昨日、ポーランド大使館まで書類を一式持っていって、ワーホリビザ(期間:2016年9月頭~2017年8月末)の申請が無事行えたんですが、
大使館の担当者から口酸っぱく言われたのが
ビザの入国日までに一度シェンゲン協定国外に出国して、ビザの有効期間が始まってから再入国しないとダメよ!!
ということでした。
私が思っていた以上に厳しく言われたのですが、どういうことかというと、一番大事なのは
観光ビザ(ビザ無し)で入国してから、滞在を延長するためにビザ有りでの滞在を行うというのは本来認められない
とのことなんですよね。
これは、ポーランドの場合は「ワーホリビザの有効期間が始まってからの入国スタンプ(=シェンゲン協定内での入国スタンプ)がないと、たとえビザを持っていて、その前にビザ無しで滞在していても、不法入国と解釈されてしまう余地がある…ということだと思います。(理由までは聞けませんでした)
恐らく、中東からの難民や西欧で起こっているテロとの関係もあるのだと思いますが、
とにかく私の場合、2016年7月中にポーランド入りして、8月末まではノンビザで滞在するので、8月から9月にかけて、数日でいいので「ポーランドから離れて」、シェンゲン協定外の国に行かないといけないことになりました。
(というより、スタンプがなくても大丈夫な可能性もあるんですが「仮に問題が起こったとしても、大使館側は責任を取れない」ということなんだそうです。つまり、一度入出国しておいたほうが無難…)
で、ここで問題になってくるのが
・どうやってシェンゲン協定国外に出るか?
ということです。
シェンゲン協定については改めて別の記事で詳しく書こうと思いますが、とりあえず「ヨーロッパ圏内の国は軒並みシェンゲン協定内」と理解して大丈夫なので、それ以外の国に行かないといけないことになります。
例えば、隣国のウクライナ。或いはトルコやUAE等、中東にも飛行機で行けます。
或いは、目先を変えてモロッコ等の北アフリカもいいですね。
そうそう、イギリスは「シェンゲン外」なので、ここでもOK。
ただ、ここで1つ問題があって、それはビザ申請で提出した書類に
①Member state(s) of destination
②Member state of first entry
という2つの欄があることです。
このmember stateというのは「(シェンゲン協定)加盟国」のことなんですが、
①については、ポーランドワーホリなので「ポーランド」がデフォルト設定になって、そのまま提出するんですが、
②については、「ワーホリの際に最初に入国するシェンゲン協定国」を書かないといけないのですが、
私は、書類にはシベリア鉄道で入国する「体」で、「ポーランド」と記入して提出したんですね。
で、実際のところは、ビザなしでシベリア鉄道を使って入国するので、提出した書類に書いている内容は「とりあえず」の内容になっているわけです。
で、何が問題かというと、この「Member state of entry」の規則がどれくらい厳しいのかは分からないんですが、できるだけややこしい問題に直面しないようにするには、
ビザの有効期間内に最初にスタンプを押してもらう国を「ポーランド」にしないといけない
という「縛り」が発生してしまうわけですよね…。
これ、もしポーランドでワーホリをあなたがしようと思っていて、普通に、
・片道航空券を予め予約して、
・その時の最初の入国地(入国審査を行う国)を書類に書いて、
・航空券の予約証明と、申請書類を持参
すれば、何も問題ありません。
例えば、エールフランスでフランス経由でポーランドに行くなら、Member state of entryは「フランス」になりますし、
フィンランド航空でフィンランド経由で行けば、Member state of entryは「フィンランド」になるわけです。
或いは、ロシアやドバイを経由するなら「ポーランド」ですし、成田からポーランド航空の直行便を使うのであれば、これも「ポーランド」で大丈夫です。
で、私の場合何が問題かというと、
あくまで理論上の話なのですが、今年の8月末から9月末にかけての「シェンゲン外への移動」は、「パスポートに、ポーランドの入国スタンプが押されないといけない」というルールをクリアしないといけない、ということです。
なので、例えばポーランドから直行便のないモロッコやチュニジアには行けないわけです(9月2日にポーランドに「戻る」とすると、乗り継ぎをする別の国の空港でスタンプが押されてしまう)。
或いは、ドバイやトルコなど、直行便は飛んでいるけど、安い航空券は全て、ヨーロッパ乗り継ぎのものだ…という場合も、問題があります。
となると、一番手堅いのは
・ポーランドから隣国ウクライナに空路か陸路で往復、又は
・空路でイギリスまで往復
の二択が、現実的に変なトラブルに一番巻き込まれにくい方法だと言えます。
なので、今回はウクライナに行ってみようと思います…。
あくまでこの話は「理論上」のものなので、実際のところよく分からないんですが、一番手堅く行くなら、私にとっては今回の選択がよさそうです。
(どのみち、7月中に向こうの日本大使館に在留届を出しに行くので、その時に領事の方にも聞いてみようと思います)
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