2017年6月23日の夜に、ワルシャワにいる日本人社会人と留学生の交流会を開催して、合計9人(自分含めて)に参加して頂きました。
目次
今回のイベントの発端は?
今回のイベントは、開催の1週間程前にふと思いついて、Facebookにとあることを書き込んだことがきっかけでした。
ポーランドにやって来て1年くらい経つんですけど、ブログ続ける中で色んな人がポーランドに興味を持って、色んな方法で足を運んでもらえるようになりました。
特に興味深いのは、知っている人は基本的に手に職というか、自営業的な方法で仕事していることなんですよね。
で、こういう顔ぶれ見ていて思うのは、ポーランドにいる留学生とこういう人たちが関わる場みたいなのを作れないかなあ、ということ。
こっちの留学生とも交友がありますが、時期的に進路のことも考えないといけないし、色々大変なんじゃないかと思ったりもします(かつて自分が学生時代そうだったのでね)。
で思うのは、こっちにやってきた、自力で仕事している人たちが、それぞれ自分の仕事のこととかを留学生に話すセミナー?みたいなイベントできないかと。
自分は学生の時にリーマンショックがあって色々思う部分もあって、就職以外の道も考えた人間なんですけど、留学生と関わっていると「こういう世界もあるよ」ってことを伝えておいた方がいいんじゃないかな、と思うわけです(ただの老婆心かもしれませんが)。
多分ですが、僕がブログを通じて知り合った日本人はスタイルがいい意味でそれぞれ違っていて、全員の話を聞いたら新しい発見もたくさん得ることができると思うんですよ。それに、そういう世界を知っておくと、後々視野の広さが全然違ってきます。
というわけで、半日くらい時間使って、色んな移住者(?)が話を伝えるセミナー的なことできないかなと思って、とりあえずここに書いてみました。
実現したら絶対に面白くなると思うけどね。
こういうことをなんでふと思いついたのかというと、今度ワルシャワの某所で、講演みたいなことをさせて頂くことになったんですが、内容が進路とかキャリアとか、そういう関係の話なんですね。
そして、話す内容を考えたり書き出している時に、ふと「自分のことも、もう少し多くの日本人に知ってもらいたいな」という思いが、不遜ですけれど浮かんできました。
僕は、上にも書いたように、大学1年の時にリーマンショックを体験していて、一応それまで「いい学校に進んでいい会社に就職するんだろうなあ」となんとなく思って(大学は、勉強したことがあったのでその分野で選びましたが)生きていたんですけれど、あれを境に、ちょっと今のままの考えじゃいけないのかな、と思って、大学の時に色んな経営者の方にあったり、そういう方々と一緒に仕事(アルバイトに毛が生えたようなものですが)をさせて頂いたり、海外に出てみたり(その時にきたのがポーランドでした)、自分なりにはどんな風に人生を歩もうかと悩みながら、試行錯誤をしつついろいろ行動していました。
そして、当時は就職活動も少しだけしたんですが、他の世界も見ていたことで(結局就職することにしたんですが)「ああ、こういう風な人生もあるんだな」ということを皮膚感覚で知れたことが、何にも代えがたい経験になっていたわけです。
当時20歳前半でしたが、小さい会社の経営者の方は自分より一回り、あるいはそれ以上歳が離れている方もおられて、普段大学で接点のないそういう方から話を聞くことができたことは、今になってみると本当に財産になっているなあ、と思っているわけです。
そして、その時から沢山の人生の先輩にお世話になっていることもあって、今20代後半になって、自分より下の人達に、少しでも提供できるもとを提供したいな、と思うようにもなったんですね。
そこで、かつて自分が学生の時に1人でやっていたことを、今度は反対側からできないか、と考えて、「セミナーみたいなことをしたいですね」と、一度投げてみたわけです。
ちなみに、Facebookに投げたときは、日本企業の駐在員の方だけじゃなくて、自分で食い扶持を確保している自営業の人(自分も含めて)、あるいは会社を経営されている人等、大学にいると基本的に進路として考えないような世界にいる人をメインにして、どんな紆余曲折を経て今ここにいるのか、ということを学生に知ってもらう機会を作りたいな、と思っていました。
ただ、それに対する反応を見ていると、駐在で仕事をしている方、あるいは大使館等の公務員や、国際結婚をされてこちらで仕事をされている方など、幅広いバックグラウンドの人の話も聞きたい、という声があったのと、こちらにいる交換留学生の方はビザの都合で6月末で帰国しないといけないので、そういう人達にも参加してもらうとすると、思いつきで数日中にセミナーをするのは厳しいので、今回は「食事会」ということで、フラットな環境で交流する、という趣旨で行うことになったわけです。
今回集まって頂いた方は…
今回は、僕も含めて社会人が3人、そして留学生が6人という構成でした。社会人側はワーホリや現地採用で生活されている方ばかりで、バックグラウンドに偏りが出てしまいましたが、留学生は交換留学生と音大の留学生に参加して頂き、トータルで見ると、色んな新しい世界を知るには最低限のラインは超えていると判断できるものだったかと思います。
ただ、留学生は全員女性で(もともとの男女比に偏りがある、ということも関係していますが)、できれば社会人側で、駐在員等で仕事をしている、あるいは結婚をしておられる方にも今後は顔を出してもらえるようにしたいな、という課題もありました。
自分はあまり男がどうとか女がどうとか、そういうことは考えないのですが、やはり結婚や出産のことも含めると、男女で仕事やキャリアに対する考え方については根本的に違う部分もあるでしょうし、留学生が女性の場合、仕事辞めてから子供を産んで育児をしている、という先輩がいるほうが、話はより具体的にイメージできるのかな、と思う部分があるわけです(男性は、そういう女性の悩みに対して何か具体的にできることはありませんからね…。)
と、自分なりには今後の改善点もいくつか見えたのですが、普段社会人と接点がない学生にとっては貴重な機会だったのも事実のようで、総じて満足度は高かったのではないか、と思います。
ちなみに、今回はクロアチア料理店で開催しました
今回は僕の独断と偏見で、クロアチア料理店を予約して、そこで開催をしました。
こちらは、ポーランドビールのグラスですがクロアチアビール。
肉料理の盛り合わせ、これで4人分らしいですがちょっと多すぎです…
これはなんだかよく分かりませんでした。
これは、肉が入った煮込みスープみたいなもの。
これも魚料理ですが、こちらも4人前で量がえげつない…。でも、ポーランドでこういう魚料理は食べられないので貴重でした(もちろん、おいしかったですよ)
今後考えていること
もともと構想していた「セミナー」は、今年の10月にワルシャワで1回開催したい、とは考えています。こちらで仕事している方に簡単にプレゼンをして頂きながら、留学生同士でも交流を深めるというイメージです。
なぜ10月なのかというと、交換留学でやってくる方は基本的に10月からの滞在になるようだからです(早い人は9月中に来られるようですが)。
なので、この時期に開催をすれば、ポーランドにやってきて間もない留学生も、他の日本人と知り合いになることができますし(なんだかんだいって、異国の地に頼れる日本人がいるのは頼もしいことです)、長期の留学生も参加できるので、多くの留学生が参加できる、と考えています(完全に留学生目線ですね)。
なお、このイベントは今後も定期的に開催できればとは考えているんですが、もちろん僕も永遠にポーランドにいられるわけではないので、継続していく場合には運営等も誰かにして頂く必要がありますし、その場合は課題がまた沢山ありそうです(本当は、毎年10月の恒例イベントにできればなあ、とは思っています)。
また、僕はポーランドでのワーホリを終えてから、ワーホリが使えるまでは他のヨーロッパの国でワーホリをする予定ですが、その国々でも同じようなことはできればなあ、とは考えています。
というわけで、今回は第1回社会人・留学生交流食事会の開催の経緯などを簡単にまとめました。かっちりとしたイベント以外でも、肩肘張らない食事会はもっと頻繁に開催したいと考えています。このブログをご覧の方で、現在ポーランドに留学中の方、あるいは今後留学予定の方、あるいは社会人の方、そしてポーランドの近隣諸国にお住まいの留学生や社会人で興味がある方は、このブログにコメント頂くか、問い合わせフォームからご連絡頂ければ、開催の案内や告知はさせて頂きます。
社会人と留学生の双方にとって有益な場作りにしたいですね。
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