2017年10月の話になりますが、ポーランドワーホリを終えた後のワーホリの下見も兼ねて、クラクフからハンガリーのブダペストまで数日旅行兼下見に行ってきました。
ハンガリーと言えば、ヨーロッパでも珍しい温泉の名所。首都ブダペストにももちろん幾つも公衆温泉があって、普段から湯舟に飢えている僕は、半分以上温泉目当てでブダペストに行った、と言っても過言ではありませんでした。
今回は、そんなブダペストにある公衆浴場のうち、穴場スポット2つをご紹介します。
目次
ブダペストの温泉2強は「セーチェーニ温泉」と「ゲレールト温泉」だけれど…
僕はブダペストに着くまで、温泉の名前や場所については一切調べていなかったのですが(笑)、利用したアパートホテルのフロントのスタッフが親切で、そこでいくつか温泉の名前と場所を教えてもらいました。
その人曰く、ブダペストで観光客に人気なのは、ブダ側(ドナウ川西岸)にあるゲレールト(ゲッレールト)温泉と、ペスト側(ドナウ川東岸)にあるセーチェーニ温泉みたいなんですが、料金が観光地価格(ゲッレールト温泉は平日で5300フォリント/約2250円、セーチェーニ温泉は平日5100フォリント/約2150円)するのと、他の観光客もわんさか押し寄せて激混みの場合もあるそうで、あまりオススメではないとのこと。
僕は、溜まりに溜まった日々の疲れを洗い流したいだけなので、別に観光客向けの温泉に行きたいとは思っていなかったので、これらとは別の温泉を教えてもらいました。
それが、共にブダ側にある、ルカーチ温泉とキラーイ温泉でした。これらは共に場所も近いです。
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①ルカーチ温泉
ドナウ川に浮かぶマルギット島からすぐの場所にあるのがルカーチ温泉です。
ブダペストはGoogle mapで公共交通機関の経路表示ができるので、アクセス方法は現地のホテルなどから実際に調べてみて下さい。近くにバスとトラムがいくつか動いています。
ルカーチ温泉は静かな場所にあるので、本当にここに温泉があるのか…という疑心を抱きながら近くをさまようことになると想うんですが、
こんな感じで、トラムが走っている道路を北に歩いていると右手に建物が見えてきます。
最初、ただの市庁舎かよ…って思うくらいに、温泉感がゼロでしたが、ここがれっきとした温泉です。
奥の建物に入ったら受付があって、ここでお金を払います。
ルカーチ温泉の場合、3時間までの利用だと3700フォリント(約1500円)、3時間を超える場合は4100フォリント(約1250円)です。クレジットカード利用可能で、受付でも英語は通じました。
3時間利用の場合、最初に4100フォリント(3700フォリントの料金+400フォリントのデポジット)を払って、3時間以内で出てきた場合はデポジットを返却してもらうシステムです。なので、気に入って2時間以上温泉に入り続ける場合、デポジットが返ってこないだけですね。
なお、3700フォリントをカードで払って、400フォリントを現金で渡す、という方法が使えました。
チケット(リストバンド)を受け取ったら、そのまま中に入ります。
なお、ルカーチ温泉は、週末は基本料金が+200フォリントになります。料金一覧はこちらのページで確認するほうが早いでしょう。
http://en.lukacsfurdo.hu/prices
※温泉の使い方については、最後にまとめて記載します。
②キラーイ温泉
ルカーチ温泉よりも更に地元の人向けなのが、ルカーチ温泉より少し南にあるキラーイ温泉です。
場所はここ。
ここは、更に南に地下鉄の駅があって、ペスト側から行く場合は地下鉄を利用するのが一番便利かもしれません。
こちらは、利用料金は時間制限なしで2500フォリント。1日中、約1000円で温泉に浸かっていられるわけです。
なお、ルカーチ温泉もキラーイ温泉も、中での写真撮影は禁止されていたので、僕は写真を撮っていません。中の様子が知りたい方はGoogleで温泉の画像検索をしてみて下さい。
ブダペストでの温泉の入り方
ここからは、ルカーチ温泉、キラーイ温泉、そして他のブダペストの温泉にも恐らく共通するであろう内容です。
まず、温泉に入るのに持参すべきものは
・水着
・バスタオル
・サンダル
この3つがあれば十分です。ブダペストの温泉は混浴です。なぜか脱衣所まで男女混合なんですが、ロッカーかキャビン(個室)を選ぶことができて、更衣はそこでできます。ロッカーの場合も、脱衣所にいくつか更衣室があります。
キャビンというのは貴重品なども全て個室の中に入れられるものです。こちらのほうが300フォリントくらい高いです(上にまとめた料金は全てロッカー利用時の料金)。
なお、シャンプーや石鹸を持参してもいいですが、シャワーは水道から直接お湯が出てくるだけで、日本みたいに腰掛けて体をゆっくり洗う…というのはあまり向いていません。上に取り付けられた水道からお湯がドバドバ…と出てくる感じですね。
また、長時間温泉に浸かる場合、ペットボトルの水を持ってきたほうが安心かもしれません。温泉内にも水が飲める場所はありますが、温泉卵の香りがしたり、やや硬水ぽかったりして、日本人の舌には合わないかも。
温泉の温度はいくつかあって、
・35度くらいのぬるま湯
・40度くらいのお湯(日本のお風呂、銭湯と同じくらい)
・サウナ
・水風呂
あたりが備わっています。
2つの温泉に入って驚いたのは、35度くらいの水温が絶妙で、ずっと入り続けていてもまったくのぼせず、文字通り一日入っていられる温度だったことでした。
日本だと、熱めの湯舟に入って、定期的に湯舟から上がってまた入って…、ということをするのが普通だと思いますが、ブダペストの温泉(少なくともルカーチ温泉とキラーイ温泉)はそんなことをせずとも、1時間でも2時間でも延々と入り続けられる水温に保たれていました(そして、この水温の温泉の面積が一番大きいです)。
サウナも、サウナ→水風呂→サウナ…を何回か繰り返すことはもちろんできるのと、間に湯舟に挟むことができるので、日本にいるのとほとんど同じサイクルで温泉を利用することができました。ポーランドワーホリ中に1度、エストニア・タリンのフィンランドサウナに行きましたが、サウナと水風呂しかなくて、結構きつかった思い出があるので…。
まとめ
僕はブダペストに丸3日間滞在して、3日とも温泉に入りました(ルカーチ温泉1日、キラーイ温泉2日)。ルカーチ温泉は2時間で切り上げましたが、キラーイ温泉は3~4時間は全く問題なく入り続けることができました。
ブダペストは他にも観光名所が多いですが、温泉はコスパの高さが良すぎるので、1日か2日、日中は他の予定を入れずに利用し続けるのもいいのではないでしょうか。
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