ヘルシンキ空港・シェンゲン内Aspire Lounge利用レビュー(プライオリティパス)|日本からヘルシンキ経由での乗り継ぎ時の利用限定!
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今回は、ヘルシンキ空港のシェンゲン内エリアにある、プライオリティパスで使えるラウンジ「Aspire Lounge」の利用レビュー記事です。

 

この記事はヘルシンキのシェンゲン圏内エリアにあるので、日本からフィンエアー、あるいは東京発のJAL便を使って利用する場合、ヘルシンキで入国審査を済ませてパリやアムステルダム、プラハなどに行く場合に利用することになります。

 

なお、ヘルシンキで乗り継ぎをしてシェンゲン圏外のロンドンやダブリンに行く場合、あるいはシェンゲン圏外から出国審査を済ませて日本に帰る場合は、シェンゲン圏外にある別の、プライオリティパスで使えるAlmost@Homeラウンジを利用します。

 

 

こちらのラウンジのレビュー記事は別に書いていますので、以下のリンクからご覧下さい。

 

 

目次

Aspire Loungeの場所と営業時間

 

Aspire Loungeは、搭乗口27番28番の向かい側にあって、搭乗口のあるフロアの1つ上。エレベーターか階段を利用します。

日本から入国審査を済ませて27番ゲートあたりまでくると、両替所があります。この右手にエレベーターがあって、左手には階段があるので、好きな方を選んで1フロア上に上がります。

 

これがラウンジの入口です。

 

営業時間は毎日午前5時から午後9時まで。日本とヨーロッパを結ぶフライトの利用であれば、問題なく利用できます。

 

 

ラウンジの中はシンプル、食事は少なめで空間重視

 

Aspire Loungeは、シェンゲン外エリアにあるラウンジよりも空間(休憩)のための意味合いが強くて、食事はとても簡素です。

 

まずは、ラウンジ内の様子。

あくまで、シェンゲン外ラウンジと「比較して」の話ですが、テーブルと椅子の数が多くて、それらの面積が広くて、食事が用意されているスペースが狭いです。

 

こういう、ゆりかごチェア(?)もありました。

 

一番搭乗口に近い側のテーブルから眺める、ラウンジの外の様子。飛行機の発着までは確認できないようです。

 

食事はパンとサラダ、ハムとチーズ、といった品揃えで、しっかりお腹に入れられる肉類などの主食は置かれていません。

シリアル、サラダ(トマトなど)、ポテトといった、あくまで軽めの食事のみ。ただ、ヘルシンキ経由で他のヨーロッパ主要都市に更に向かう場合、エコノミークラスだとサンドイッチのような軽食しか出ず、フライト時間も2時間前後、現地到着が夜遅くなる場合もあるので、できればヘルシンキのこのラウンジで、食べられるものは食べておいたほうがお腹にとってはいいかもしれません。

こちらは日替わりスープ。チーズ入りのビーツスープなのですが、あくまで飲み物、という立ち位置ですね…。

チーズとサラミ。これでお腹を膨らませろ、というほうが厳しいですね。

 

日本からのエコノミークラスで出される食事の後、ここでもある程度食べておいて、現地に到着したら当日の夜は食べずに、時差ボケもあるので休む、くらいの流れが負担が少ないかもしれません。

 

 

ヨーグルトとパイナップルもありました。が、パイナップルは冷凍したものだからなのか、味はそこまで良くなかったですね。フィンランドでパイナップルは採れないでしょうし…。

唯一の救いは、ドリンク類の豊富さでしょうか。

パンもありましたが、ややパサパサで、とても美味しい!というわけではなかったです。お水で流し込まないといけないかも。

こちらは軽食。

 

その他の設備や混雑度は?

 

このAspire Loungeにはシャワーもありますが、有料で8ユーロほどかかるようです。現地のホテルに着くまで我慢したほうがいいですね。

 

また、混雑度ですが3月中旬、16時頃から1時間ほど使いましたが、7割くらいの利用率でした。

実はこのラウンジは、2016年の9月末にも使ったことがあって、その時は大混雑していて、食事はおろか休憩もまともにできなかったんですよね…。さすがにあの混雑具合は普段はないと思いますが、シェンゲン内ラウンジということもあって利用者は比較的多く(ヘルシンキを旅行して、ここから飛行機で住まいの国に戻るヨーロッパの人も利用するので)、ラウンジのクオリティはそこまで高いとは言えないでしょう。

 

なお、日本からヨーロッパに向かう場合、このシェンゲン内ラウンジではなく、上で紹介したシェンゲン外ラウンジを使うことも可能です。流れとしては、ヘルシンキに到着して飛行機を降りたら、手荷物検査を受けて、その後免税店エリアを進んで入国審査を済ませて、ヨーロッパ内のフライトに乗り継ぎます。このとき、入国審査前の免税店エリアにAlmost@Homeラウンジがあるので、入国審査にかかる時間を見越した上で利用するのは一考です。

 

日本からヘルシンキにやってきたフライトが到着して、このシェンゲン外ラウンジを利用する時間帯は、ヘルシンキから日本やアジアに向かうフライトの搭乗手続きが始まるか始まらないかの時間で、アジアに向かうお客さんは、既にラウンジを出て搭乗口に向かっています。ので、ラウンジ内はガラガラ。

シーズンによって入国審査にかかる時間が異なるので、ギリギリの行動はNGですが、シェンゲン外ラウンジの利用も頭に入れておくといいでしょう。

 

 

 

おまけ:ラウンジの隣に、プライオリティパスで利用できるレストランも

 

このAspire Loungeの隣(階段を上がった所)には、プライオリティパスで利用できるレストランもあります。

それが「Fly Inn Restaurant」で、朝食と昼食の時間帯にプライオリティパスを提示すれば、それぞれ特定のメニューを無料で食べられるようになっています。

 

ただ、朝食は朝6時~10時、ランチは朝10時~午後2時までの提供で、この時間帯は日本~ヨーロッパのフィンエアー乗り継ぎ便を利用する場合は空港にいないので、日本人にはあまり利用できる機会はなさそうです。

 

ヘルシンキを旅行して、その日の朝から昼にかけてのフライトでヨーロッパに行く、あるいは日本に帰る場合は、使えるかもしれません。

 

レストランの外観はこんな感じ。

 

まとめ

 

今回はヘルシンキのシェンゲン内にあるプライオリティパスラウンジのレビューをお届けしました。

ラウンジの中での快適度はとても良いわけではありませんが、ヘルシンキ経由のフライトを利用する場合は上手く使ってみたいものです。

 

プライオリティパスが付帯する楽天プレミアムカードの徹底活用術については、こちらの記事にまとめています。

 

「欧州最速」がキャッチコピーのフィンランド航空についての考察は、こちらの記事にまとめています。

 

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