
ポーランドにはいくつか国立公園があるのですが、その中でも面積が最小の「オイツフ国立公園」は、クラクフの北西約30kmに位置している比較的アクセスのしやすいスポットです。
今回は、2017年10月中旬に紅葉を見に、クラクフからこのオイツフ国立公園まで日帰りで小旅行をしてきました。アクセス方法や見どころを紹介します。
目次
クラクフからオイツフへの行き方
オイツフには、クラクフの北にある小さなバスターミナルからバスが出発しています。
住所はkamienna 8で、クラクフ中央駅からもトラムは出ていますが、旧市街やカジミエシュ地区とは正反対にあるので、少しアクセスは不便かもしれません。
バスの時刻表はこちらのページで確認できます(英語)。
https://www.busy-krk.pl/en/ojcow-krakow.php
バスの本数がえらい少ないので(特に土曜。日曜は動いていません)、スケジュールにはご注意を。クラクフを10時20分に出て、オイツフを16時20分または18時20分に出るスケジュールが一番便利かと思います。
バスターミナル、と書きましたが、Kamienna 8はバスターミナルと言うよりは炎天下のバス停のような感じ。
このトラム乗り場のすぐ右側にバス停があります。ここにある施設がポーランド国鉄貨物(PKP Cargo)の事務所なので、トラックや社用車が出入りしていますが、その手前がバス停になっています。
これがオイツフ行きのバス乗り場。
バスはだいたい時間通りに、バス停の前にやってくるので乗り間違えることはないと思いますが、念のため横窓の行き先情報がオイツフになっているか確認して下さい。バス会社は「UniBus」です。
クラクフからオイツフまでは片道約50分、8ズロチです。
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オイツフに付いたら
オイツフでは、国立公園内のバス停(カフェが隣接)に到着します。
バス停から、バスがやってきた方向を望みます。
写真右側にある緑の建物がカフェで、その向こうが道路とバス停。この写真を撮っている場所は駐車場ですね。
ここがオイツフ観光の拠点となって、帰りのバスもここから出発します。
とりあえずオイツフ城観光を
バス停からすぐ上を見上げると、城跡が目に入ってきます。
高低差があるので少し歩かないといけませんが、とりあえずこの入口まで行ってみましょう。
ちょうど紅葉が見ごろを迎えていました。
2017年は、10月上旬から寒い日が続いていたんですが、16日くらいから数日間だけ夏に逆戻りしたような気候と天気になって、この時に綺麗な紅葉(黄金の秋)を見ることができました。
こういうゴツゴツした岩があるのは、ポーランドらしくないというか…。
駐車場からぐるっと回り込んで、オイツフ城の入口に到着です。
入場料は3ズロチだったか、4ズロチだったか、5ズロチだったか。いずれにしても安いです。
オイツフ城に入ると、見晴らしのいい景色を楽しめる場所がいくつかあります。
城を見終えたら南下、周辺を一望できるスポットへ
オイツフ城を散策し終えたら、入口から出て、今度はバス停ではなく、南に向かって歩いて行きます。
目指すは、少し高台になっている絶景スポット。
以下は、そのスポットに行くまでの風景。
日本の紅葉が、紅をベースにした「雅やかさ」を感じさせるものであるなら、ポーランドのそれは、黄金色をベースにした「芳醇さ」を感じさせますね。日本で見られる稲穂が、そのまま紅葉で見られるイメージでしょうか。
なんといっても、ポーランドで紅葉は「黄金の秋」と呼ばれるくらいですから、やっぱり黄金色がイメージカラーなんでしょうね。
小さな池ですが、はっきりと水鏡になっていました。
急な崖(階段)を上ると、高台からいい景色を眺めることができます。
ここの景色を見終えたら、近くのお店で蒸しマスを頂きましょう。
小サイズで20ズロチくらいだったと思います。
臓器は取り出されていて、臭みもありませんでした。小サイズと言っても、3人でそこそこの量頂けました。
ここからもう一度北に歩いて行って、バス停からバスに乗ってクラクフに戻ります。
時間があれば、このマスレストランの辺りから更に南に歩いて行ってもいいですし(どのみち戻る必要があります)、オイツフ城から西に歩いて国立公園を散策するのもいいかもしれません。
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まとめ
今まで、ポーランドの国立公園には行ったことがありませんでしたが、オイツフ国立公園はクラクフからもアクセスしやすく、手軽に訪れる場所です。今回はたまたま、紅葉の見ごろに訪れることができましたが、夏は夏で、また違った景色を楽しむことができそうですね。
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