを結ぶバスが1日に何本も運行されているので、このブログでも紹介しているGoeuro使って検索してみて下さい。

 

検索結果は、両都市の所要時間は13~15時間程度となっているようですが、国境審査の所要時間はほとんど後ろに押すと思われるので、この時間に+2~6時間ほど見ておいたほうがいいかと思います。

 

値段が一番安いのは間違いなくバスなのですが、最初に紹介したLCCと比べたときに、10~50€ほどをケチって貴重な旅行時間を移動に費やすのか、ということを考えると、ここは価値観の違いが現れると思います。

 

個人的には、LCCを使って一気に飛んでしまうほうがいいのかなと。旅の醍醐味は薄れてしまいますが、限られた時間で色々と回るとしたら、お金を少し積んでも時間を捻出できるほうを選択するほうがいいんじゃないかと思います。

 

 

まとめ

今回は、ワルシャワとキエフの移動方法についてまとめました。最近は飛行機だけでも選択肢が多く出てきているので、自分にあった会社や移動方法を選んで旅をしてみて下さい。

 

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