
海外旅行で少し悩ましいのが、「別切り航空券」で乗り継ぐ場合の預け荷物です。
今回、私は
羽田→仁川:アシアナ航空
仁川→ヨーロッパ→ロンドン:LOTポーランド航空
という旅程を利用しました。
ただし、この2つは通しで購入した航空券ではありません。
アシアナ航空とLOTポーランド航空を、それぞれ別々の航空券として購入していました。
※それぞれの旅程の搭乗記は以下の記事にまとめています。
ですので当初は、
「仁川空港で一度荷物を受け取って、LOTに預け直す必要があるのでは?」
とも考えていました。
この場合、韓国に一度入国が必要なので、韓国の電子入国申請が必要になり、その場合、ホテルの住所をどうするか、みたいな悩みもあったのですが、「多分スターアライアンスなので、航空券と荷物はする-バゲージになるのでは?」という考えもありました。
そして、実際に羽田空港のアシアナ航空カウンターで確認してみたところ、結果としては、ロンドンまで荷物をスルーで預けることができました。
しかも、手続きの過程で少し珍しい搭乗券まで発券されました。
今回は、そのときの流れを実体験ベースでまとめます。
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アシアナとLOTは「別切り航空券」で購入
今回のポイントは、アシアナ航空とLOTポーランド航空の航空券を一緒に購入していなかったことです。
羽田発のアシアナ航空便仁川行きと、仁川から先のLOTポーランド航空便は、それぞれ別に予約・購入していました。
また、羽田空港に向かう前に、両社ともオンラインチェックインは完了済み。
その状態で羽田空港のアシアナ航空の手荷物預けカウンターへ向かいました。
つまり、アシアナ側から見れば、予約上は一見すると羽田―仁川だけの乗客だったはずです。
「最終目的地はソウルですか?」
カウンターで荷物預け手続きをする際に、スタッフの方から、
「最終目的地はソウルですか?」
と確認されました。
そこで、
「いいえ。仁川からポーランド航空に乗り継いで、最終目的地はロンドンです」
と伝えました。
ここから、通常の羽田―仁川だけのチェックインとは少し違う処理が始まりました。
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LOTの予約を確認してもらう
アシアナ航空とLOTは別々に購入した航空券でしたが、カウンターでは仁川から先のLOTの旅程も確認してもらいました。
すでにLOTについてもオンラインチェックインを済ませていたので、その予約情報を提示。
するとスタッフの方が端末でLOT側の旅程を確認しながら、乗り継ぎとして処理できるか調べてくれました。
アシアナ航空の公式案内でも、スターアライアンス加盟航空会社間の国際線乗り継ぎについて、出発空港で乗り継ぎ便の搭乗券発券と最終目的地までの手荷物処理を行う案内があります。
ただし、公式ページでは「別々に購入した航空券でも必ず対応する」とまでは明記されていません。
そのため、今回のケースについても、
「アシアナ→LOTなら別切りでも必ずスルーチェックできる」
と考えるのではなく、
「実際に羽田では対応してもらえた一例」
として見ていただくのがよいと思います。
英国のETAを取得しているか確認される
手続きの途中では、ロンドンが最終目的地ということで、英国への入国資格についても確認されました。
スタッフの方から聞かれたのが、
英国のETAを取得しているか
という点です。
ETA(Electronic Travel Authorisation)は英国の電子渡航認証です。
日本国籍の旅行者が観光などで英国へ渡航する場合もETAの対象となっているため、今回のチェックインでも確認されたものと思われます。
この確認もあったため、単純に「荷物のタグだけロンドンまで付けてもらう」という処理ではなく、アシアナ側でLOTから先の旅程まできちんと確認していたことが分かります。
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少し時間はかかったものの、ポーランド航空のロンドン行きまで通し発券
処理には少し時間がかかりました。
別切り航空券なので、通常のアシアナ航空だけのチェックインよりもスタッフ側で確認する項目が多かったのでしょう。
しかし最終的には問題なく処理が完了。
そして、ここで少し面白いものが出てきました。
LOTポーランド航空の便にもかかわらず、アシアナ航空の搭乗券用紙にLOTの便名などが印字された搭乗券です。
通常、LOTのオンラインチェックインをすればLOTの搭乗券が表示されます。
ところが今回は羽田のアシアナ航空カウンターで乗り継ぎ処理をしたため、LOT区間についてもアシアナ航空の券面で搭乗券が発券されました。
航空券そのものが1枚に統合されたわけではありません。
予約・購入したeチケットはあくまで、
- アシアナ航空
- LOTポーランド航空
の別々の航空券です。
一方で、空港でのチェックイン処理上は乗り継ぎ旅程として扱われ、LOT便の搭乗券まで羽田で発券された、という形です。
個人的には、なかなか見ることのできない「レア搭乗券」になりました。

※アシアナ航空の羽田→仁川のチケットも発券されたのですが、紛失してしまって手元にないので、写真には写っていません
預け荷物もロンドンまでスルー
そして肝心の預け荷物についても、仁川止まりではなく、最終目的地のロンドンまでスルーで預けることができました。
これによって、仁川空港で
- 韓国へ入国する
- 荷物を受け取る
- LOTのカウンターへ行く
- 再び荷物を預ける
- 出国・保安検査を受ける
という作業をする必要がなくなりました。
今回のように深夜便で羽田から仁川へ移動し、そのままヨーロッパへ向かう旅程では、この違いはかなり大きいです。
乗り継ぎ空港ではそのまま国際線乗り継ぎとして移動できるため、身体的にも時間的にも楽になります。
別切り航空券でもスルーチェックできるとは限らない
ただし、今回の記事で一番注意しておきたいのがここです。
別切り航空券でも、常に荷物を最終目的地まで預けられるとは限りません。
今回できたからといって、
「アシアナとLOTならいつでも可能」
「スターアライアンス同士なら別切りでも必ず可能」
というわけではありません。
航空会社の組み合わせや空港、予約状況、乗り継ぎ時間、システム上の取り扱いなどによって、対応が異なる可能性があります。
また、別切り航空券の場合、遅延によって後続便に乗り継げなかった場合の保護についても、1冊の航空券として発券された乗り継ぎ旅程とは条件が異なります。
そのため、別切り航空券を利用する場合は、スルーチェックできることを前提に旅程を組むのではなく、できなかった場合にも乗り継げる時間を確保しておくのが安全だと思います。
特に、LCCと大手航空会社をまたいで利用するときは、LCC側で預けた荷物を受け取る必要があること、再度カウンターでチェックインや荷物預けをする必要があること、そして、LCC側の遅延リスクなども想定して、数時間の乗継は避けたほうがよいと思います。
オンラインチェックイン済みでもカウンターで相談する価値あり
今回、アシアナ航空もLOTも、空港へ行く前にオンラインチェックインを終えていました。
それでも、羽田空港のアシアナ航空カウンターで最終目的地を伝えたところ、LOTまで含めた乗り継ぎ処理をしてもらうことができました。
そのため、別切り航空券を持っている場合、
「オンラインチェックインしてしまったから、もうそれぞれ別々に扱われるしかない」
と考える必要はなさそうです。
預け荷物があるのであれば、最初の航空会社のカウンターで、
「このあと別の航空会社に乗り継ぐのですが、荷物を最終目的地まで預けられますか?」
と一度聞いてみる価値はあるでしょう。
その際には、後続便の予約番号やeチケット、搭乗券など、旅程を確認できるものをすぐ提示できるようにしておくとスムーズです。
まとめ:別切りのアシアナ→LOTでもロンドンまで荷物スルーできた
今回の旅では、
羽田→仁川のアシアナ航空と、仁川から先のLOTポーランド航空を別々に購入していたにもかかわらず、羽田でロンドンまで荷物をスルーチェックしてもらうことができました。
実際の流れは、
- アシアナ航空のチェックイン時に最終目的地を聞かれる
- LOTでロンドンまで行くことを伝える
- LOTの旅程を確認してもらう
- 英国ETAの取得状況を確認される
- スタッフが乗り継ぎ処理
- LOT便までアシアナ航空の搭乗券用紙で発券
- 預け荷物もロンドンまでスルーチェック
というものでした。
特に印象的だったのが、アシアナ航空の搭乗券にLOTポーランド航空の便名が印字されたこと。
別切り航空券だからこそ見ることのできた、少し珍しい搭乗券になりました。
もちろん、別切り航空券のスルーチェックは常に保証されるものではありません。
それでも、同じように別々の航空券でスターアライアンス各社を乗り継ぐ場合には、最初から諦めず、出発空港のチェックインカウンターで相談してみる価値はありそうです。
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