「ドナウの真珠」を120%満喫!ブダペストの夜景スポット5つを紹介します
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「ドナウの真珠」の異名をもつ、ハンガリーのブダペスト。

 

ドイツ南部のドナウエシンゲンを上流に、ウィーン、ブラチスラバと流れてきたドナウ川はハンガリーに入ってから急に向きを変え、ここブダペストを通って遙か彼方の黒海に流れています。

 

古代から「河の流れる場所に街あり」ということで、大きな川が流れる場所には必ず街が栄えました。ブダペストも例に漏れない場所で、ドナウ川の両岸に広がるヨーロッパの街並みは、訪れる人の目を何度も奪ってきました。

 

そんなブダペストは、ヨーロッパ屈指の夜景ポイントでもあります。今回は、実際にブダペスト滞在中に訪れた場所のうち、夜景を楽しめるスポットを5つ紹介することにします(実際に目に焼き付けて頂きたいので、写真の掲載は必要最小限に留めます)。

 

目次

①ペスト側からセーチェーニ鎖橋とブダ王宮を望む

ブダペストの定番観光地となっているセーチェーニ鎖橋。ブダペスト市内でドナウ川にかかる橋は5つ以上ありますが、その中でもまさに中心の中心とも言えるこの橋は、日没後にライトアップされる橋では最も美しい輝きを放ちます。

 

そんなセーチェーニ鎖橋をペスト側から眺めるときに川の南側に映り込むのが、ブダペストの象徴とも言えるブダ王宮。これら2つを視界に同時に入れることができるのは、エリザベート公園より西側、かつセーチェーニ鎖橋の南側約500mに限られます。

 

写真の撮影方向は以下のような感じ。

セーチェーニ鎖橋の北側に行くと橋が邪魔して王宮が見えないので要注意なことと、実はこのあたりは川辺に船上レストランが多くあるので、河岸からは「鎖橋と王宮だけ」を目にするのは難しいことも、ご記憶下さい(上の写真でも、船が入り込んでいます)。

 

もし、王宮と鎖橋を独占したい!というときは、船上レストランを利用されるのがいいでしょう。例えばこちら。

(少し鎖橋からは離れます)

 

②ブダ側・王宮の北側地上から国会議事堂を望む

続いては、ブダ側からペスト側を眺めてみることにしましょう。

実は、夜景を楽しむなら「ペスト側からブダ側」を見る方が、神々しい光を放つ建物が多いので見どころが多いのですが、ペスト側で唯一、とてつもない存在感を出しているのが、セーチェーニ鎖橋より少し北にある国会議事堂。

 

ここは昼間もツアーで訪れられますし、ブダ側の対岸から見ることができますが、日が沈んでからの輝きっぷりといったら、他のどの建物にも引けを取りません。

上の地図だと少し南側からのアングルになるので、実際は以下の地図の場所あたりから見るのがいいでしょう。

真正面から見られる場所があるので、そこから鑑賞しつつ、斜めのアングルからも狙ってみるのがオススメです。

 

③北部・マルギット橋から議事堂・王宮・城を全部込みで

ブダペストの一番北にかかるのはマルギット橋といい、その橋の途中からは、ドナウ川の中州とも言えるマルギット島があります。

 

実は、このマルギット橋から南を望んだときに、ドナウ川両岸の建物を全て1つのフレームに入れることができるんですね。距離の関係で、全ての建物の存在感を際立たせることはできないのですが、議事堂は照明の量が桁違いなので中でもひときわ輝いて見えます。

写真撮影の場合はシャッター速度を遅くして光量を調節すれば、上の写真のように明るめの光を出すことができます。

上の地図のピンを刺した場所から真南を向けば、国会議事堂、ブダ城、ブダ王宮を全て独占することができます。

 

④南側・自由橋のペスト寄りからエリザベート橋と王宮を望む


ドナウ川にかかる橋のうち、セーチェーニ鎖橋の1つ南にあるのがエリザベート橋。かつてのオーストリア=ハンガリー帝国の皇后だった彼女の名を冠した橋はブダとペストを結ぶ幹線道路となっていますが、この橋のもう一つ南にある自由橋から川の上流(北側)を見ると、エリザベート橋と、更にその向こうに王宮を見ることができるんですね。

 

地図の縮尺が小さいので分かりづらいですが、ポイントは「自由橋の上から眺める」ということ。ペスト側の河岸からだと、手前に船があるのと、エリザベート橋が王宮を隠してしまいます。

 

この場所からだと、あえて王宮をメインにせずに、手前の船を取り込むことができるので、写真撮影の工夫はしやすいかと思います。

 

⑤ゲッレールトの丘(ツィタデラ)からドナウ両岸を望む

最後は、ブダ側のゲッレールトの丘からドナウ川上流を眺めてみましょう。

ゲッレールトの「丘」と言うだけあって標高が高いのですが、徒歩でも問題なく歩いて行けます。ただ、夜は電灯がないので、スマホのライトや懐中電灯がないと危険です。また、坂道も急なのと、道がいくつもあって分かりにくいので、スマホのGPS機能を使いながら、スニーカーなどの動き易い靴で移動するのが鉄則。スマホでGPSだけだと不安、という方は、ホテルなどでGoogle mapのナビを使って経路を事前に調べておくと安心です。

 

ゲッレールトの丘は、最上部の広場のようなところで北側に視界が開けている場所が多いので、そこまで場所取りに躍起になる必要はありません。ただ、人が多いので混雑時は安全に気をつけて下さいね。

 

なお、ゲッレールトの丘を南側(ゲッレールト温泉側)から上っていくときには、ドナウ川下流(南側)の夜景も見られます。

 

夜景を見るなら夏以外がオススメですが

ブダペストは緯度が高いため、5月中旬~7月下旬の1ヶ月半ほどは、日照時間が長くなります(夏至の時期で、日没が21時頃)。その後もマジックアワーが続き、完全に暗くなるのが22時頃となるため、「夜景だけを見る!」という方には、日照時間の短い秋~春がオススメです(冬は寒いですが)。

 

ただし、完全に日が暮れる前のマジックアワーを狙ってみるのもありです。特に写真を撮影する場合、夜景だと取り込める光の量が少なくなって、三脚などの設備がないと(手ブレするので)カメラ単体では、上手く夜景を写真にすることができない場合があります。

 

これがマジックアワーになると、完全に日が沈まない明るさのうちにライトアップされた街並みを見ることができるため、写真も撮りやすいですし、幻想的な雰囲気も楽しむことが可能です。

 

写真を撮るなら

ブダペストに限らずですが、夜景を撮影するのであれば、それなりの技術が必要となります。コンデジでは絞り変更やノンフラッシュ設定ができない場合があるので、最低ミラーレス一眼、できれば一眼を使って撮影に臨むのが最低レベル。逆に、スマホでも質の高い写真は撮れるので、こだわりがない場合はスマホでもいいですね。

 

一眼の場合、こだわり出すとキリがありませんが、5万円くらいの手頃なものでまずは十分です。

 

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三脚はマストですが、ブダペスト市内の家電量販店にもいくつか売っているのでそれを買うのもありです。

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三脚は、一眼には軽すぎるものもあるので、できれば脚がしっかりしたものを選ぶといいでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はブダペストの夜景を楽しめるスポットを5つ選んでみました。夏場は日照時間が長いですが、それ以外のシーズンだと夜景探索に時間を使って旅をしてみるのもいいかもしれませんね。

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