海外で長期生活をする際に、どのクレジットカードを使うかに悩んでいる方も多いのではないかと思います。
クレジットカードを選ぶ際は、海外旅行保険の補償内容や保険の有効期限、他のサービス、年会費等を合わせてコストパフォーマンスを考えて決めるのが普通ですが、お金に余裕がある場合にオススメなのが、この楽天プレミアムカードです。今回は、ポーランドでワーホリをして生活をしている僕が、楽天プレミアムカードを薦める理由についてまとめました。
目次
楽天プレミアムカードとは?
楽天プレミアムカードは、楽天が提供しているクレジットカードの1種で、通常の「楽天カード」よりワンランク上のサービス内容となっています。
年会費は10,000円+消費税で、2017年1月現在だと10,800円/年で使うことができます。
普段、クレジットカードは使用料無料のものを使っている方にとってはこの値段は高いかも知れませんが、使い方次第では「お値段以上」のサービスを受けることが可能です。
それでは、以下で僕が「価値が高い」と考える楽天プレミアムカードのサービス内容について紹介します。
①空港ラウンジが使える「プライオリティパス」が無料付帯
海外で生活をする場合、日本からの移動、あるいは海外の居住地から別の街・国まで、飛行機を使って移動することも多いかと思います。そんな時に、楽天プレミアムカードを使うと自動で付いてくる「プライオリティパス」を使えば、なんと世界各地の空港にあるラウンジを無料で使うことが可能です。
プライオリティパスが使えるラウンジは、ビジネスクラス・ファーストクラスを利用する場合に使えるラウンジとは異なるため、最上級のサービスを受けられるわけではありません。しかし、
・専用のWiFiに繋げる
・ドリンク、アルコール、食べ物が飲み放題食べ放題
・シャワーを使えるラウンジもある
・静かでリラックスできる環境
が整っているため、乗り継ぎ時間が長時間の場合や、早朝出発で家で食事を済ますことができない場合、食事の時間帯に飛行機を利用する場合等、お腹を満たしつつリフレッシュすることが可能です。
参考記事:
ワルシャワ空港・Preludiumラウンジ(シェンゲン内エリア)の設備とクオリティは?
ワルシャワ空港・BOLEROラウンジ(シェンゲン外エリア)の設備とクオリティは?
単純計算して、1年に2回ラウンジを使うとすると、1回あたりの料金は5400円、1年で4回使うと2700円/回…と、使う回数が多くなるにつれて当然ですがラウンジの使用料は実質的に安くなっていきます。
なによりも嬉しいのは、このプライオリティパスは、楽天プレミアムカードを使った場合に無料付帯してくる、という点です。専用ページ内でプライオリティパス発効の申し込み手続きを行う必要はありますが、それさえ終えればあとは空港ラウンジが使い放題になります。
海外で長期生活をする場合でも、一年中飛行機を使わないということはほぼないでしょうから、このプライオリティパスを取得するためだけに楽天プレミアムカードに入会するのも、十分に価値のあることと言えるでしょう。
②日本の居住地⇔空港の無料手荷物送迎サービスが使える
日本から海外に行く際、あるいは海外から日本に帰ってきた際に、空港まで(から)重い荷物を詰め込んだスーツケースを運ぶのは大変です。僕の場合は、空港から日本の実家まで、リムジンバスで約60分+そこから徒歩約10分、と非常に恵まれた立地になっているのですが、普通は空港まで(から)鉄道を乗り継いだり、最寄りのバス停(駅)まで車で送迎をしてもらったり、という方法を取る方が大多数ではないでしょうか。
楽天プレミアムカードを使えば、この時に発生するスーツケースの持ち運びの問題も解消することが可能です。楽天プレミアムカードを申し込んでから3つのコース(トラベルコース、楽天市場コース、エンタメコース)の中でトラベルコースを選択すると、スーツケースの無料宅配サービスを使うことが可能となります。
デメリットは、この宅配サービスは年に2回しか受けられないということです。つまり、自宅から空港に行く時に1回、空港から自宅に戻る時に1回、を使ってしまえば、年内に再び使うことはできません。また、使える空港が成田、羽田、中部国際(セントレア)、関西の4空港しかないことも、地方空港から出発する方にとっては関係ない話なので、このサービスを利用するのは難しいとも言えます。
とは言っても、これらの4空港を使う場合は、日本から頻繁に海外に旅行に行く場合と違って、日本から長期生活でまとまった荷物を年に数回空港~自宅間で移動させる必要がある場合であれば、この回数しか使えなくても特に問題はないと言えるでしょう。
また、2016年8月24日までは、事前にカードの会員ページから「宅配サービスの申し込み」をして、紙のクーポン券を自宅あるいは空港まで送ってもらう必要がありましたが、2016年8月25日からは、クーポンをWeb上で発行して印刷するだけで使えるようになったので、使い勝手は上がったと言えます。
③低金利で海外キャッシングを利用できる
海外で長期生活をする場合、どうしても現地通貨をある程度用意して生活をすることが必要となります。クレジットカードが普及している国や地域であればそれを使えば問題ありませんが、基本的に現金を使う、という場合は、国際キャッシュカードを使って日本の銀行にある日本円を、現地通貨に替えて現地でおろすことが一般的な方法となっているかと思います。
ただ、国際キャッシュカードは、お金をおろすときの手数料がそこそこします。僕が初めて使った国際キャッシュカードは新生銀行ですが、これだと引き出し金額(日本円)の4%が手数料として余計にかかってしまいます。10000円分をおろすとなると400円ですね。また、楽天銀行の国際キャッシュカードの場合は引き出し金額(日本円)の3.024%が同じように手数料としてかかります。10000円に対して302円ですね。
この手数料を安いとみるか高いとみるかですが、ポーランドでの生活でも、全て現金で賄うとすると10万円くらいはお金が必要ですから、毎月余計に4000円を払う必要が出てくるわけです。
これに対して、楽天プレミアムカードのキャッシング機能を使えば、これらの国際キャッシュカードよりも若干手数料が抑えられます。キャッシングは、金融機関からお金を借りて後で返済する(一種の借金)なので、日本の口座からお金をおろすのとは仕組みが違うのですが、この場合、10万円に対して約1500円の手数料がかかります。楽天銀行のカードと比べても約半額ですね。
なお、金利計算の方法については以下の記事をご覧下さい。
仮にひと月で1000円分の差ができると考えても、一年間キャッシングを使えば、キャッシュカードを使うよりも約12000円分の差が生まれます。楽天プレミアムカードの場合、年会費が1万円+消費税かかるので、結局差分はあまり変わらないのですが、これに合わせて空港のラウンジや荷物の宅配サービスを追加で使えると考えれば、とてもお得なカードと言えるのではないでしょうか。
なお、楽天プレミアムカードでキャッシング機能を使った場合、デフォルト設定では分割払い(リボ払い)となっているため、無駄な金利(手数料)がかかってしまい逆に割高となってしまいます。実際にキャッシングを利用される場合は、利用前に会員ページから、キャッシングをした時の金額を一括で払えるように設定を変更して下さい。上でリンクを貼ったページでも紹介しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。楽天プレミアムカードはプライオリティパスの無料付帯のサービスが有名すぎるため、ほとんどの方がこのサービス狙いで加入して使っていると思います(僕もそうでした)が、このカードを使って海外での生活をしてみると、他にもメリットがあることに気づくことができました。
年会費10000円+消費税は決して安くはない金額ですが、受けられるサービスと金額を天秤にかけて、まずは1年だけでも試しに使ってみるのもいいかもしれません。
申し込みはこちら:楽天プレミアムカード
おまけ:キャッシング機能だけ使いたい場合は普通の「楽天カード」がオススメ
なお、空港ラウンジも荷物宅配サービスにも興味はないけれど、このキャッシング機能だけを使って手数料分を浮かしたいのであれば、年会費無料の楽天カードを使うのがいいでしょう。
これであれば、余計な年会費を使うことなく海外での現金調達にかかるコストを抑えることができます。
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