先日キエフに行ってきたときに、噂に聞いていた「麺屋武蔵(Menya Musashi)」という、日本式ラーメン屋さんを利用してきました。
今回はそのお店のレビューをまとめたいと思います。
目次
キエフ鉄道駅のすぐ南にある麺屋武蔵
このラーメン屋さんは、恐らくキエフで初めての本格日本式ラーメン屋さんなのですが、旅行に来るまで立地のことをよく知っていませんでした。
麺屋武蔵を利用したのは、チェルノブイリツアーに行くためにキエフに飛行機で到着した当日だったのですが、宿泊地がキエフ鉄道駅のすぐ隣にあるibisホテルで、このあたりのレストランを探していると、なんと麺屋武蔵があるではありませんか!
どうやらこれはチェーン展開しているようで、キエフの中心地にももう一店舗あるようです。それが、チェルノブイリ博物館の近くのこちら。
僕は、ホテルに到着したのが夜の20時過ぎくらいで、そのまま1人で麺屋武蔵に駆け込みました。
ウクライナとは思えない清潔感のある店内
これは誤解を招く表現かもしれませんが、ウクライナは首都のキエフでも、旧共産時代の面持ちが色濃く残っていて、お世辞にも「こぎれいな」街とは言いがたいです。世界遺産の大聖堂などはもちろんきれいなのですが、街中全体で考えると、「東南アジア感」がどちらかと言えば強い国だと思います。
(ヨーロッパの建築様式に、東南アジアの空気感が混じっているような場所です)
しかし、麺屋武蔵の店内は違いました。
ヨーロッパの日本食レストランでよく見かける、明るめの内装になっています。よく見ると、青海波のデザインが一部の壁にあしらわれています。
このデザインが「宮本武蔵」っぽいですが、どちらかと言えば「七人の侍」感が強いですね(笑)
約400円から食べられる、本場クオリティのラーメン
メニューは、キリル文字と英語が併記されているので、ロシア語・ウクライナ語ができなくても問題ありません。
ラーメンスープは3種類で、豚骨のクラシック(白)、海鮮のブラック(黒)、ピリ辛系のレッド(赤)から選べます。
で、驚くべきはなんとそのお値段! Lサイズ(350g)が79グリブニャ(約320円)から、XLサイズ(700g)が125グリブニャ(約500円)から。ちなみに、この「X」サイズというのは、麺の量が350gではなくて、全部込みの重さのようです(笑) 僕は「日本のラーメンでも350gは多すぎないか?」と思ってXサイズを注文したのですが、半ラーメン以下のサイズだったので、しっかりとラーメンを賞味したい方はXLサイズを注文されることをお勧めします。
謎の「Tyasyu」と「Chashu」との違い
さて、メニューを見ていて分からなかったのが、一番上のメニューと二番目のメニューの違いです。どちらも英語(ロシア語)では「チャーシュー」なのですが、ローマ字の綴りが違いまして…。
店員さんに聞いてみたのですが「英語でなんて説明したらいいか分からない」と言われたので、一番上の「Tyashu」を注文してみました。
で、出てきたのがこのラーメン。
アップした写真だとボリュームが多そうですが、日本だと半ラーメンのサイズで、お椀が味噌汁を入れるものより少し大きいかな~、という大きさ。これにはさすがに椅子から転げ落ちそうになりました。
さて、TyasyuとChashuの違いですが、注文したTyasyuは、豚の角煮みたいな、塊になっていました。ので、Chashuが、日本のラーメンでいう、薄切りされたいわゆる「チャーシュー」ではないかと思われます。
あっさりとしたスープと細麺の絡まりが絶妙
実際にラーメンを食べてみると、スープもしつこくなくて麺とよく絡んでいました。細麺で歯ごたえはそこまでありませんでしたが、煮卵と「チャーシュー」がしっかりお腹に入るので、まずまずの量かなと。
きちんとレンゲも付いてきます。
他のメニューにギョウザなどもあるので、まさに日本のラーメン屋さん。しっかり食べると当然高く付きますが、日本で食べるよりも安く抑えられると思います(ウクライナの物価を考えると、やや高めだと思います)。
こちらはキリル文字表記ですが、ラーメンにトッピングもできます。
こういう日本式ラーメン屋さんがあると、生活や長期の旅行中にも足を運んで胃袋を休めることができるのがありがたいですね。
まとめ
今回は、キエフにある日本式ラーメン屋さん「麺屋武蔵(Menya Musashi」の紹介でした。キエフでラーメンを食べられる場所はそんなに多くないので、1度訪れてみてはいかがでしょうか。
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