モンテネグロ・ポドゴリツァ空港~市内の移動はタクシー一択!事前予約してお得に移動しよう
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旧ユーゴスラビアを形成していた6つの国のうち、最も存在感が薄いのがモンテネグロではないでしょうか。

 

この国は、クロアチアに匹敵するアドリア海岸に面するビーチリゾートが有名な国ですが、その国の生い立ちから、国の名前自体はあまり知名度が高くないのも事実。というのも、旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国が1991年に解体したあとも、この国は2003年までは「ユーゴスラビア連邦共和国」としてセルビアと一緒に1つの国を形成し、その後2006年までは「セルビア・モンテネグロ」という、これまた1つの国を形成していました。

 

モンテネグロが単独国家として独立して国連に承認されたのは2006年の6月ですから、まだ12年ほどしか「モンテネグロ」という国は存在しないわけです。

 

とは言っても、モンテネグロ一番の観光地と言えば、コトル、ブドヴァ、ヘルツェグ・ノビ、ティバトなどの、アドリア海及びコトル湾に面する数々のビーチリゾート。他にも山脈など観光はできますが、いずれにせよ空路での入口は、首都・ポドゴリツァにある空港です。

 

今回は、そんなポドゴリツァ空港~ポドゴリツァ市内の移動方法についてまとめました。

 

目次

移動手段は唯一、タクシーのみが存在。市内まで一律12€

モンテネグロという国は小国で、ポドゴリツァ空港もそれに負けないコンパクトさ。到着と出発ターミナルは同じ地上階にありますし、1日に発着するフライト数も、平均して1時間に1~2本という少なさです。夏はチャーター便も増えるのでしょうが、飛行機が到着するとそのまま徒歩でターミナルに移動、入国審査を終えた隣で荷物を受け取って、税関検査を抜けるともう到着ロビーという、あっけないほど小さい空港です。

 

そんな規模感の空港なので、当然ながら(?)路線バスや鉄道は走っておらず、唯一の移動手段がタクシーになります。実際、到着ロビーを出たらタクシー(白タク?)の客引きが何人かいました。

 

実は、正規タクシーを利用する場合、空港~ポドゴリツァ市内の運賃は一律12ユーロと決まっています。これは、ターミナルを出たタクシー駐車エリアに料金表が一覧で掲載されていて、ポドゴリツァ市内までは12ユーロ、他にもブドヴァやコトルなど、国内主要都市までも移動は可能で、数十ユーロの運賃が正規料金としてまとめられていました。ので、タクシーを利用するときはまず正規運賃を確認しておいて、客引きの運ちゃんから吹っ掛けられたときは毅然とした態度で対応するのがいいかと思います。

 

事前配車を利用したら10€で移動可能

さて、僕は実はインターネットを使って、タクシーを事前に配車しておきました。やっぱり客引きに吹っ掛けられるのは気分は良くないですし、まともな運転手に1回で当たらない可能性もあるので、余分な消耗は避けておきたいなという考えからです。

 

そんなわけで、インターネットで検索したらヒットしたこちらのサイトを利用して、問い合わせから配車予約までしておきました。

https://www.taxipg.com/index.php/en/

 

このページの右側にOnline bookingという欄があるので、乗車日時や氏名、メールアドレス、問い合わせ内容を英語で入力して送信します。僕は、「●月●日に○○会社のフライトで空港に到着して、ホテル○○までタクシーで行きたいけれど、いくらかかりますか?クレジットカードは使えますか?」ということを問い合わせました。

 

その後、ものの数分で返信が来まして、

Taxi from Podgorica airport to Podgorica cost 10€ in total, per vehicle 1-4 persons, with all taxes. There is no any additional expenses.

All passenger luggage is free of charge. VAT, toll and passenger insurance are included in the price.

Free flight monitoring - in the case of plane delay waiting is also free of charge. Free booking - you are not paying any fee for reservation, all payment is in cash, when you arrive to your destination.

Our taxis are only Mercedes E class, Audi A6 and VW Passat / Touran in perfect condition and absolutely clean. If you have any specific request, like baby seat or you have oversized luggage, please inform us in advance.

If you confirm your transportation taxi driver will wait for you at your exit, holding a sign with your name.

We can’t guarantee free vehicle for a transfer scheduled less than 12h before pick up time.

Thanks for contact us.

 

要するに、運賃は4人まで10ユーロ、配車手数料も待機料もかからないし、フライトが遅れても追加請求はなし。到着ロビーで乗車する人のネームボードを携えてドライバーが待機していますよ、ということでした(支払は現金のみとのことでした)。

 

この内容で良かったので、すぐに配車を確定して当日利用するに至りました。

 

なお、僕のフライトが90分ほど遅れたのですが、特にトラブルもなくタクシーの運転手さんと合流できて、ホテルまで送ってもらいました。市内までの移動時間は約15分でしたでしょうか。僕はバスターミナル・鉄道駅のすぐ近くのホテルを予約したのでその時間でしたが、市内の他の場所であればもう数分かかると思います。

 

タクシー会社は他にもいくつかあるようですが、この会社が良かったのは、空港に到着してタクシーを拾うよりも2ユーロ安い料金で利用できたことです。早急な対応にも好感が持てたのも事実です。

 

 

ポドゴリツァで1泊するならHotel Terminusの利用を考えたい

 

さて、ポドゴリツァからモンテネグロ国内の様々な街までは、数時間あればバスや個別送迎サービスを使って訪れることが可能なのですが、ポドゴリツァ空港での飛行機の到着・出発時間によっては、ポドゴリツァで1泊する必要があるかもしれません。

 

そんなときにオススメしたいのが、ポドゴリツァバスターミナルの隣に位置する、Hotel Terminusです。

 

ポドゴリツァのバスターミナル、そして鉄道駅のすぐ隣にあり、個室+プライベートの浴室(個室内に浴室設置)という好条件に加えて、ビュッフェ形式の朝食も含まれるという、至れり尽くせりのホテル。

 

僕が利用したのは2018年の8月頭(1泊)でしたが、2ヶ月ほど前に予約をしたら1泊4000円ほどでした。

 

ツインルームなので、2人での利用であれば1人2000円程度の費用で済みます。

 

また、Wi-Fiも時々途切れることがありましたが、SNSやLINE(メッセンジャー)でやりとりをするには十分の速さでした。

 

 

こちらは朝食ビュッフェの写真。

 

 

思ったより食事のバラエティが豊富で、これが宿泊料金に含まれているのは満足。コンチネンタルブレックファストと、南スラブの伝統的な(?)食事が両方サーブされるので、日本人の口に合う食事が多いのもいい点ですよね。

 

水もウォーターサーバーから汲むので美味しくて安心。


予約は、定番のBooking.comですることをオススメします。




 

 

まとめ

今回は、ポドゴリツァ空港~市内のタクシー移動方法について詳しくまとめました。市内のホテルから空港に向かうときも、同様に配車予約をしておくと便利でしょう。

 

なお、モンテネグロの正式な通貨はユーロだけ。空港や市内でもATMでもユーロは下ろせますが、主要都市でも「両替所」はないようなので(あっても数が少ない)、別の通貨を両替したいときは銀行の窓口で交換しましょう。

 

 

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