今回は、クラクフの郊外・西は約12kmにあるティニエツ修道院の紹介です。
目次
スポンサードリンク
ポーランド最古の歴史があるティニエツ修道院
ティニエツというのは村の名前で、中世にはオシフィエンチム(アウシュビッツが建てられた村)とモラヴィア・ボヘミア地方を結ぶ商業の要地として栄えました。
ティニエツ村ができたとされるのが、同じくクラクフ郊外にある世界遺産・ヴィエリチカ岩塩坑ができたとされる10世紀。クラクフ周辺はポーランドで最も歴史のある地域であるのもうなずけます。
ティニエツ修道院の場所と行き方
ティニエツ修道院は、クラクフの場所にもよりますが、バス1本、あるいは乗り継いで2本でアクセスすることが可能です。ゾーン1の範囲内ですが、クラクフ旧市街周辺からアクセスする場合は、バスの乗り継ぎ時刻も含めて40分程度かかってしまうので、3.8ズロチの40分チケットを買いましょう。
jakdojadeで行き先を「Tyniec」と入力すると、最寄りのバス停が検索されます。
参考記事:ポーランド版乗り換え案内アプリ「jakdojade」の使い方
ティニエツ修道院まで/からのバスは112番。週末は40分に1本まで本数が減るので、旅行は計画的に。
クラクフから乗ってきたバスを降りると、右手に道路があります。ここを歩いて行くとティニエツ修道院に着きます。
しばらく歩いていくと、左手に修道院への入口があります。まずは駐車場。
こういう道があるので、歩いていくと…
修道院が左手にあります。
ここに来るだけなら入場料はかかりません。
修道院は、ポーランドを南北に貫く最長の川・ヴィスワ川のすぐ横にあって、川を中から眺めることもできます。
修道院の中にはお土産屋さんとレストランもありました。
ビールは、地ビールだからなのか、値段が結構します…。
こちらがレストランのテラス席。春~秋の天気のいい日は、お酒を飲みながら思い思いの時間を過ごすのも一興です。
こちらも川の眺め。
こちらは修道院に隣接している、博物館。教会の中など、有料エリア一式の見学にかかる費用は、入場料6ズロチと、必要であれば英語のオーディオガイド5ズロチ。
詳しくはティニエツ修道院の公式サイトの以下のページにて(英語)。
Visit at the Abbey
ティニエツ修道院を遠方から望む
ティニエツ修道院は、中からだと当然その勇姿を拝めないので、少し南側に移動する必要があります。
いい感じの老夫婦がいらっしゃいました。
ヴィスワ川の向こう側から修道院を眺めるのであれば
実は、ティニエツ修道院が一番美しく映えるのは、ヴィスワ川の反対側から、川と共にその姿を切り取った時です。
ただ、残念ながらティニエツ修道院の近くに、川を渡る橋はありません…。
この地図を見て頂ければ分かるのですが、
川を渡る橋がだいぶ北にしかないので、ここまで歩いていって川を渡って、また修道院の近くまで来る、というのは、非常に不便です。
こちら側まで行きたい場合の方法としては、①タクシーをチャーターして数時間貸し切る、②Uberで修道院~川向こうまでを往復してもらう(あるいは、川向こうから直接クラクフに帰る)、③クラクフ旧市街でレンタサイクルを利用して、3~4時間でクラクフ~ティニエツ往復+川向こうまで行く、という3通りが現実的です。
夏場であれば自転車を使っても気持ちいいので、若い人向けだとは思いますが是非トライして頂ければと思います。
まとめ
今回は、ポーランドで一番歴史のある修道院のティニエツ修道院を紹介しました。クラクフから半日程度で十分訪れられる場所なので、是非1日はティニエツ探訪に時間を使って頂ければと思います。
スポンサードリンク
ちと被害妄想ではないですか。物価目当てで訪れる日本人が増えても最初のきっかけにす…