今回諸事情で1ヶ月程日本に帰国していたんですが、その際に関西から東京に仕事で行く機会があり、以前から貯めていたカタール航空のマイルを使って、特典航空券で移動をしてみました。今回はそんな特典航空券の入手方法についてブログにまとめました。
目次
カタール航空のマイレージプログラム
カタール航空は、3つある航空連合のうち、JALやフィンランド航空(フィンエアー)等が加盟しているワンワールドの航空会社です。
僕は2014年にトルコ・ギリシャ・ブルガリアを旅するのにカタール航空を使って関空からイスタンブールまで往復で初めて使ったのがきっかけで、マイレージプログラムを利用し始めました。この時以来、2015年の夏に関空~ワルシャワをカタール航空で利用した後は、2016年の秋にワルシャワ~ヘルシンキ~関空をフィンエアーで使い、2017年の2月にも同じくフィンランド航空でワルシャワ~関空を利用し、合計で15000マイルが貯まったのです。
カタール航空のマイレージプログラム「プリビレッジクラブ」(英語ページのみ)を使うと、カタール航空はもちろんのこと、ワンワールドに加盟している他の会社のフライトを利用した時にもマイルを貯めることができ(どれくらい貯まるかはチケットの料金や利用するクラスによって異なります)、僕は2017年2月のワルシャワ→関空の利用で、合計15800マイルとなったでした。
プリビレッジクラブのマイルの特徴
プリビレッジクラブで貯めることができるマイルの特徴は、その有効期限です。
プリビレッジクラブのマイルの有効期限は少し変わっていまして、
・ある年の1月~6月に利用したフライト→3年後の6月末
・ある年の7月~12月に利用したフライト→3年後の12月末
となっています(多くの他のマイレージプログラムでは、数年後の各月末のようになっています)。
今回、2014年の3月にカタール航空を利用した際に貯まったマイルの有効期限が2017年6月末に迫っており、今回のチャンスを逃すと恐らくマイルを失ってしまうので、思い切って提携会社であるJALの日本国内線の航空券に変換してみることにしました。
※カタール航空のマイルで有効期限が切れてしまうものは、1マイルにつきいくらかお金を払えば有効期限の延長をすることができるようです。
JAL国内線を利用するのに必要なマイル数は?
カタール航空・プリビレッジクラブのマイルをJALの特典航空券に変換する場合に必要なマイル数は、路線の距離によって異なります。
参考:カタール航空・プリビレッジクラブ 特典航空券マイル数チャート
このサイトによると、距離が最も短い区間(飛行区間マイル数が1~500マイル)の場合は、片道往復共に12500マイル、マイル数が501~1000マイルの場合は片道12500マイル、往復15000マイル、マイル数が1001~1500マイルの場合は片道15000マイル、往復20000マイルとなっています。
「飛行区間マイル数」とは、専用のルールで決められている数値のことで、この数を元に路線がどのカテゴリーに分類されるかを知ることができます。
参考:区間マイル数チャート
例えば、羽田~小松は区間マイル数が500以下、関西(伊丹)~羽田(成田)はマイル数が1000以下、羽田(成田)~福岡/札幌はマイル数が1500以下、のように決められています。
僕の今回の場合は伊丹~羽田の往復を利用したため、必要なマイルは15000マイルでした。
特典航空券を予約する方法
カタール航空のマイレージプログラムで貯めたマイルを航空券に交換するには、カタール航空日本支社まで問い合わせをしないといけません(電話番号:03-5501-3771)。
電話ではダイヤル選択をする必要もなく、いきなりスタッフの方が応対して下さるので(待ち時間も基本的にありません)、「会員だけれどJALの特典航空券にマイルを交換したい」と伝えましょう。スタッフの方が
・希望のフライト区間、時刻と日時
・空席があるかどうか
・必要マイルとマイル残高の確認
をした上で、発券手続きをしてくれます。希望のフライトを押さえた後は、搭乗者の身分証明書(パスポート)のコピーを専用のメールに送る必要がある(電話での応対が終わった後、先方からメールがあります)のですが、それ以外は全て電話でできてしまいます。
なお、カタール航空のマイルを使ってカタール航空のフライトを特典航空券を利用する場合は、カタール航空プリビレッジクラブのサイトにログイン→Redeem QMiles→Flights & Upgradsを選択すれば予約ができるようなのですが、JALの国内特典航空券は無理のようです。
特典航空券を利用する時の手数料ですが、基本的にゼロ円(貯まったマイルがあって、利用したいフライトに空席があれば可能)なのですが、1週間以内のフライトを利用する場合は発券手数料で2900円(25ドル)がかかってしまいます。僕は直近のフライトを利用したためこの費用がかかってしまいました(この費用は電話応対の際にクレジットカード情報を伝えて、そのまま決済)が、先のフライトを利用するのであれば文字通りタダになるので、できれば旅の計画は早めに立てておくのがいいでしょう。
手続きが終わると(パスポートのコピーをメールして先方が確認した後)、メールアドレスに予約確認書(英語)が送られてくるので、当日空港のカウンターでそれを見せれば紙の搭乗券を渡してもらえます。
JALのエコノミークラスを利用した感想
以下は簡単なフライトの利用記録です。
行きは2017年3月5日、伊丹→羽田。
シートはシンプル。黒が基調だからなのか、しっかりした雰囲気が出ています。
モニターは付いていないタイプ。海外の中距離便と共同運用していると思うのですが、通路上部にしかモニターがないと、日本~東南アジアといった移動時間では大変だなと僕は思います。
このフライトは3月の日曜日午前中の便。空港に到着したときには満席となっていました。
サービスのコーヒー。
続いて帰りは、3月6日(月)の昼前の羽田→伊丹便。
この日は月曜なので、さすがに空席が目立ちました。
オリジナルのキウイジュースがサーブされていたので、今回はこれを注文。もっとドロドロした果汁が多いものかと思っていましたが、さっぱりとした味わいで美味しかったです。
こちらはプレミアム座席のクラスJ。一度、羽田~福岡くらいの距離のフライトで使ってみたいです。
JALは大人になってから初めて乗りましたが、ANAとは機内の雰囲気も違っていて(こちらのほうが落ち着いていた)、改めて海外の長距離便(成田~ヘルシンキ等)で利用してみたいとも思いました。
2900円でこれだけ新しい発見が得られたのは良かったです。
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