ポーランドってこんな国!(3:経済編)
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こんにちは、たつやです。

ポーランド紹介編、今回は「経済編」です。

といっても、通貨の話を主にするので、難しい話はしないつもりですので、あまり身構えないで下さいね。

 

➈ポーランドはユーロ圏ではない

そうなんです。
ヨーロッパ(EU)の共通通貨であるユーロを、ポーランドは未だに導入していません。

じゃあ、なんていう通貨なのかといいますと、

「ズロチ」です。

聞いたことありませんよね?

↓こんな紙幣と貨幣なんですが、

IMG_0232

使えるのは見事に、ポーランドだけです(笑)

「ズロチ」というのは、ポーランド語では「ズウォティ」という発音で「金(ゴールド)」という意味なんですが、日本語では通例で「ズロチ」と言いまして、とりあえずはこの発音で通じます。
なお、日本円とのレートは、およそ1ズロチ=30円。

数年前は、1ズロチ=35円前後だったんですが、最近はどうやら「ズロチ高」になっているようで、
30円を切るときもありますね。

なお、物価については「日本と同じか、日本より低い」というのが全体的な印象です。

具体例は改めて別の記事で挙げようと思いますが、

安い例で言うと、鉄道が良い例。

首都ワルシャワから北東部の湖水地方まで、急行列車を利用して約6時間、約50ズロチ(=1,500円)等、移動距離の割に安いです。

ただ、賃金(給与)が日本円換算で10万円前後、と言われているので、それを加味すると、妥当な値段なのかも知れません。

逆に、家電やパソコン周辺機器については割高で、日本の家電量販点で買うのと同じくらいの値段感になります。
(この辺りについては、この夏以降現地生活を送る予定ですので、改めて詳しく紹介します)

なお、ポーランドは以前、ユーロ導入を考えていたのですが、ユーロ危機が発生してから「導入を見送り」に変更して、今現在まで行われていません。

ヨーロッパでは、バルト三国のエストニア、ラトビア、リトアニアも全て自国通貨からユーロに変更になって、ますます自国通貨を使っている国は減ってきているのですが(隣国のチェコも独自通貨ですけどね)、自国通貨だからのメリットもあるわけでして、それが

 

⑩ヨーロッパ圏内では、比較的高めの経済成長率を誇る

ということなんです。

私も含めて、どうしても「東欧=旧共産で遅れている」というイメージがあるのですが、それは一昔前の話。
例えば、こちらの記事をご覧下さい。

ここ数年、ポーランドが確実に経済成長を続けていることが分かりますよね。

如実な比較例が、こちらのドイツです。

ドイツ=工業の国、というイメージがあるのと、ヨーロッパ主要国なので引き合いに出してみましたが、
見事に、ここ数年成長率は頭打ち。

特に目立つのが、ユーロ危機のあった2009年に、ドイツはマイナス5%を超える成長率となっていたのに比べて、
ポーランドは着実にプラス2%以上の成長率を記録している、ということです。

ユーロが導入されていないことで貨幣危機の影響を受けなかった、ということと、
ユーロ圏よりも物価が低いため、コスト面で他国より競争力が強い、ということが理由として挙げられそうです。
(ユーロを導入した国ではインフレが起こる傾向にもあるので、その影響もありません。)

アジア圏で言う、中国・東南アジアのポジションと似ていますね。

今回もお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

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