シベリア鉄道旅行記の第5弾、ようやく公開です…。
深夜0時を回ってから、列車は中国とモンゴルの国境をまたいでモンゴルに入国。ここから更に、モンゴルの入国審査があるので大変。深夜2時くらいまでパスポートコントロールがあって、寝たくても寝れませんでした。
しかし、国境を越えている時に気になったのが、この路線、深夜でも反対方向(中国側)に進んでいる貨物列車があったこと。これらの車両も当然ながら台車交換をしないといけないと思うんですが、そんなに頻繁に台車交換をしていると、いくら人手があっても足りないのでは…と、少し心配になりました。
そして、パスポートコントロールが終わったらいよいよモンゴル国内を駆け抜けます。深夜2時から短時間ではありますが、車内で睡眠をとって…
朝を迎えました。
大平原に昇る朝日の存在は格別でしたね~。
そして、車内を移動してびっくり。
食堂車が中国仕様からモンゴル仕様に変わっているではありませんか!
しかも、モンゴル仕様のほうが豪勢だという…(笑)
ただ、お金を払う必要があるので、値段だけ確認して部屋に戻りました。いくらだったか忘れましたが、割高だったと思います。
大平原に延びる一本の鉄路。オーストラリアの大陸横断鉄道もこんな感じなんでしょうね…。
で、この日の朝食はインスタントのきつねうどん。
この魔法瓶は北京で支給されて、車両に一台のサモワールからお湯を持ってくることができました。
モンゴルに入って最初の駅。
↑窓が開くので、こういう撮影ができるのがいいですよね。
本当に砂漠です。
そうそう、食堂車の営業時刻も書いてありました。「日曜と木曜だけの営業なんかい!」と言われそうですが、北京~モスクワの003、004列車がモンゴル国内を走るのがこの2日だけしかないからですね。ちなみに、日曜は北京行き、木曜はモスクワ行きです。
砂漠のオアシス?的な所を通過。
そして、ウランバートルの1つ前の駅に到着。ここで15分くらい?停車。
地元の人で物売りをしている方もいました。
これが「砂漠を走る船」ですね。
モンゴル国鉄のロゴもなかなかいいです。
そして、この駅を過ぎると、それまで砂漠(カラッカラの平原)だったのが、だんだんと高地に入って草原になっていきます。
↑この編成美がね、たまりません。
モンゴルのビールで、コンパートメントの仲間と乾杯。
ちなみに、北京発モスクワ行きの列車だと、中国製の客車を使っていて車幅が広いので、今回僕が持っていったスーツケース(85cmを超える高さ)でも、この通り下段寝台(日中は座席)の下にきちんと収納できます。このスーツケースは
[レジェンドウォーカー] legend walker T&S(ティーアンドエス)拡張機能付き 大型ソフトキャリー 4031-61 BK (ブラック) |
このシリーズで、めちゃくちゃサイズが大きくてシベリア鉄道旅行で使えるのか不安だったんですが、003、004列車の場合はこのとおり、全く邪魔にならない位置に収納することができます。
集落。ゲルもきちんとありますね。
この辺り、天気が良くなかったので写真としてはイマイチなんですけど、間違いなく旅のハイライトです。
そして、しばらくするとウランバートル市内へ。
ここもいかにも、旧共産という感じの建物ばかりですね。
そして、7月7日、14時半頃にウランバートル駅に到着。ここで多くの乗客が下車します。列車自体もここで1時間ほど停車するようですね。
別のホームには、モンゴル国鉄の車両が、「レストラン」はロシア語表記ですが…。
駅。
ここで、同乗のアメリカ人家族ともお別れ。僕は駅のホームで待っていたツアーの送迎の人と一緒にホテルを目指しました。
北京からモスクワまでの003列車、ぶっ通しで乗り続けるのは結構大変だと思いますが、北京~ウランバートル間だけでも乗車の価値は十分にありますよ(というか、時間的にこの区間をまず乗ってみるのがオススメです)。
【お知らせ】
2016年7月に旅した、北京~ワルシャワ間のシベリア鉄道の旅の写真集を出版しました。車窓風景はもちろん、車内や途中で立ち寄った街の景色もこちらでお楽しみ頂けます。Kindle本で、Kindle Unlimitedに登録済みの方は無料でお楽しみ頂けます。
スポンサードリンク
ちと被害妄想ではないですか。物価目当てで訪れる日本人が増えても最初のきっかけにす…