
2026年4月に、ANA179便、メキシコシティ発成田行きのビジネスクラスを利用しました。この記事では、
・NH179便はどんなフライトか
・朝6時発の便は何時に空港へ行けばよいか
・ラウンジは使いやすいか
・王様シートは快適か
・機内食や復路便としての満足度はどうか
などを詳しく解説します。なお、NH179便は、本来は深夜1時頃の出発でダイヤが設定されていますが、2026年4月現在は、メキシコシティ空港の工事の関係で、出発時間が午前6時に繰り下がっています。そのため私は、周辺の治安なども鑑みて、空港直結のホテルに前泊しました。
また、メキシコは、国際線での出国審査がないようで(アメリカと同じかと思います)、その分、通常の国際線の出発手続きと比べて、出国審査にかかる時間が丸々省かれるため、搭乗口までの動線は比較的シンプルでした。
なお、このNH179便は、メキシコ旅行のために利用した復路便です。往路のNH180便については、こちらの記事で詳しくまとめています。
目次
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1.NH179便(MEX→NRT)の基本情報
全日空179便は、2026年4月現在は以下のようなダイヤで運航されています。
メキシコシティ空港:朝6時5分発
成田空港:翌日の午前11時40分着
フライト時間:14時間35分
なお、上で書いたとおり、メキシコシティ空港工事のため、一時的にダイヤが大幅に変更されている状態で、本来のダイヤは以下のように設定されています。
メキシコシティ空港:朝1時00分発
成田空港:翌日の午前6時35分着
フライト時間:14時間35分
本来のダイヤであれば、夜にメキシコシティ空港に行って、そのまま機中泊をするような形で、東京には朝7時前に到着することから、そのまま会社に直行できることもあり、ビジネス利用を重視したダイヤ設定となっているようです。
2.早朝発のため、空港直結のマリオットに前泊
空港前泊を選んだ理由
この特典航空券を確保できたのは、2025年の8月末でした。当時は、午前1時発の本来のダイヤだったのですが、2月末に、時刻変更の案内が届き(恐らく、3月末からの春ダイヤでの時刻が確定したのだと思います)、午前1時が、午前6時の出発に変更、ということが分かりました。
本来のダイヤであれば、前日の朝にホテルをチェックアウトして、その日の夕方か夜にタクシーで空港に向かう、ような流れを想定していたのですが、午前6時出発となると、深夜2時から3時頃に、市内のホテルを出てタクシーを捕まえるのは、治安面でもリスクがあるため、安全と安心を買って、第1ターミナル直結のCourtyard by Marriottの、一番シンプルな部屋に1泊することにしました。
なお、メキシコ旅行の旅程は、フライトのダイヤ変更が分かった後で決めたのですが、前日にオアハカからメキシコシティにアエロメヒコで飛ぶ予定にしたので、いずれにせよ、仮眠のためだけにメキシコシティ中心部のホテルに泊まるのは、そこまで合理的ではないと判断しました。
ホテルの場所はこちら。
メキシコシティ空港の周辺は、現地のYouTuberの動画でも「治安が悪いエリア」として紹介されているので、ホテルから少し離れたところで宿を取るのはこれまた危険だと判断し、お金を払ってでも、名の知れたマリオットに泊まることにしました。
宿泊料金は、キャンセル変更不可の一番安いプランで、現地決済で3400メキシコペソ(約3.1万円)でした。
なお、メキシコの治安については、こちらの動画を参考にしました。
他のホテルもあるのかもしれませんが、価格が安いところは、一旦街中に出ないといけない立地になっている(空港と繋がっていない)と思うので、空港直結のブランドホテルにするほうが良いと思います。メキシコは、そこまでお金を払って安全を買うだけのメリットがある国ですね。前泊しての感想
○良かった点
・治安面の余計な心配をしなくて良かった点。これにつきます。
・素泊まりだったのですが、空港直結でレストランなど多くあり、またコンビニもあるので、最後の食事や軽食などに困りませんでした。
・シティからオアハカに飛ぶのに、液体の制限があるので、チェックインの数日前でも、液体のカバンだけをホテルで預かってもらえたのも、非常に助かりました。
○悪かった点
・レストランなどが、空港価格設定になっているからなのか、値段が結構高く感じられた。
・メキシコシティ空港は第1ターミナルと第2ターミナルがあるのですが、ANA(及び、エアカナダ、ユナイテッドなどのスタアラ)は第1ターミナルを使うのに対して、アエロメヒコは第2ターミナルを使います。
今回の私のように、前日にメキシコの別の町からシティまで飛んで、空港ホテルで仮眠を取る場合、ターミナルが違うと、ホテルチェックインのためにターミナル移動をしないといけません。
マリオットの場合、ホテル無料の送迎バスがターミナル間で動いているようなのですが、調べても問い合わせても、良く分かりませんでした。
そのため、有料のターミナル接続バス(片道25ペソ)を使ったのですが、ターミナル間の移動が結構疲れました。
ANAと同じ、ターミナル1を使うメキシコのLCCとして、「ビバアエロブス」と「ボラリス」の2社が運行しているようなので、前日に国内を飛行機で移動+空港ホテルに前泊、という場合は、アエロメヒコではなくこれらの会社を使った方が、余計な移動の手間が省けると思います。
当日朝の、空港からターミナルまでの移動
当日朝は、午前3時頃には起きて、シャワーを浴び、午前3時半頃にはチェックアウトをしました。
シャワーは、ラウンジでも使えるようなのですが、1つしかなく混んでいると嫌なので、ホテルで済ませました。これも、空港ホテルを取った良さと言えます。
チェックアウトをしてから、連絡通路を歩いてANAのカウンターまで、10分もかかりませんでした。
連絡通路には、いわゆる「空港泊」をしている人がいたのと、軍隊(警察?)の人が銃を持って歩き回っていたので、治安はそこまで心配する必要はないと思います。が、お金があるなら糸目を付けずに、きちんとホテル泊をしたほうが、精神の余計な消耗は防げるでしょうね。
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3.メキシコシティ空港には何時に着けば良いか
チェックインカウンターが開く時間など
ANAのアプリなどで当日の流れを確認したところ、
・空港のカウンターが開くのが午前2時半(3時間35分前)
・預け荷物の締切りが1時間前の午前5時5分
・加えて、オンラインチェックインはできるが、モバイル搭乗券対応外の空港のため、必ずカウンターに行って発券してもらう必要がある
という条件が合わさっているため、私は、出国審査・保安検査の時間も想定して、午前4時前にはカウンターに着きました。
メキシコには出国審査がない(らしい)
実際に出国手続きをしていて驚いたのは、保安検査の前後に、出国審査場がないことでした。
どうも、アメリカと同じなのか、「去る者追わず」のような仕組みのようで、国内線と国際線のフロアが同じで、保安検査を終えたら、そのまま搭乗口やラウンジがあるエリアに出ました。
出国審査がない分、保安検査前の本人確認が若干厳しめで、パスポートをスキャンする必要がありましたが、出国審査の列などもなく、30分ほど通過にかかると想定していた時間が丸々浮いたのは、嬉しい誤算でした。また、動線自体が分かりやすいのも良かったです。
ですので、早朝6時発のフライトであれば、預け荷物がある場合でも1時間半ほど前の、午前4時半頃に空港に着けば、そこまで焦らずに搭乗口まで迎えるのではないかと思います。
利用したラウンジの様子
ANA 179便の指定ラウンジ(ビジネスクラスと、スターアライアンスゴールドなどの会員)は、19番ゲート20番ゲートの近くにあるSalon VIP "Grand Lounge"でした。
絶賛工事中の空港内でのアクセスが分かりづらく、私は通り過ぎてしまって引き返す羽目になったのですが、

保安検査を通過して、搭乗口エリアを右手に進んで行くと、ゲート20あたりに、右手に赤色で"DUTY FREE"のお店があるので、ここを右折します。そこを進んでさらに右折すると、ラウンジにたどり着きます。

24時間営業なのが有難いです。
ラウンジは、なぜか宇宙(NASA?)のコンセプトでした。

ラウンジが使えるステータスやクラスであれば、午前2時半に搭乗券をもらって、さっさとラウンジで過ごすのも良いかもしれませんが、そこそこ利用者が多く混んでいるからなのか、
・入室時に人数を確認されて、1人席(テーブル+椅子)を案内された
・仮眠室はなさそう
・深夜だからといって全体が消灯・減光されているわけではない
という運用をされていて、かつそこそこ賑やかなので、とてもではないですが落ち着いて休める環境ではありませんでした。
メキシコと日本は時差も12時間以上あるので、体調管理や帰国気の時差ボケ、その他、体への負担を考えると、できるだけホテルで仮眠を取ったほうが、コンディション的には良いかと思います。
食事内容
未明のラウンジでは、朝食が用意されていて、シリアルやホットソーセージ、スクランブルエッグなどがサーブされていました。

サラダも豊富でした。

用意されている食事の量と種類に比べて、お皿が小さい、というのが少し気がかりでしたが…

シリアル、ハチミツ、ジュースもありました。コーヒーは、カウンターでスタッフさんに頼むのだと思います。
また、なぜかコップがなくて、これもスタッフさんに聞くか、用意してもらえるのを待つしかありませんでした。
ラウンジにいても横になれず、手持ち無沙汰なので、スクランブルとシリアルをいただきましたが、機内食を口にするのが大変だったので、あまり良くない判断でした。


さて、搭乗開始が、出発30分前の5時35分からなので、5時20分頃にはラウンジを後にしました。
結果論ですが、このラウンジで早朝に1時間ほど滞在するのは体力的にもキツかったので、ホテルでできるだけ長く仮眠(預け荷物がないのであれば、午前4時半頃にチェックアウト)→ラウンジを飛ばして機内で寛ぐ、というので十分良いと思います。
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4.今回は王様シートを利用
王様シートはどんな座席か
王様シートは、ビジネスクラスの中でも、左右に小物置きがある、1区画を完全に独り占めできる座席です。
ANAの国際線B787は、基本的にスタッガードシートの、千鳥配置になっている座席の機材なのですが、メキシコシティ線に投入される機材は、座席数が184席の、座席数が少ない機材となっていて、ビジネスクラスの中央席が、2+2…の格子状ではなく、2+1…の格子状となって配置されています。
事前の座席指定時でも、追加料金を払うことなく指定できました。もともとは、王様シートだと分かっておらず、「機内ではほとんど寝るけれど、太陽を追っかけて外が明るいから、窓側ではなく通路側、かつ、通路の横だと人の動きが気になるから内側」という、自分の好みで選んだら、この王様シートだった、というわけです。

このような見た目になっています。両側が小物置きになっているのは、自由に使える空間が段違いで、開放感が全く違いますね。

座席には、ベッドリネン一式とスリッパ、ポーチ、イヤホンが用意されていました。
ポーチは、日本発のNH180よりも簡易な内容となっているようです。私は、往路で手にした耳栓とアイマスクを、復路でもそのまま使わせてもらいました。
座ったところから、席の左右を見るとこんな感じでした。


ドリンクホルダーが両側に着いているのも特徴的です。
実際に座って感じたメリットとデメリット
上でも書きましたが、メリットとしては、開放感と空間の自由度が、他の座席とは大きく違いました。
デメリットとしては、左右どちらからでもCAさんとコミュニケーションが取れることが逆に不便になり、食事や軽食をどちらから出してもらえるかなどが良く分かりませんでした。
また、通路まで遠いので、トイレに行くときなどに若干距離を感じました。
特に、メキシコシティから成田への便は、14時間を超える+一気に時間が進むため、出発前からの疲労度も高く、できるだけ周りに邪魔されたくない方にとってはオススメの席だといえるでしょう。
5.機内食の流れ
はじめに記載しておくと、このNH179便の機内食は変則的で、
・離陸直後に朝食的な食事
・離陸前にもう一度朝食(昼食)的な食事
・その途中に軽食をいつでも頼める
というシステムになっていて、一般的なANAのビジネスクラスでの、「離陸後のアミューズとドリンク(お酒)」がありません。
運航時間帯も関係しているのでしょうが、食事自体は、往路のメキシコシティ行きと比べても、そして他の長距離路線と比べても、簡素化されていると言えます。
このシステムについては、この動画でも詳しく解説されています。
1回目の食事
1回目の食事は、和食と洋食だけ選べます(洋の、肉か魚か、は選べず)。
私は、飢えている和食にしました。

軽め、と言っても、そこそこしっかりしているのですが、メキシコ時間だと午前7時頃、日本時間だと午後10時頃になるので、どちらにせよ重い食事に分類されると思います。
私は、ラウンジで少し食事をしてしまったこともあり、食べきるのが大変でした。
メニューは、
前菜:南瓜寄せ、牛アスパラガス巻き、ロブスター煮、鴨ロース煮
小鉢:豆乳豆腐
主菜:鮭と鶏の寄せ鍋風、白ご飯
味噌汁、香の物
という、極めてシンプルなものでした。
また、ドリンクは、スパークリングワインなどではなく、温かいお茶とお水をいただきました。

途中で頼める軽食類
朝食を食べ終わった後は一旦仮眠を取って、目が覚めてから、お酒を含めて色々と嗜むことにしました。
2026年3月から5月のラインナップだと、

・トマトサルサ、きのこ牛丼、おにぎりセット
・コーンスープ、野菜スープ
・オリジナルラーメン
・サラダ、チーズ、アイス、フルーツ、ヨーグルト、シリアル
・カプレーゼ、おかき、米菓子、ミックスナッツ、ドライフリット、フォンダンビスキュイ
が頼めました。
実際に頼んだのは、ラーメン、おにぎり、白ワインとチーズでした(フルーツとヨーグルトは、2回目の食事の後に、朝食的にとりました)。

お酒を頼むと、ナッツなどは合わせて付けてくださるのがありがたいですね。

ラーメンは、以前に別のフライト(羽田~ウィーン線)でも食べて美味しいことを経験済みなのですが、メキシコ線だとおにぎりも絶品でした。
羽田~ウィーン線の搭乗記録はこちらの記事で。

ラーメンは、動物性タンパク質を使っておらず、ベジタリアンなどの人にも味わってもらえるのが良いですね。

口直しのドリンクは、炭酸水とかぼすジュースにしました。
この「いつでも頼める軽食」は、メキシコシティから成田に向かう場合、食事の間が11時間ほど空いてしまうので、いつでも小腹を満たせることができるので、非常にありがたく、便利でした。
着陸前の2回目の食事
こちらは、到着2時間半ほど前に出され、日本時間だと9時頃の、朝食(ブランチ?)に当たる食事です。
この食事も和と洋から選べ、和にしました。

小鉢:豚しゃぶおろしポン酢あん
主菜:鱸(すずき)の新緑焼き、白ご飯
味噌汁、香の物
こちらも、朝食と言う割にはしっかりしていますが、胃に染みる美味しさでした。ブランチだと考えると妥当かもしれません。
食後は、普段口にしている朝食的に、フルーツとシリアルもいただきました。こちらも美味しかった。

6.早朝の復路便として快適だったか
私は、前泊+未明起床、という動きで疲れが溜まっていたので、機内では2時間睡眠+2回、のようなサイクルで寝ることができました。起きている時間は基本的に食事を楽しむようにしており、14時間を超えるフライトと言っても、体感時間は10時間を切っているようでした。
搭乗時の流れもスムーズで、帰国時も、閑散期の昼前到着だからか混んでおらず、、飛行機が止まってから税関を抜けるまで、20分もかからなかったと思います。
また、到着後数日も、時差ボケはなく、やはり半日以上の飛行機の移動で横になれるのは非常にメリットがあるな、と感じました。体自体はこわばったり、凝りが出たり、という感じはありますが、横になれて寝たことで、過度の負担はかかっていないと思います。
7.NH179便はどんな人にオススメ?
一番は、日本との直行便なので、メキシコへの出張または旅行で使う人には、同じ路線のアエロメヒコよりもオススメしたいです。日経の安心感はありますよね。
また、ANAでは貴重な、王様シートが配置された機材が用いられているので、この座席を長距離区間で体験してみたい方にもオススメです。
8.まとめ
今回は、ANAの最長路線・メキシコシティから成田へのNH179便・ビジネスクラスのレビューをまとめました。
一時的なダイヤ変更のため、前泊をすると使いやすく、また出国審査がないために出発の手続きにもそこまで時間がかからなかったことが良い点でした。
一方で、期待して入ったラウンジは、休息を取るにはやや厳しい環境かなと思いました(日中の利用だったら、むしろ快適だと思います)。
また、肝心の機材は、王様シートで快適で、食事もドリンクも、軽食含めて非常に堪能することができ、大満足でした。
今後も、メキシコに行く機会があれば、利用してみたいフライトです。
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