前回の記事では、学生時代に読書をすることの大切さを詳しく説明しました。
今回は特に、留学生向けに海外で手軽に読書ができるKindleの活用法についてまとめます。
目次
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Kindleとは
Kindleとは、今更説明する必要もないかもしれませんが、Amazonが展開している電子書籍リーダーと、それに関連する各種サービスのことです。僕は2013年頃からKindleのサービスを使い始め、今では本の多くを電子版(=Kindle版)だけで保有しています。
Kindleのメリットを挙げると、以下の3つがあるでしょう。
①いつでもどこでも本が読める
Kindle専用の端末は軽量で持ち運びも簡単です。その端末に本のデータを入れるので、海外にペーパーバックの本を持ってくる必要もありませんし、海外を旅行中にも本を読むことができます。「嵩張らない、重くない」というのは、読書の世界では革命的な出来事です。
②ペーパーバックよりも本を安く買うことができる
Amazonで本を購入するときに、ペーパーバックとKindle版の両方のフォーマットがある場合は、それぞれの値段を確認してみて下さい。Kindle版のほうが必ず安くなっています。これは学生にとっても嬉しいことですよね。
また、Amazonで本を購入するとポイント還元を受けられるのが普通なので、次回以降にKindle本を購入する時に、自動的にポイントを使うことができます。ポイント還元率は1~5%程度が一般的ですが、時々50%還元をしている本もあるので、あるKindle本を買えば、更に数冊実質的に無料で購入することも可能です。
③Unlimitedサービスを使うと特定の本が定額で読み放題
Kindleサービスの一番の強みは、この「定額読み放題」サービスです。詳しくは以下で説明しますが、学生であればいくつかの選択肢からサービスを選んで、ひと月1000円以下で一定の本が読み放題になります。
つまり、これらを総合すると、海外にいても、非常に手ごろな価格で手軽に、日本語や英語の本を沢山読むことができるわけです。一昔前なら考えることができなかった利便性ですよね。
というわけで、以下で留学生が使えるKindleのサービスを紹介するので、自分に合ったものを選択してみて下さい。
と、その前に、Kindleはどうやって読めるのかについて補足をしておきます。
Kindle本を読むには
Kindle本を読むには主に、①Kindleリーダー(専用端末)を購入する、②Kindleアプリをスマホやタブレットに入れる、の2通りがあります。
①Kindleリーダー(専用端末)を購入する
僕のオススメはこれで、いくつか端末があるんですが、ブルーライトを発しないKindle paperwhiteという端末がオススメです。
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値段が少し高い、という方には、こちらのシンプルなKindleもオススメです。
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これらの何が違うのかというと、paperwhieは読書画面の明るさをスイッチで変更できるのですが、ただのkindleにはそのライトがついていないので、暗い場所で読書ができないという点です。
僕は2013年からpaperwhiteをずっと愛用しています。Kindle本を読むのは、留学を終えても、仕事を始めても変わらないことだと思うので、ここは投資だと考えて、paperwhiteを持っておくのがいいでしょう。
ただ、これらの端末は当然ながらAmazonでしか購入できません。ポーランドの場合、日本のAmazonで購入して海外発送してもらうか、ドイツAmazonで購入するかが現実的ですが、日本からだと送料が高くつきますし、ドイツAmazonだと、ドイツ語で端末を設定しないといけない可能性もあるので、既にポーランドにいてこれらの端末を持っていない、という場合は、もう一つの方法を使うのがいいでしょう。
②Kindleアプリをスマホやタブレットに入れる
こちらがより手軽で、iPhoneやAndroidのアプリストアで「Kindle」と入力してアプリを検索すればヒットします。
これを端末にインストールしてアカウント設定などをすれば、その端末にKindle本をインストールして読書をすることができます。
スマホだとどうしても画面が小さいので、iPadなどのタブレット端末がオススメです。
さて、次からは、留学生向けのKindleのお得なサービス3つを紹介です。
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留学生が利用できるKindleサービス3種類
①Prime Studentに登録する
Prime Studentは、日本の大学生向けのAmazon学生サービスです。(2017年8月25日に、Amazon StudentからPrime Studentに名称が変わりました)
<サービスの特徴>
・Amazonの本・マンガが読み放題(約700タイトル)
・映画・TV番組が見放題(一部タイトル)
・Amazonで購入する本が全て10%ポイント還元
・登録から6ヶ月は無料で利用でき、それ以降は年会費が1900円(税込)
・日本の大学に籍を置いている学生だけが利用可能(海外の大学への正規留学生利用不可)
Prime Studentの詳しい案内は、以下の公式サイトからご確認下さい。
Prime Studentは、学生のためのお得なプログラム(公式サイト)
6ヶ月間の無料期間では利用できないサービスも一部あるのですが、なんといっても年会費が2000円以下なので、すぐに年会費を払っても十二分に元は取れます。
※登録には日本の大学の学籍番号か、大学支給のメールアドレスが必要です。
②Amazonプライムに登録する
Amazonプライムは、Prime Studentの非学生版。海外の正規留学生はこれを使うのが、一番コスパが高いです。
<サービスの特徴>
・Amazonの本・マンガが読み放題(約1000タイトル)
・映画・TV番組が見放題(一部タイトル)
・年会費は3900円
現在、AmazonはPrime Readingというサービスを展開していて、このAmazonプライムに登録すると、Prime Studentと同様、ある程度の数のタイトルの本、マンガが読み放題になります。
ちなみに、僕はこのプライム会員になっているのですが、その理由は「Amazonで注文した商品を即日配達してもらうため(日本で)」です。学生だとそんなに色々注文することもないとは思うので、「本が読める」メリットで、正規留学の方はAmazonプライムに登録してみましょう。
③Kindle Unlimitedに登録する
こちらは、Amazonプライム/Prime Studentよりも「読み放題のタイトルがはるかに多くなる」、Kindle本限定のサービスです。
<サービスの特徴>
・約1万タイトルの本・マンガが読み放題
・月額980円
値段は割高ですが、たった980円で読み放題になる本も格段に増えるので、海外で何年か留学をする人は、少し高いと感じるかも知れませんが、Amazonプライムよりこちらを利用するほうが費用対効果が高いです。
(僕もこのUnlimitedは使っています)
Kindle Unlimitedについて(公式サイト)
まとめ
今回は、簡単にではありますが留学生向けのKindle生活のススメ、という内容をお届けしました。特に日本からの交換留学(日本の大学に籍を置いていて、学生番号か大学のメールアドレスが使える)方は、これ以上ないコストパフォーマンスで海外でも読書ができてしまいます。
正規留学の方も、Amazonプライムを使って本を読むことが出来ますし、それで満足しなければKindle Unlimitedを使うのもアリです。
いずれにせよ、月1000円未満でいろんな人の意見を知って、他人の人生を擬似体験できる時代に今はなりました。学生のみなさんはそのアドバンテージを存分に生かして、様々な世界を知ってみて下さい。
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