今回は、グルジアのメスティアから秘境と呼ばれるウシュグリまでの旅情報です。
僕がメスティアとウシュグリを旅行するにあたってネットの情報を調べていたら、アクセスにはタクシーをチャーターしないといけず、1台200ラリ前後する、という情報しか得られず、メスティアで誰か旅人を誘っても50ラリくらいしてしまうのでどうしようかな…と思いながらメスティアを歩いていたのですが、他の方法がありました。
この記事では、僕が使った方法をまとめました。
目次
①メスティアからウシュグリまでもマルシュルートカは利用可能
メスティアの中心部にはいくつも、マルシュルートカ(以下マルシュ)のチケットを手配するオフィスがあります。
オフィスと言っても、スタッフに英語かロシア語で利用日(当日か翌日だけ)と行き先、時間を伝えれば、めちゃくちゃ小さい紙のチケットを渡してもらえるだけの所なんですが、このオフィスで買えるチケットの行き先に、トビリシやクタイシ、バトゥミ以外にウシュグリも入っていたので、聞いてみたら実際に購入できました。
僕がチケットを買ったのは、メスティアの中央広場近くにあるお店。ここだとトビリシまでのマルシュも30ラリでした。
メスティアからウシュグリに行きたい場合、僕が利用したオフィスだと当日10時に出発するからここに来い、という風に言われました(前日にチケットを購入)。
チケット代は往復30ラリでした。
メスティア~ウシュグリは、距離は40キロくらいなんですが道がほぼ舗装されていなくて、時間がえらいかかってしまうので、往復と滞在で丸一日必要です。
オプションとしては、ウシュグリに数日滞在することもできるようですが、この場合のチケット料金はよく分かりませんでした。
②メスティアからウシュグリを目指す
僕が利用したマルシュは、朝の10時に出発して、現地を16時に出発するというもの。
ただ、当日は10時になっても利用客が多くないみたいで、30分くらい他の利用客を捕まえるために待っていました。
最終的に、これ以上利用客は増えないということで10時半に出発しましたが、料金が30ラリから35ラリになりました。30ラリは前日にオフィスで買っていたので、5ラリを当日運転手に払うという方法。需要と供給によって値段が変化する経済のダイナムズムを感じ取れました(ちょっと大げさですが)。
道路は途中まで舗装されていましたが、先に進んで行くとくねくね道+未舗装、溝に水たまりができていて上下に左右に揺られながらゆっくり進んで行きます。
お世話になった三菱のデリカ。メスティア~ウシュグリの移動に使われているのは圧倒的にデリカでした。右ハンドルだったので、日本の中古を海外に出したんでしょうね。
こういう道を延々と進んでいきます。途中工事中で、もっとひどいところもありました。
結局2時間くらいかかって、12時半にウシュグリに到着。揺れが半端ないので乗り物酔いする方は気をつけたほうがいいと思います。僕は乗り物酔いはしませんが、揺れが激しすぎて途中で既に疲れました…。
なお、途中の車窓もなかなか圧巻。揺れまくるのでカメラを携えて撮影、っていうのはほぼ無理ですが、スマホを片手に撮影ならできると思います。
③ウシュグリでの滞在
ウシュグリはいくつかの集落からなっています。僕が使ったマルシュは16時にウシュグリを出発するので、3時間半ほど滞在時間がありました。
これだけの時間があれば十分に見て回れます。
レストランもいくつかあるので、時間が余ったらご飯でも食べて時間を潰しましょう。
このウシュグリは、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」の風の谷、のイメージでした。
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あと、実際に風が強いです。標高が2000mくらいのところにあるので防寒対策は忘れずに。
のんびり散策しても4時間前後の滞在はちょっと長めだと思います。
帰りはなぜか1時間半もかからずにメスティアに着きました。マルシュによって出発時間と到着時間が違うと思いますが、ウシュグリに行くなら丸一日必要なので、できれば2泊3日以上でメスティアには滞在したいですね。
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