新型コロナウイルスによる外出制限が出ているハンガリーは、地方では制限の一部解除がなされましたが、首都のブダペストでは引き続き、これまでの措置が取られることになりました(2020年5月4日現在)。
その制限の中には「食事のイートインは禁止」というものがあり、これまで、基本的に自炊をせずに、外で食事をしてきた僕には、少なからず影響が出ています。
(ちなみに、自炊を基本的にしない理由は①食材が揃わない、かつ1人サイズがないので日持ちがしない、②1食分のために準備と後片付けをするのが面倒、というのが大きいです)
が、これまで存在そのものは知っていた、Woltというデリバリーサービス(ケータリングサービス)を、これを機に本格的に使いはじめました。
1ヶ月ほど使ってみた正直な感想は、「外食していたときよりも快適性が増した」です。
なんで今まで、このサービスを使わなかったのか!
と後悔しているほどです。
今回はそんな、Woltについてまとめておきたいと思います。
目次
スポンサードリンク
ハンガリーでは2つあるデリバリーサービス
デリバリーサービスは、日本で言うと「UberEats」が知られていると思いますが、ハンガリーには残念ながら、UberEatsがありません。
その代わりに、フィンランド発のサービスであるWoltと、ハンガリー国内発のNetPincerの2つのサービスが、しのぎを削っています。
※これら2つのサービスの違いの詳細は、ハンガリー在住の別の方がブログにまとめているので、以下のそちらの記事をご覧下さい(両方のアプリの登録方法も解説されています)。
お食事宅配サービス ~中欧・東欧情報~
で、僕もこれら2つのサービス(アプリ)を共に登録はしてみたのですが、断然Woltのほうが使いやすいです。理由は
①Woltは、スマホで使っている言語(僕の場合は日本語)で表示される(メニュー名などは別)/NetPincerは英語
②WoltはアプリのUIが分かりやすく、地図検索もできる/NetPincerはUIが分かりにくく、地図検索もできない(できるのかもしれませんが、僕は探せませんでした)
という2つがあります。
なお、同じ店舗が両方のアプリに掲載されているにもかかわらず、アプリによって同じメニューの値段が違う(100フォリント:33円くらい)とか、NetPincerでは送料が無料になっている店舗もある、という風に、NetPincerのほうが良いと思える点もあります。
上の理由、特に②はあくまで僕の好みの問題なので、両方のアプリをインストールして比較してみるのもいいと思います。
メニューの言語はハンガリー語がほとんど。なので英語に自動翻訳
Woltのアプリ内では、基本的にスマホの設定言語で表示されるので操作は分かりやすいですが、お店の詳細やメニュー情報は、基本的にハンガリー語、一部の店舗では英語表記がデフォルトとなっています。
例えば、こちらのフライドポテト屋さんを見てみると、
メニュー名とその説明が、全てハンガリー語です。なので、「このメニューはハンガリー語です。他の言語へ機械翻訳しますか?」という部分で「常に翻訳する」を選択しましょう。
英語を選択すると英語に自動的に訳されます。
なお、アプリ内で注意表示もされますが、アレルギーを持っている人は、お店に確認するようにしてください。
※アプリ内でお店にコンタクトを取ることはできないので、アプリ内で店舗情報を調べて電話をするか、公式HPを調べてメールをするか、という方法を取る必要があります。
スポンサードリンク
注文方法は即時か予約の2とおり
Woltで料理を注文する際は、即時配達と予約注文の2つが選べます。ただ、即時配達とは言っても、注文を受けてから配達をするので、近くのお店でも30分ほど時間がかかります。
また、店舗によっては予約注文しか受け付けていない(休業日や営業時間外)場合や、即時配達しか受け付けていない場合もあります。
気になるお店を選んでメニューを選び、注文詳細を確認するときに、配達とテイクアウト(自分で取りに行くので送料がかからない)を選ぶことになるのですが、この下のほうに、「予約の日時を設定する」という表示がされます。
ここで「いますぐ」がグレーアウトしていると、予約注文しかだめで、「予約注文」がグレーアウトしていると、即時注文しかできません。
最低注文金額と送料に注意
Woltを使う際の注意点は、「最低注文金額」と「送料」です。
最低注文金額は、店舗により異なりますが、だいたい2000フォリント(約700円)となっています。その金額に満たない場合は、追加の手数料を払う必要がある場合があります。
また送料は、1.5kmごとに499フォリント(約180円)と決まっているようで、距離のあるお店から注文する場合、1000フォリント以上かかってしまうこともあります。
僕は、この送料を毎回払うのがちょっとばかばかしくなってきたので、住んでいる場所の徒歩圏内で注文をローテーションで回して、取りに行くこともしています。500フォリントでも、月10回配達をしてもらったら5000フォリント(1800円)なので、バカになりません。
スポンサードリンク
配達時はドアの前に置いてもらう
これはコロナウイルスとの兼ね合いによるものですが、他人との不必要な接触を避けるために、届いた食事は、ドアの向こう側に置いてもらうことで配達が完了します。
もちろん、直接手渡しで受け取ることもできますが、ドアの前に置いてもらう場合は、アプリで「コンタクトレス配達」のようなオプションを選択すればOKです。
届いたらドアホンは鳴らしてくれるので、配達されたことは分かります。
なかなかシュールな一コマを日常で味わうことができます(笑)
冬場は配送中にメニューが冷めることも
僕がWoltを使い始めたのが3月の後半、サマータイムが始まるか始まらないか、くらいの時期で、このときは、朝晩が冷え込みました。
そのため、夕食に少し遠い場所から温かいピザを頼んで運んでもらったことがあるのですが、運ぶのに時間がかかるので、少し冷めてしまっていることもありました。
冬場(というより、配達の時間帯が冷え込む場合)にWoltを使うのであれば、できるだけ近場で済まして、料理ができてから運んでもらうまでにタイムラグがなるべく開かないようにするのもちょっとした知恵です。
違うメニューが届いた場合などはサポートに問い合わせを
1ヶ月ほぼ毎日、デリバリーを使って食事をしていると、色んなトラブルに出くわすことがあります。
僕は、「頼んでいたメニューと届いたメニューが違う」ということがありました。
そのお店はよく利用しているイタリアンレストランで、リピーターだったこともあるので、まさかこんなことが起こるとは思っていなかったのですが…
その時は、注文したのがこの、野菜が載っているピザだったのですが、
届いたのがこちらという。
このときは、アプリの右下に表示される「プロフィール」から
「カスタマーサポート」を選択すると、担当者とチャットができる画面に移るので、そこでいきさつを伝えることで、対応してもらえました。
結果的に、「注文したピザは間違いなく通ったが、野菜を載せ忘れた」という、信じられないミスでした(笑)
対応としては、次回利用できる数百フォリントのクレジットと、次回の送料無料チケット(自動適用)をもらえました。
他にも、スープを頼んだけれど、届いたら全部こぼれていた、というようなトラブルもあるらしいのですが、そういうときも、カスタマーサポートに連絡を入れましょう。とりあえず対応はしてもらえます。
注文が多すぎて対応できない場合もあり
もう1つ経験したトラブルとしては、注文をしたけれど、他の注文を捌ききれずに一時的に受付を停止している、というものもありました。
その場合は、アプリで注文ボタンを押してから数分すると、サポートから「注文が通りませんでした」というお知らせが届きます。
万が一こういうことが起こったら、別のお店を探しましょう。
まとめ:WoltでむしろQOLが上がるのでは?
1ヶ月以上フードデリバリーを頼んで、今まで外食をしていたときよりも、確実に生活の質が向上しました。
これまでは、お店を探さないといけない、店内で待たないといけない、精算も(お店によっては)食べ終わってから待たないといけない、ということもありましたが、Woltを使うとそういう手間も一切かかりませんし、スマホで注文して届くのを待つだけ、と、非常に簡単で便利になりました。
今後、外出制限が段階的に解除されていっても、1人で食事をするのであれば、デリバリーを頼む方が時間を有効に活用できるので、こちらのほうがいいかな、と思うようにもなりました。
毎日自炊をやっているけど飽きた、外出制限で心身共に疲弊している、という方は、是非いちどデリバリーサービスを利用してみてください。
日常生活に明るい差し色が加わること間違いありません。
Woltのクーポンコード
以下のクーポンコードを使うと、初回注文時に1000HUFの割引が適用されます。
LX7DW
この5桁コードを、Woltアプリの「プロフィール」→「Wolt プロモコードを入力」から、入力してください。
スポンサードリンク
ちと被害妄想ではないですか。物価目当てで訪れる日本人が増えても最初のきっかけにす…