リーズナブルから本格派まで!ブダペストで訪れたいハンガリー料理店9選
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ハンガリーにやってきたら一度は食べてみたいハンガリー料理。一番有名なのは「グラーシュ(スープ)」なのは間違いありませんが、他にも肉料理やパプリカ、スイーツなど、ハンガリー料理は日本人の舌にとても合うものばかりです。

 

僕はポーランドで暮らしていたときに「ポーランド料理は日本人の舌に合う」と何度も言っていたのですが、ハンガリー料理はそれ以上に日本人の舌と親和性が高いと思っています。その理由は「食べられる野菜のバラエティが多い」「そこまで脂っこくない」というものなんですが(あくまで、ポーランド料理と比較しての話ですが)、そんなハンガリー料理だからこそ、ためらうことなく気軽に嗜んで頂きたいと思います。

 

そんなわけで、今回はブダペストで楽しめるハンガリー料理店を5つまとめました。専門店も混じっていますが、ぜひどれか1つには立ち寄ってみて下さい。

 

目次

①2時間食べ放題のビュッフェ・Gastland Bisztró

地下鉄1号線のOktogonの近くにあるのが、2時間定額制のビュッフェレストラン・Gastland Bisztróです。

40種類以上のメニューが食べ放題で、地元ハンガリーの人も気軽に立ち寄るため、夕方~夜には混雑している場合も。

ドリンクは別料金となるのですが、ビュッフェ自体は月火・1290フォリント、水曜~金曜1390フォリント、週末は1690フォリントと、わずか500円~の値段で美食を味わうことができます(朝ご飯は別料金で、毎日1190フォリント)。

 

メニューにはグラーシュなどのハンガリー料理の他に、ビザなども充実しているのでハンガリー色が強いわけではないのですが、お値打ち価格でハンガリー料理を口にしながら、しっかりとエネルギーをチャージするのにもってこいのお店です。

サラダ類も豊富ですが、ハンガリーはヨーグルト和えのようなスタイルのサラダが多く、日本の野菜サラダのようなものはここでは食べられません。

ピザもあるので、「ハンガリー料理だけだと無理!」という方はこちらもどうぞ。

こちらがグラーシュ(グヤーシュ)。ややインスタント感が否めませんが…。

 

興味深いのは、生肉と野菜をお皿に取ってシェフに焼いてもらって(BBQのようなもの)、それを食べることができるというもの。生肉だけを見ると「ユッケみたいに食べるの?」と思ってしまいがちですが、奥にシェフと鉄板があるので、くれぐれもそのまま口にはしないで下さいね。

 

 

ドリンクを含めて1700~2000フォリント程度で食事をすることができます。


営業時間は月曜~日曜、全て8時~0時まで。

場所はOktogon(アンドラーシ通りも通ります)の近くなので、立地は良好です。

 

リーズナブル度:★★★★★

美味しさ:★★★☆☆(どうしても価格帯が低いため、良質の食材ばかり使っているわけではないようです)

立地:★★★★★

 

②お値打ち価格のハンガリー料理レストラン・Lecso Hungarian Fast Food

続いては、ブダペスト西駅からほど近い場所にあるLecso Hungarian Fast Food(Lecsó Magyaros Gyorsétterem)。一品注文形式ですが、ハンガリー料理がまとめられたメニューページがあるので、そこから食べたいものをチョイスするのがいいでしょう。

僕はパプリカチキンだけを注文しましたが、他にも10種類ほどハンガリー料理が食べられます。料金は一品1800~2500フォリント程度ですが、量が多めです。「Fast Food」というお店の名前になっていますが、そこまで素早くサーブされるわけではありません(笑)

 

ビールにはおつまみ(ポテトチップス)がついてきました。

 

クレジットカード使用可。時間帯によっては予約で埋まってしまうこともあるくらいに人気のお店なので、予約を入れるか、ディナーの時間帯とか少しずらして訪れてみて下さい。


営業時間:月曜~日曜 11時~0時(ただし金曜と土曜は翌日午前2時まで営業)

 

予算は、お酒を飲んで1人1品注文する場合は2500~3500フォリント。複数のプレートをシェアする場合は3500~5000フォリントほどを考えておけば大丈夫です(5000フォリント=約2100円・2018年6月現在)。

 

リーズナブル度:★★★★☆

美味しさ:★★★★☆

立地:★★★★☆(ブダペスト西駅や国会議事堂からも近いです)

 

③「食べられる国宝」マンガリッツァ豚を食べられるMangalica Heaven

ハンガリーと言えば、通の人はご存じの「マンガリッツァ豚」。1833年に品種改良で生み出された希少種の豚は現在「国宝」に認定されていて、世界でも貴重な「食べられる国宝」として有名な豚です。

 

このマンガリッツァ豚を手軽に食べられるのが、Mangalica Heavenという、ローカルマーケットの中にあるレストラン。

営業時間が毎日8時~17時なので、晩酌と共に味わうことができないのですが、昼頃にマンガリッツァ豚のソーセージをつまむこともできるので、あまり肩に力を入れずに立ち寄れるのが魅力です。昼間の食事は1200フォリント程度。現金決済しかできませんが、街をブラブラしつつ立ち寄るにはもってこいのマンガリッツァ豚レストランです。

これはソーセージ。

 

マーケットの隣に申し訳程度の存在感で佇んでいるため、最初訪れると少し拍子抜けするかもしれませんが、味とクオリティの高さは裏切られません。

 

リーズナブル度:★★★★★

美味しさ:★★★★★

立地:★★★★☆(バス停やトラムの駅から少し遠いですが、ブダペストの中心部近くです)

 

④ハンガリーの伝統音楽も楽しめるKarpatia Restaurant Brasserie

ブダペストの中心、地下鉄3号線の駅があるFerenciek tereからすぐそこにある、格調高い高級レストランも、予算に余裕があればぜひ立ち寄ってみたいところ。

屋外席と室内席を入店時に選ぶことができ、室内ではハンガリーの伝統音楽を聴きながら料理に舌鼓を打つことができます。

グラーシュやアヒルのレバー、パプリカチキンをはじめとして、ワインはエゲル・ビカヴェール(牡牛の血)を注文することも可能。トカイワインはメニューになかったと思うのですが、スタッフに聞けば準備してもらえるかもしれません。

こちらがエゲル・ビカヴェール。

 

僕が利用した際は、2人でスープ+メイン+飲み物を注文して合計で16000フォリント(約6000円)でした。1人3000円~で利用できるので、あまり割高感はないかもしれません。

営業時間:月曜~金曜 11時~23時、土曜日曜 17時~23時

 

リーズナブル度:★★★☆☆

美味しさ:★★★★★

立地:★★★★★(エリザベート橋から近いです)

 

⑤フォアグラを手軽に食べられるMenza(メンザ)

ブダペストの中心部、トラム乗り場のキラーイ・エリザベートやリスト音楽院の近くにあるのが、ブダペスト市内でフォアグラを比較的簡単に食べられるMenza(メンザ)。

 

人気店のため日常的に混雑していますが、夏期は「テラス席は空いていないけど、室内席ならすぐに通すことができる」という場合もあります(僕が訪れたときがそうでした)。

 

メニューを一通り確認したのですが、なぜかフォアグラは書かれていなかったので注文時にスタッフに伝えました。

3切れで、分量は100~150グラムといったところでしょうか。

 

一緒に注文したのはサーロインステーキ。250グラムで6000フォリントに届かないくらいです。

フォアグラ、ステーキともにミディアムがオススメとのことなので、スタッフの提案通りにミディアムにしました。

 

フォアグラの値段はこちらも6000フォリント程度。僕たちは値段を気にせず注文したのですが、気になる場合は注文時に合わせてスタッフに確認してみましょう。

 

ワインはハンガリー国内のものも多く取り扱っていますが、エゲルワインとトカイワインはボトルのみでの販売でした。

こちらは、ショプロンの赤(ドライ)。ワインに詳しくなくても、店員さんに聞いてみれば料理に合うワインをオススメしてくれますよ。

 

なお、エゲルワインとトカイワインについては、それぞれこちらの記事で紹介しています。

 

 

 

地図はこちら。

営業時間:日曜~土曜 10時~0時

 

このメンザはアンドラーシ通り近くで、リスト音楽院からも近いため、コンサートなどを聴いた後で食事をしてみるのもいいかもしれません。

 

リーズナブル度:★★★★☆

美味しさ:★★★★★

立地:★★★★★

 

⑥聖イシュトバーン大聖堂近く、フォアグラが有名なCafé Kör

フォアグラ目当てで訪れるのであれば、メンザに加えてもう1つ紹介したいのがCafé Kör。聖イシュトバーン大聖堂近く、国会議事堂方面に少しだけ歩いたところにある格調高い雰囲気のレストランです。

 

しかし、雰囲気に対して値段は良心的で、フォアグラもメニューによりますが、ワンプレート4000~5000フォリント(1600~2000円)程度で食べられます(2人~3人でワンプレートでも十分です)。

 

クレジットカードが使えなかったのがネックですが、それを除くと立地、食事と中身、雰囲気全て文句なしです。

 

場所はこちら。

こちらは、パプリカチキン。やっぱり量が多いので、1人ワンメニュー注文でシェアし合うのが食べ残しも出にくく、いいと思います。

店内の様子はこういう感じです。

 

予算は、フォアグラを入れて1人4000~5000フォリント程度でしょうか。
リーズナブル度:★★★★☆

美味しさ:★★★★☆

立地:★★★★★

 

⑦ブダペスト中心の穴場的レストラン・Pesti Vendégló

 

デアーク・フェレンツ広場から少しだけ東側、アンドラーシ通りとキラーイ通りの間に静かにあるPaulay Ede通りにあるのが、このハンガリーレストラン「Pesti Vendégló」。

 

店内はやや狭めですが、地下にもテーブルはあるのでぱっと見より多くの人が入れます。

 

店内の一番奥にはバー的なカウンターもありました。

 

1人3000フォリント程度で、メインディッシュと飲み物を注文できる価格帯ですね。

 

場所はこちら。


リーズナブル度:★★★★☆

美味しさ:★★★★☆

立地:★★★★☆

 

⑧英雄広場から近い、予約必須のPaprika Vendéglő

 

 

このブログで紹介するレストランの中では、1つだけ場所がハズレてしまっているのですが、英雄広場・セーチェーニ温泉の近くにある、ガイドブックにも載っているらしい有名なハンガリー料理店がこちらです。

 

このレストランの特徴は、単に料理だけでなく内装にも工夫を凝らしている点で、ハンガリーの伝統的な地方の一軒家を再現した室内となっているのです。

 

正午~23時の営業ですが、一度夏場にお昼の時間帯に行ったら既に満席で、予約がないと入れないという状況でした。

 

このお店は、パプリカチキンとフォアグラは取り扱っていないということだったので、「ド定番」のハンガリー料理を食べることはできないかもしれません(グラーシュは食べられましたが)。

 

こちらは、肉メインの料理でした(名前は忘れました)。ただ、分量とカロリーがとんでもないので、1人で食べるのは無謀だと思いますね。

こちらがグラーシュ。

 

レストランの中は、天井と梁の部分のディテールが素晴らしいですね。

 

予算は、1品+ソフトドリンクで3000~4000フォリント程度。お酒を飲むと4000フォリントは超えると思います。

 

場所はこちら。

リーズナブル度:★★★★☆

美味しさ:★★★☆☆

立地:★★☆☆☆(中心部からは結構遠いです)

 

 

⑨ブダ側の隠れ家的レストラン・Mandragóra

 

最後は、今回紹介する中で唯一のブダ側にある隠れ家的レストラン。

住宅街の中にひっそりとあるレストランで、一見静かな街中に突如現れる賑やかさがなんとも言えない良いギャップを生み出しています。

 

このレストランは室内と屋外に分かれていて、夏に訪れると屋外席に優先して案内してもらえます。

 

緑に囲まれている、っていうのがいいんですよね。

このレストランでは、ドイツビールの品揃えも多かったです。もちろんワインリストもあるので、お好みで選べます。

このレストランでは、週替わりメニューがオファーされているので、足を実際に運んで確認してみるのがいいかもしれません(HPからでも確認できます)。

 

メニューの値段の目安は、スターターが2000フォリント台、メインが3000~4000フォリント台。ドリンクと合わせて5000~6000フォリントほどが、1人の予算になると思います。

 

場所はこちら。

 


場所が場所だけにやや行きづらいのですが、キラーイ温泉が近くにあるので、それと合わせて行ってみるのもいいですし、他に予定がなくてもこのレストランは行ってみる価値が多いにあると僕は断言します。

 

リーズナブル度:★★★☆☆

美味しさ:★★★★★

立地:★★★☆☆(ペスト側からのアクセスがやや不便)

 

まとめ

今回はブダペスト市内のハンガリー料理店を9つ紹介しました。どのお店も、ブダペスト在住者としては一度訪れて頂きたいお店です。ホテルからのアクセスの良さや、他に訪れる場所との近さなどで、行きやすいレストランには是非1度行ってみて下さい。

 

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