イタリア北部、ロンバルディア州にあるミラノは、ベネチアと並んでイタリア北部屈指の観光地であり、スイスに抜ける拠点となる街でもあります。
ミラノに(から)飛行機を使って移動する場合、アリタリア航空などのフラッグキャリアが主に発着する、ミラノ・マルペンサ空港と、LCC専用のミラノ・ベルガモ空港のどちらかを使うことになります。
今回のイタリア旅行の最終目的地はミラノで、僕はここからベルガモ空港に向かい、ライアンエアーを使ってブダペストまで飛びました。これからベルガモ空港を利用する方向けのために、ミラノ市内と空港とのアクセスについてまとめておきます。
目次
ベルガモ空港からミラノは、シャトルバスで行くべし
ミラノ・ベルガモ空港は「ミラノ」という名前が付いていますが、実際には「ベルガモ」という別の街に存在しています。
ので、普通はミラノからベルガモまで移動して、そこから空港に行けばいい、と考えがちですが、ベルガモ空港とミラノは複数のバス会社がシャトルバスを出しており、逆にベルガモ市内を経由してアクセスするのは不便です。
ので、ベルガモ空港を利用する場合、ベルガモの街の観光は考えずに、ミラノと空港をダイレクトに移動することをオススメします。
ベルガモ空港発着のシャトルバス情報
ベルガモ空港とミラノを結ぶバスですが、僕はミラノ市内から空港行きのバスを利用しました。
ミラノ市内では、ミラノ中央駅(Milan Centrale)の東側の広場に複数のバス停があって、それぞれの会社が列をなして、ベルガモ空港行きのバスを並べています。
Google mapでの場所はここ。
ミラノ市内からだと、地下鉄2号線のCaiazzo駅からのアクセスが一番近いです。2号線と3号線が接続するミラノ中央駅(Centrale)からも行けますが、僕は宿泊場所の関係でCaiazzoからバス停に行きました。
こんな風に、いくつかの会社がそれぞれバス停を設けていて、バスの入口で運賃を払って乗車するシステムです。
ミラノ中央駅~ベルガモ空港の所要時間は1時間ほどで、バスは、全ての会社を合わせると10分おきくらいに出発しています。ので、ベルガモ空港に向かう場合は、空港での時間の余裕を計算して、少し早めのバスに乗れば特に問題ありません。
運賃は片道7€で、往復だと12€になるようですが、何日以内での往復利用で適用になるのか、ということは分かりませんでした(2018年の夏に利用したときは、片道5€でした)。
チケットを事前購入していたことで巻き込まれたトラブル
さて、このバスのチケットは、GoEuroで検索をして購入もできるので、クレジットカードで決済するのが楽なこともあって、ぼくは事前にチケットを買っておきました。
イタリアではスマホのデータ通信ができないため、チケットをスクリーンショットで保管して
こういう風に、バス会社の名前が左上に載った状態で、乗車時に入口にいるスタッフに見せたのですが、なぜか「これはチケットじゃない」と言われてしまい、面倒なことに。eticket画面には「This is a mobile ticket」と書いているにもかかわらず(笑)
「これチケットでしょ?」と英語で何回か聞くも、なぜか相手にされないので、もう面倒臭いのでその場で5€払って、もう一度チケットを買い直して乗車しました。たかが5€でエネルギーを無駄にしたくなかっただけですが、ちょっと解せない対応でした(この記事を書いた2018年に旅行した際は片道5€でしたが、2019年11月現在は片道7€に変わっています)。
この対応がたまたまだったのか、このバス会社だけのものなのかよく分かりませんでしたが、ベルガモ空港にいくシャトルバスを使うときは、バスの本数も多いのと、座席が満席になることはまずないと思うので、ミラノ中央駅からバスに乗るときに現金でチケットを購入するのが、安心かと思われます。
バスの車内とWi-Fiサービス
バスの中は、いかにも「LCC用」と言った、やや狭めの座席幅。
明らかに、座席と座席の幅が狭くて、足が窮屈でした。
また、Wi-Fiは飛んではいるのですが、接続はできるものの通信は出来ないようで、SNSもメールの確認も一切できませんでした(笑)
空港に着いたら
ベルガモ空港は出発も到着も同じフロアにあるので、そこまで複雑ではありません。ヨーロッパ各地からLCCが集まるターミナル空港となっているため、利用者が思った以上に多かったことに驚きました。預け荷物がない場合でも、早めに到着しておくに越したことはありません。
なお、ベルガモ空港からミラノ市内までバスに乗る場合も、到着フロアと同じ階にバスが止まっているため、そこからチケットを買って乗車すれば大丈夫だと思います。
まとめ
今回は、ミラノ市内とベルガモ空港を結ぶバスの紹介と、注意点をまとめました。ベルガモ空港自体は、ヨーロッパ各地に飛ぶのに適した空港ですので、これからも多くの旅行者が利用すると思います。今回まとめた内容を参考に、旅行に役立てて頂ければ幸いです。
お知らせ・イタリア写真集を出版しました
現在Amazonでは、2018年6月にイタリアを旅行した際に撮影した写真をまとめた写真集を出版しています。
Kindle Unlimtedに加入していると、追加料金なしで読めますので、是非手に取ってみて下さい。
スポンサードリンク
ちと被害妄想ではないですか。物価目当てで訪れる日本人が増えても最初のきっかけにす…