ヨーロッパを旅行する時に、バスや飛行機、列車を予約するのに「どの方法が一番安いのかな?」と思っても、比較して検索できずに、自分の知っているルートや会社でチケットを買わないといけないことは案外多いかもしれません。
今回は、そんなあなたがヨーロッパを旅行(主にバックパック旅行)する時に役立つアプリ「GoEuro」の紹介です。
目次
GoEuroはスカイスキャナーの地上網羅版
GoEuroは、簡単に言えばスカイスキャナーのバス・鉄道・飛行機一括検索版(ヨーロッパ圏に限る)のアプリです。
参考記事:少しでも安い航空券を探したい…そんな時はSkyscannerを使いましょう!
スカイスキャナーで、直行便はもちろん乗り継ぎ路線も検索できるのと同じように、GoEuroでも、直通バスや直通列車はもちろん、途中乗り換えが必要な経路も検索して、そのままチケットを購入することができます。
GoEuroは単なる比較サイトなので、検索結果から買いたいチケットを選択すると、そのままバスや鉄道会社、あるいは旅行代理店のページに飛んで、そこで購入手続きを進めていきます。つまり、色んなチケットサイトの串刺し検索サイトというわけですね。
GoEuroを使ったチケットの買い方
ここからは、実際にチケットの買い方を簡単に説明します。
まずは、公式サイトに飛びます。
トップページは以下のようになっています。
中央にある検索窓に色々と入力して検索をしていきます。
赤枠の部分は片道か往復かで、オレンジ色の枠は左上から順に出発地、到着地、出発日(往復の場合は帰路の出発日も入力)を入力します。
今回は、ワルシャワからプラハまでの片道で検索をしてみました。
検索をすると、鉄道、飛行機、バスの3種類を同時に検索して、結果が表示されます。上の写真の赤枠の部分がその結果を表示する場所ですね。
検索した日では、既に鉄道のチケットは売り切れのようなので、バスか飛行機を選択します。
今回はバスを選択しました。すると、一番安いチケットはPolskiBusの昼便となっているようです。
なお、GoEuroでの検索結果は全てユーロです。ポーランドやチェコは通貨が違うので、サイトに飛んで現地通貨で決済をする時は少しだけ、日本円での金額が異なります。
バスの場合、直行なのか乗り換えが必要なのかも合わせて確認しておきましょう。乗り換えが必要な場合は、Directの部分が「1 change」「2 changes」…となっています。
また、出発・到着時間や所要時間が表示されている欄をクリックすると、どのバスターミナル(駅)から出発するのか、どのバスターミナル(駅)に到着するのか、といった詳細情報が表示されます。
内容を確認して購入する場合は「Select」をクリックします。
詳細画面で、販売者のサイトに飛ぶようになるので「Go to ...」を選択して、購入手続きをして下さい。
列車やバスによっては、チケットの印刷が必要な場合もあるので、適宜宿で印刷するなどして下さい。
GoEuroを使う時の注意点
GoEuroは名前に「Euro」と付いているので勘違いされがちですが、当然ユーロ圏以外の国、EUに加盟していない国のバスや鉄道も検索できます。
また、ドイツやポーランドからウクライナの国際バスは検索できますが、ポーランドとウクライナの国際列車は検索できないので、これを利用したい場合はその国の国鉄窓口で購入する必要があります。
なお、ウクライナ国内の移動(例えばキエフ~リビウ)も、バスと飛行機は検索できますが、バスについては、ウクライナ国内のバス会社の情報はヒットしないようなので、現地のバスターミナルで調べて購入するほうがいいでしょう。
また、例えばスロヴァキア~ウクライナを移動したい場合には、ブラチスラバやコシツェから、ウクライナ側の国境の町「ウジホロド(Uzhhorod)」までのチケットしか買えません(コシツェからリビウまで行きたいとしても、ヒットしません)。
別の例だと、パリ~ロンドンはユーロスターやバスがヒットしますが、パリ~リヴァプールで調べると飛行機しかヒットしないので、シェンゲン内とシェンゲン外の移動でGoEuroを使う場合、何かと制限が多くなるようです。
ちなみに、僕は先日プラハに行ったときにこのGoEuroを利用しましたが、ワルシャワ→プラハは夜行バス、プラハ→ワルシャワは直前に落ちている格安鉄道切符を購入できて、往復で約6000円で旅ができました。直前でも意外と安いチケットが落ちているかもしれないので、ふらっと旅がしたい時に使ってみるのもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。今回はGoEuroというアプリについてまとめました。
これからヨーロッパを旅する時は、1度はチケット検索に利用してみて下さい。思わぬ掘り出し物と巡り会えるかもしれません。
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