シベリア鉄道の旅は、北京を出発して中国の内陸地へ。
まずは北京郊外の車窓。
しばらくすると、大きな川を渡ります。出発して30分くらいでしょうか。
この辺りから、北京市ともお別れです(たぶん)。しかし、川の大きさが既に違うので、圧倒されるばかりですね…。
北京駅から東側に出発した列車は、ぐるっと弧を描いて北京の南を西進して、内モンゴル方面を目指して行きます。
出発して1時間くらいですが、既に絶景が広がっているんですよ。こりゃすごい。
だんだんと内陸に入っていきます。
ちなみに、コンパートメントの同乗者は中国の成都在住のアメリカ人女性(たぶん僕の年齢はほぼ変わらず)と、そのご両親。仕事の休暇を取って、両親を中国まで呼んでシベリア鉄道でウランバートル→ウランバートルで1週間くらい滞在、というスケジュールのようです。
通路にあったマガジンラック。何も入っていません(笑)
川沿いにひた走ります。Google地図で確認すると「洋河」というようですね。
↑シベリア鉄道の代名詞?とも言える「サモワール(湯沸かし器)」。これがあるので、長時間の旅でもインスタントラーメンやインスタントコーヒーがあれば食事はできます。
川沿いにひた走ります。
↑乗車からしばらくしてのコンパートメント内の様子。既にそこそこ生活感がありますね(笑)
しばらくすると、川からはずれ、起伏の多いエリアを移動するようになりました。余裕で「絶景スポット」と言えるでしょう。これだけでも、シベリア鉄道に乗る価値はあると思います。
↑客車の通路。車両によって赤と白の中国風だったり、茶色の木目調だったり、バリエーションがあるのが面白いです。
相変わらず絶景が続きます。なんなんだ、この鉄道は…
遠くに川が見えます。
だんだんと山がなくなり、高原地帯をひたすら走るようになりました。
さて、この時点で確か14時くらいだったと思うのですが、相部屋の3人と一緒に食堂車に行ってみることにしました。
実は、中国を越えるまでの2食(昼食、夕食)は無料で着いてくるんですね。インスタントラーメンを日本から買って持ってきていたんですが、ここでは出る幕なしでした。食券?は出発してからしばらくすると車掌さんから渡されました。
食堂車はダダ混み。列車が北京を出発してから一段落したのでみんなで行ってみたら、めちゃくちゃ並んでいて驚きました。
↑こんな感じの場所。僕は日本で、新幹線の食堂車もブルートレインの食堂車も利用したこともないので、これが初めての食堂車でした。
まあ、食事はめちゃくちゃ質素だったんですが(笑)
↑ここに写っているおじさんが、相部屋にいるお父さん。
食堂車からの車窓。
一輪の花。こういう彩りが大好きなんですよね~。
その後も列車は延々と西に進みます。
だんだんと草原っぽいというか、砂漠っぽくなってきました。
途中で貨物列車も追い抜かして、
ただひたすら西へ。
↑この2枚は、同じ車両の別の列車に乗っているお客さんたち。この日は確か、オーストラリアからの団体旅行客がいて、客車内の3割くらいは、オーストラリアの人でしたね。といっても、アジア系、西欧系の面立ちと色んな方がいて、オーストラリア人といっても一括りにはできないようですが。
他に同じ客車に乗っていた人としては、インドからハネムーンでシベリア横断をしているインド人カップル、中国の重慶から大学の夏休みを利用してサンクトペテルブルクまで旅をする中国人青年、そして(恐らくオーストラリラ人ご一考をエスコートする)ロシア人のツアーガイド(たしか、ウランウデ出身でモンゴル系の顔をしていた)など、国籍も人種も様々。日本人は全車両を含めても僕だけだったと思います。
16時くらいに、張家口駅に到着。
ここで機関車を交換して、列車は更に内モンゴル、そしてモンゴルとの国境を目指します。
【お知らせ】
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