海外で飛行機を使う際、航空会社の公式ページからの予約をすると料金が割高になることがあって(特に大手の航空会社を使う場合)、様々な航空券価格比較サイトや旅行代理店からチケットを購入する方も多いと思います。
今回僕たちは、ハンガリーのブダペスト~ルーマニアのブカレストをLCC・ウィズエアーの公式サイトから往復発券して、ブカレスト~モルドバのキシナウを、Tripairというサイトを使ってタロム(ルーマニア)航空の便を往復発券しました。
スケジュール的にはこんな感じ。
10月3日朝 ブダペスト→ブカレスト
10月5日夕方 ブカレスト→キシナウ
10月7日夜 キシナウ→ブカレスト
10月8日朝 ブカレスト→ブダペスト
最初と最後のフライトがWizzairで、間の2本がタロム航空です。
もともと、ブダペスト~ブカレストのフライトスケジュールに合わせてモルドバ行きのチケットを買ったので、7日は空港の近くに投宿して、次の8日の朝一でブダペストに戻るというスケジューリングにしていました。
7日のフライトはキシナウを20時台に出発して21時台にブカレストに到着。翌日はブカレストを9時に出発して、1時間後にブダペストに着くというものでした。
なので、もともと7日は飛行機乗り継ぎのためだけのルーマニアに入国するだけの予定だったのですが、旅行の3週間くらい前に、Tripairからこんなメールが届いたのです(日本語に意訳)。
フライトスケジュールの変更により、7日20時のフライトは翌8日の7時10分にキシナウを出発することになりました。
フライトの変更を希望される場合、このメールに返信して下さい。
なんと、フライトスケジュールの変更によって、夜便が翌日の朝便に変更になってしまったというのです。
変更後のフライトスケジュールでも、なんとかブダペスト行きの飛行機には乗り継げると思うのですが(預け手荷物もないし、入国審査をせず乗り継ぎレーンに行けば間に合う)、キシナウ発のフライトが遅れてしまうと、これら2本のフライトを乗り継ぎ発券していない(別の会社からバラ買いしている)ため、乗り継ぎできなかった場合が面倒臭そう、ということで、なんとかできないかということになりました。
そこで、メールに書かれているように、送られて来たメールに返信して「7日中にブカレストに着きたいので、別のフライトに変更してもらえませんか」というメールを送ったのですが、受領の返事もすぐになかったので、万が一のことを考えて、モルドバ航空(キシナウ→ブカレストの飛行機は、タロム航空の機材を使っているのですがモルドバ航空のフライト番号で予約したのです)の公式サイトから問い合わせフォームを探して、同時にメールも送ったのです。
正直言って、東欧の小国のモルドバの国営航空なので、大した期待はしていなかったのですが、メールを送って数十分後にこんなメールが届きました。
Good evening,
As an alternative we can offer you the following itinerary option:
Flight
Date
Departure (local time)
Arrival (local time)
(RO/XXX) Chișinău - Bucharest,Otopeni
07OCT18:45
20:00
Would you please be so kind to let us know if this option is suitable for you, so we could exchange your tickets.
Waiting for your answer.
いやまじか!?って感じです。まさかこんなに早く、代替フライトの案内も含めて返信してもらえるとは。
一応、手数料がかからないかどうかを確認して(会社都合の変更なので)、ノーチャージということが分かってから、正式に変更依頼を送って、その翌日には、変更済みのオンラインチケットをメールで送ってもらいました…。
ちなみにその10日後くらいに、もともとチケットを購入した代理店から「残念ながら、変更を希望されるフライトの座席に空きがありません」というメールが届いたのですが、「既に航空会社に問い合わせて変更してもらっています」と伝えたら、先方からも「確かに変更されています」という回答が。
旅行代理店の塩対応にもびっくりしてしまいましたが、それ以上にモルドバ航空の対応が迅速すぎて、逆に腰を抜かしてしまいました。
日本でこういう経験をしたことないので単純に比較はできないのですが、代理店で購入したチケットが変更になった場合、代理店を通さずに一度航空会社に問い合わせみるのがいいのではないかと思います。
同じような状況に遭遇する際の参考にしてもらえれば幸いです。
【追記】
この、変更手続きをしたフライトを実際に利用したのですが、
・予約時には「預け手荷物不可」と書かれてあったのに、なぜか無料で預けられた
・タロム(ルーマニア)航空便をモルドバ航空の便名で予約したにもかかわらず、なぜかタロム航空のフライト番号での発券(手荷物カウンターで確認したところ、そもそもこのふらいと、タロム航空とエールフランス、アリタリアイタリア航空のコードシェア便となっていて、モルドバ航空はかすってもいない模様)されて搭乗、ということになりました。
なので、本当はモルドバ航空がオペレーションに関わっていたのかすら謎なのですが、予約時にはモルドバ航空での便名で予約されていたからなのか、問い合わせて無事に対応してもらえた、という顛末でした。
これが今回だけの特別対応なのか、東欧のホスピタリティなのかなんだか分かりませんが、とても印象が良くなる一連の出来事であったのは確かです。
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