今回、人生初のUberをワルシャワで利用してみました!(今さら感がありますが)
というわけで、その利用方法等をまとめました。
<2019年4月追記>
この記事を書いたのは2016年12月でしたが、その後ポーランドのUberを取り巻く環境も様変わりしていきています。2019年春の現況で注意点をいくつか、この記事の最後に追記しておきますので、そちらも合わせて参考にして下さい。
目次
Uberとは?
このブログを読んで頂いている方は情報感度の高い方ばかりなので、今さら説明する必要はないと思いますが、Uberについて簡単に説明しておきましょう。
Uberは、アメリカ発の「自動車配車サービス/アプリ」です。分かりやすく言えば、「一般の車の座席を格安でシェアさせてもらって目的地に移動する」というサービスです。
Uberのメリット
では、Uberのメリットにはどんなものがあるのでしょうか?今回は海外での利用でしたが、「タクシーのほうが便利じゃないの?」という声も上がってきそうですね。
ただ、実際に使ってみた感想として、Uberを使うメリットには以下のようなものがあると思いました。
スポンサードリンク
①タクシーよりも安く移動できる
Uberは「一般の自家用車の座席をシェアさせてもらって利用する」サービスです。なので、タクシーのライセンスを持っていない人の車に乗ることになるんですが、一般的にタクシーよりも安く移動できることが可能です(夜間での利用などで、乗車する車によっては割高になる可能性もあります)。
②確実に車を捕まえられる
タクシーって、海外だと(場所によると思いますが)「流し」で捕まえるのが難しいんですよね…。特に僕の住んでいるエリアは、片側3車線以上で、一方向に進むタクシーしか捕まえることができないのと、路肩に駐車スペースがないので、タクシーを停車させる場所もない、なんてことが多いです。
Uberだと、乗車位置を指定できるのと、配車した車が今どこにいていつ頃着きそうなのか、ということをアプリで知ることができるので、確実に乗車できるのが魅力です。
スポンサードリンク
③支払いがキャッシュレス
Uberだと、アプリ上で決済用クレジットカード(海外だとVISAが無難)を登録すると、降車時に運転手がアプリ上で手続きを行って自動的に決済が行われます。このおかげで、現金を車内でやりとりする必要もありませんし、クレジットカードリーダーにカードを読み取って暗証番号を入力する必要もありません。とても便利です。
ワルシャワでUberを使う時に必要なもの
さて、ではここからUberの使い方を説明していくのですが、ワルシャワ(というか、ほかの海外でも同じだと思いますが)でUberを利用する際は、以下のものを持っておくほうが無難です。
・現地で繋がる電話番号
→配車した時に、運転手から電話あるいはSMSが送られてくることがあります。例えば、旅行で海外に行ったときに日本の電話番号しかないと、通話ができない(できても国際電話になってしまう)ので、運転手と連絡が取れなくなってしまいます。
・現地で繋がるインターネットサービス
→これは、自宅でアプリを使って配車を頼んでから、乗車する場所まで移動する時に、インターネットに繋がっていないとアプリが使えないので、配車した車がどこにいるのか分かりません。現地のSIMを使ってネットがどこでも繋がるようにしておくと、なにかと安心です。
使う前に準備すること
Uberを実際に利用する前には、アプリをスマホにインストールしていくつか情報を入力しておく必要があります。
iPhoneはこちらから。
https://itunes.apple.com/us/app/uber/id368677368?mt=8
Androidはこちらから。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ubercab&hl=ja
インストールが終われば、アプリを開いて基本情報を入力します。
まずは氏名、電話番号、メールアドレスを入力しましょう。電話番号は、デフォルトが日本の番号(+81 XXX XXXX XXXX)を入力できるようになっているので、旅行でポーランドや別の国を訪れるときは、日本の番号でも大丈夫だと思います。現地の番号を持っている場合は、国番号を変更した上で番号を入力します。
基本情報の入力が終われば、「お支払い」という欄があるので、ここをタップしてクレジットカード情報を入力しておきます(クレジットカード情報を入力しなければ、降車時に現金支払いが可能です)。
この時に「プロモーションコード/ギフトコードを追加」という欄があるので、
da1xwce3ue
このコードを入力して下さい。このコードは僕の招待コードで、このコードを入力すると、日本だと2000円、アメリカだと20ドル、ポーランドだと20ズロチの「無料クーポン」をゲットすることができます。
これらの設定が終われば、あとは実際に使って行くだけです。
配車のしかた
Uberアプリのトップ画面では
こういう画面になっているので、「行き先は?」のところに目的地を入力します。僕はCampus Warsaw(Googleキャンパス)に行きたかったので、その名前を入力しました。
すると、
Uberには選択肢が2つあるようなんですが、僕は安いほうの「uBerPOP」を選択。この時に推定料金(基本この値段の中で収まります)と、目的地への推定到着時刻が表示されます。複数で利用する場合は定員にも注意しておきましょう。
これらの情報を確認した後は、「乗車地」を指定します。これは地図上にピンを刺して指定できます。僕は近くのバス停にしました。駐車スペースがある場所を確認しておきましょう。
これで「配車を確定する」を押せば、車が来てくれます。もちろん指定場所への推定到着時刻も表示されます。
↑これが、配車中の画面。下にはドライバーの氏名写真、車種、評価などが表示されます(この写真は加工して情報は隠しています)。
さて、この時にもしかすると、登録した番号に電話がかかってくるか、SMSが届くかも知れません。
僕の場合は電話がかかってきて焦りましたが、英語での会話に切り替えてもらって無事に車を発見。
1つネックなのは、僕は車種をあまり知らないので、乗る車を発見するのが大変な場合があることです。なんといっても「TAXI」のような表記はありませんからね。あと、僕が思っていた指定場所と少しだけずれていたので、それで見つけるのに手間取った、というのもありましたが。
乗車から降車まで
乗車をすれば、あとは目的地まで到着するのを待つだけです。乗車中に運転手と会話をするのもいいですが、僕は面倒臭かったので(苦笑)、乗車中は一切話しませんでした。「どれくらいの頻度でUberを(ドライバーとして)使っているんですか?」くらい聞いておけばよかったなあ…。
ちなみに、これはポーランドのタクシーもそうですが、スマホのナビシステム(Google MapとかでのGPS機能)を使って、目的地までのナビをドライバーも使っています。日本はどうなんでしょう?東京だったらありそうですが、僕は関西の田舎出身で、タクシーに乗っても(そもそも乗るときが少ないですが)スマホでナビをする、なんてことは見たことがありません。
まあ、日本のタクシードライバーは場所に詳しいのかもしれませんね。ワルシャワだと、タクシーの運転手にも目的地を伝えるときは「通りの名前+番号」なんですが、路地に入った住所だと「それってどこ?」と聞かれることも普通なので。
今回は、ひどい渋滞に巻き込まれることもなく、乗車から目的地到着まで約20分で行けました。公共交通機関を使っていくと40分くらいかかるので、20分節約できたことになりますね。
降車時に「登録しているカードで支払いたい」と伝えれば、後はドライバーがアプリ上で手続きをしてくれるので、こちらは特に何もせず、荷物を持って車から降りるだけです。
気になるお値段は?
車を降りてしばらくすると、登録しているメールアドレスに「決済通知」のメールが届きます。
僕は今回、プロモーションコードを使って20ズロチの無料クーポンを手に入れていたので、運賃はなんと2ズロチ以下で済んでしまいました。
PLN1.83
Tatsuya 様、Uber をご利用いただきありがとうございます
2016年12月1日 | uberPOP
乗車料金
開始料金 4,00
距離 13,13
時間 4,70小計 PLN21.83
プロモーション (20,00)支払い PLN1.83
ちなみに、届いたメールには運賃の内訳が書いているんですが、これらの情報は配車時には伝えられません。配車時はあくまでも「予想金額」しか確認できないため、お金が気になる場合があるかもしれませんが、予想金額内で収まるのが普通なので(今回も収まりました)ビビらずに使ってみましょう。当然ながら、複数で利用すると1人当たりの運賃は安くなります。
ドライバーの評価も忘れずに!
降車して決済通知が送られてきた後で大丈夫なので、アプリ上でドライバーの評価もしておきましょう。五段階評価でレビューを付けることができます。なお、ドライバーもお客さんのレビューをすることができるので、利用の際には変な真似はしないようにしましょうね。
※Uberの規制が徐々に強化。場所によっては利用しづらい場合も
この章は2019年春に追記しているのですが、2018年の秋頃から、ポーランド政府がUberの規制を強化し始めました。というのも、Uberが登場したおかげで、従来のタクシー業界が打撃を受けているからです。
具体的な規制を挙げると、まだ確定事項ではありませんが、日本のように、「第二種免許」のような、普通免許以外の免許を保有している人しか、Uberのドライバーになれないような法規制を進めているのと、実際に一部では先立って、Uberをタクシーブランドの一種として(個人ドライバーの配車ではなく、タクシー配車アプリとして)機能させる役割にシフトさせています。
僕は、ポーランドでの生活を終えた2017年秋以降も定期的にワルシャワやクラクフを訪れていますが、ワルシャワに関して言うと、2018年の春頃から、ワルシャワ空港でUberを配車する場合は、配車可能なエリアが限定されるようになっていました。具体的には出発階の一部のエリアで、ワルシャワ空港に到着した人は、地上階の到着ロビーからエスカレーターを使って1階上に上がらないと行けません。また、Uberが空港の敷地内に停車できるのも3分ほどと決められたようで、車がやってきたらすぐに乗車ができる体制になっている状態での配車が、アプリ内でも推奨されています。
また、2018年秋にワルシャワ空港に行く際にUberを使った際は、別の興味深い話を聞きました。それは、段々と規制が強くなっている中で、空港に到着する車を抜き打ちでチェックして、Uberの場合は多額の罰金がドライバーに請求される、という取り組みが行われているというのです。
この時は朝早く空港に向かったのですが、日が昇っていない時間帯にUberに乗ると、いきなりドライバーから、「ちょっと話がある」と言われました。そして、上で書いたような抜き打ちチェックがあるので、
・空港に到着する前に、車のフロントガラスに付けているスマホホルダー(Uberのナビとしてスマホを使う)を取り外し、
・万が一車を停められてチェックが入った場合は、「ワルシャワの友だちに車を出してもらって空港まで送ってもらっている」と伝える
ようにするが、それでもいいか、と言われました。
2019年になってからワルシャワ空港との移動にUberを使っていないので最新情報は把握できていないのですが、空港と街中をUberで移動しようとする場合は制限事項も多いので、ちょっとストレスがかかるかもしれません。
従来どおり、街中でのUberの利用はさほど面倒ではないと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は長距離移動になるので、時間節約のためと、あと半分は好奇心でUberをワルシャワで利用してみました。ワルシャワは道路の渋滞が酷い時間帯・エリアもあるので、Uberの利用が必ずしも得にならない場合もあるのですが、タクシーを使うより便利なことが多いので、興味がある方は是非一度使ってみて下さい。もちろん、他の国にお住まいの方も使ってみて下さいね。
なお、本文中程に記載したプロモーションコード
da1xwce3ue
は、あなたがどこにお住まいでも使えます。ポーランド国内でしか使えないコードではありませんので、気兼ねなくお使いになってみて下さい。
スポンサードリンク
ちと被害妄想ではないですか。物価目当てで訪れる日本人が増えても最初のきっかけにす…