今回はずばり、日本からポーランドまで飛行機で行くならどの会社を使えばいいか?ということについて考察してみようと思います。
これまで、日本からポーランドを目指す場合はどうしても、どこかの国で乗り継ぎが必要でした。しかし、2016年1月に、週3便ではありますが、ワルシャワ-成田間にポーランド航空が就航し、直行便でわずか11時間前後でポーランドまで足を運べるようになりました。この記事では、もちろん直行便も含めて、どの会社がいいのか、ということについて自分なりの意見をまとめます。
目次
どの物差しで評価するか
といっても、航空会社の利用といっても、様々な評価基準がありますよね。例えば運賃の安さは大事ですし、それと同じくらいに乗り継ぎの長さ、乗り継ぎを含む合計の移動時間、機内サービス、あるいはマイレージの積算という要素も、人によっては大事になってくると思います。そして、どの要素を取るかによって、仮に順位付けをしてもランキングが変わってしまうこともあるでしょう。
そこで今回の記事で主に用いる指標としては、「時間」をメインに置くことにします。例えば所要時間、乗り継ぎの長さ、何時頃に出発・到着をするのか…、ということ。本当は機内サービスなども含めて紹介したいのですが、さすがに全ての航空会社に乗れるほどの余裕もないので、それについては今回は見送ります。
また、基本的に東京(羽田、成田)発着で考えます。ただ、僕を含め普段使うのが関空を使う人も多いと思うので、それについては別の記事でまとめます。
では、この記事では東京発着編として1位から紹介していきます。
第一位:ポーランド航空
https://www.google.pl/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&ved=0ahUKEwig5ajz-5jOAhUFBywKHZBmBHEQjxwIAw&url=http%3A%2F%2Fwww.2525parking.com%2Fwp%2F%3Fp%3D105&psig=AFQjCNGujKwRuyFmZGo_cUtQrnHcHHkVOQ&ust=1469891824766846
第一位は文句なしでポーランド航空です。成田空港発は毎週月、木、土曜に運航、ワルシャワ発は毎週日、水、金曜運航となっています。
料金も、安いときで往復8万円代(たまに6万円台!というのもあります)から買えるので、安いチケットが手に入るなら、直行便のポーランド航空を使いましょう。成田を午前11時頃に出発してワルシャワには同日の午後14時台に到着し、ワルシャワを15時頃に出発して成田に翌9時頃に到着するダイヤは、本当に魅力的です。乗り継ぎをすると、ここまで早くワルシャワに着いて、ワルシャワを午後に出発することなんでほぼ不可能ですから…。
第二位:フィンランド航空
http://110.50.193.41/20131128-12562
第二位はフィンランドのヘルシンキを拠点にしている、フィンランド航空(フィンエアー)。
あまり知られていないかもしれませんが、ヘルシンキは日本から「一番近いヨーロッパ」なんですよね。というのも、日本を出発してヨーロッパに向かう飛行機は皆北極圏付近を飛行して、最初にフィンランド上空に入るからです。フィンエアーの日本向けキャッチコピーも「欧州最速」ですから、それくらい「搭乗時間が短い」というのは、飛行機の長距離移動にとってはメリットなんですよね。
ちなみに、日本からヘルシンキまでは約10時間で、日本に戻る場合はジェットストリームの関係で9時間台で到着します。
ヘルシンキでの乗り継ぎも含めれば、12~13時間でポーランドまでは来ることができますから、僕はフィンエアーを二位にしました。
第三位:アエロフロートロシア航空
第三位は、かつては「よく墜ちる」と言われた(苦笑)アエロフロート。
ロシア(モスクワ)乗り継ぎでポーランドに向かう場合でも、乗り継ぎを含めて14時間ほどでワルシャワに到着します。ワルシャワから日本に戻る場合でも、乗り継ぎが良いチケットを買えば、ポーランドを午後に出発してその日の夜にモスクワで乗り継ぎ、翌日昼前に成田に到着できます。これも14時間台の移動時間で収まります。
スカイスキャナーを使った場合、これらの三社の中で一番値段が安いのはアエロフロートである場合が多いです。ので、運賃で選ぶならアエロフロートだと思いますが、機内サービスはポーランド航空やフィンエアーのほうが良いと思います(乗ったことないので、あくまでイメージですが…)
番外編:中東乗り継ぎはオススメなのか?
日本からポーランドに限らずヨーロッパに向かう場合、数年前までは圧倒的に中東のエアライン(カタール航空やエミレーツ航空、エティハド航空)が価格競争力で3歩ぐらい抜きんでていたのですが(往復5万円台の航空券があって、ヨーロッパの航空会社は10万円くらいした)、今は燃油サーチャージの低下や廃止によって、ヨーロッパ系の航空会社も6万円、7万円台で利用できるようになってきました。
僕もかつて、カタール航空でトルコやワルシャワまで移動したことがあるのですが、なんといっても中東までの移動が長いんですよ(苦笑)。ここに行くだけで12時間かかって、ワルシャワまで行く場合は乗り継いだ後、更に7時間くらい飛行機に乗るので、正直きつかったです。
ですので、2016年7月現在の話をすると、ポーランドに行くなら直行便、あるいはヨーロッパかロシア乗り継ぎの航空券を用意するのがベタです(そしてこの傾向は、当面の間続くと思います)。
ビジネスクラスに乗って中東を経由していく、とかだったらいいですけどね、エコノミークラスだったら正直疲れるだけですね…。
その他の会社
東京発着だと、他にエールフランスやKLMオランダ航空、ルフトハンザドイツがありますし、あとはJALのパリ行きやANAのデュッセルドルフ、ブリュッセル行きを使って乗り継ぐ、という方法も考えられます。
ただ、バリやブリュッセルはテロが何度か起こった(ブリュッセルの場合は空港)経緯もありますし、これらの航空会社を使う場合、日本に帰る場合、どうしてもワルシャワを出発する時間が朝の6時とか7時になってしまうんですよね。(ワルシャワを日中に出発すると、乗り継ぎの関係でどうしても中継空港で一泊する必要があります)。僕はKLMオランダ航空でワルシャワに来たことが何度かありますが、正直朝6時に空港発って、空港までの移動時間も含めると辛いんですよ…。
それに、これらの会社を使う場合、日本から一度ポーランドを超えて西まで移動し、それから東に戻ってワルシャワに着く、ということになって、ちょっと時間を損した気分になってしまいます。僕はマイレージプログラムの関係でKLMやエールフランスは時々使うようにしていますが、東京発着の場合はそこまで順位の高い移動方法ではありません(関空発着の場合、直行便やアエロフロートが就航していないので話は別です)。
まとめ:東京発着なら直行便をベースで航空券を考えよう
東京からポーランドに向かう場合、基本的に直行便を利用して安く行けないか、ということを最初に考えて、それが無理そうならフィンエアーかアエロフロートで安い航空券を探して使う、という戦略で問題ないと思います。なんといっても、ポーランドより東側で乗り継いで、できるだけ無駄な経路を通らずに移動するのが合理的です。
このサイトの使い方については、また別の機会に紹介できればと思います。
それでは皆さん、素敵なポーランド旅行を!
※アイキャッチ画像はhttps://www.google.pl/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&ved=0ahUKEwig5ajz-5jOAhUFBywKHZBmBHEQjxwIAw&url=http%3A%2F%2Fwww.2525parking.com%2Fwp%2F%3Fp%3D105&psig=AFQjCNGujKwRuyFmZGo_cUtQrnHcHHkVOQ&ust=1469891824766846より拝借しました
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