
海外旅行や出張でできれば遭遇したくないトラブルの一つが、預けた荷物が到着地で出てこない「ロストバゲージ」です。
今回、羽田空港から仁川、ヴロツワフ、ワルシャワを経由してロンドン・ヒースロー空港まで移動した際、預けたスーツケースがヒースローまで届かず、ワルシャワに置き去りになりました。
幸い荷物そのものは翌日に無事ホテルまで届けられました。また、荷物が届くまでに購入した髭剃りや洗顔料などの日用品についても、後日LOTポーランド航空に申請したところ全額払い戻されました。
この記事では、
・どのような経路でロストバゲージになったのか
・ヒースロー空港でどのような手続きをしたのか
・荷物がホテルに届くまで
・必要品を購入するときの注意点
・航空会社への補償申請
・クレジットカード付帯保険との関係
について、実体験をもとに紹介します。
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1.羽田空港でロンドンまでスルーバゲージに
今回の旅程は、
羽田→仁川→ブロツワフ(ポーランド)→ワルシャワ→ロンドン・ヒースロー
という、かなり乗り継ぎの多いものでした。
しかも、予約時は航空券はすべてが一つの予約として発券されていたわけではなく、途中で別切りになっていました。
それでも羽田空港のアシアナ航空カウンターで手続きをしたところ、荷物については最終目的地であるロンドン・ヒースローまでスルーバゲージとして預かってもらうことができました。
このときの搭乗券発券やスルーバゲージの詳しい経緯については、別の記事でまとめています。
【関連記事:別切り航空券でも羽田からロンドンまでスルーバゲージできた話】
羽田で荷物を預けた時点では、あとはロンドンで受け取るだけのはずでした。
2.問題はワルシャワでの約1時間の乗り継ぎ
今回もっとも慌ただしかったのが、ワルシャワ空港での乗り継ぎです。
ワルシャワでの接続時間は約1時間。しかも、乗り継ぎの途中で国境審査を通る必要がありました。
私自身は、乗継時間がややギリギリには感じていたものの、無事に出国審査を終え、ロンドン行きの便に乗り継ぐことができました。
ところが、どうやらスーツケースは間に合わなかったようです。
結果的に、
「人はワルシャワで乗り継げたものの、荷物だけがワルシャワに残った」
という状態になりました。
短い接続時間で何度も乗り継ぐ旅程の場合、本人が間に合ったとしても、必ずしも預け荷物まで同じ便に積み替えられるとは限らないことを実感しました。
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3.ヒースローで待ってもスーツケースが出てこない
ロンドン・ヒースロー空港到着後、通常どおり手荷物受取所へ向かいました。
今回はビジネスクラス利用で、預け荷物にはプラオリティ扱いのタグも付いています。
そのため、比較的早い段階で出てくるだろうと思っていました。
ところが、待てど暮らせどスーツケースが出てきません。
優先荷物どころか、通常の荷物も次々と流れてきます。
そして最後には、ほかの乗客の荷物もほぼなくなりました。
「あー、よりによってここでロスバゲか」
ということで、手荷物受取所付近にあるロストバゲージ対応のカウンターへ向かいました。
4.カウンターで確認すると「ワルシャワにあります」
カウンターでは、今回利用した便の搭乗券を提示しました。
職員が搭乗券や手荷物番号を確認してシステムを調べると、スーツケースの所在は比較的すぐに判明しました。荷物は紛失したわけではなく、
ワルシャワ空港に残っている
とのことでした。
行方不明になっていたわけではないと分かっただけでも、かなり安心しました。
ロストバゲージという言葉からは「荷物がどこにあるか分からない」という状態を想像しがちですが、今回のように、次の便への積み替えに間に合わず出発地や乗継地に残っているケースもあります。
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5.ヒースロー空港で滞在先を登録
その場で、荷物を届けてもらうための情報を登録しました。
記載したのは主に、
・氏名
・英国での滞在先
・電話番号
などです。
私はロンドン到着後にホテルに宿泊する予定だったことと、到着日は空港隣接のホテル、翌日以降は中心部の別のホテルに泊まることになっていたので、中心部のホテルの住所を配送先として指定しました。
電話番号については、日本の携帯電話番号しか持っていませんでした。
英国国内で使える電話番号ではありませんでしたが、とりあえず日本の番号を登録しました。
その後は荷物を受け取れないまま、空港を出てホテルへ向かいました。
6.翌日、ホテルで確認すると「今日か明日には届く」
翌日、中心部のホテルにチェックインした後、フロントで荷物について確認しました。
こちらから、ヒースロー空港にある対応窓口の電話番号を伝え、フロントの電話を使って、私に繋いでもらいました。
荷物自体がイギリスには既に到着していたので、あとはホテルの住所が正しいかなどを念のため確認したかったので、最後にフロントの人に再度受話器を戻して、やりとりしてもらいました。
7.荷物が来るまでの生活用品を購入
問題は、スーツケースの中に入れていた生活用品です。
着替えなどもありますが、とりあえず一晩過ごすために必要だったのが、
・髭剃り
・シェービングフォーム
・洗顔料
などでした。
そこでロンドン市内のドラッグストアに行き、最低限必要なものだけ購入しました。
※機内持ち込みのリュックには、予備の着替えなどを一切入れておらず、ロンドン到着日は同じ下着と衣類を使い回しました。
さて、ここで重要なのが、
レシートを必ず保管しておくこと
です。
ロストバゲージによって必要になった日用品の購入費については、後から航空会社に補償を請求できる可能性があります。
この時点では最終的にどこまで認められるか分かりませんでしたが、念のため購入品を必要最低限に絞り、レシートをすべて保管しておきました。
8.スーツケースは無事ホテルに到着
その後、スーツケースは無事ホテルまで届けられました。
結果として、完全に荷物を紛失したわけではなく、到着が1日ほど遅れただけで済みました。
旅行の序盤だったため、荷物が数日以上届かなければかなり困るところでしたが、比較的早く戻ってきたのは幸いでした。
一方で、短い乗継時間を設定すると、
「自分は乗り継げても、荷物は乗り継げない」
ということが実際に起こり得ることも、今回の経験でよく分かりました。
9.後日、LOTポーランド航空から補償申請の案内が届く
荷物を受け取ってから数日後、航空会社から補償申請についての案内がメールで届きました。
案内されたフォームから、荷物が遅延していた間に購入した日用品について申請しました。
申請時には、購入した商品の内容や金額を入力し、保管していたレシートも証拠として使用しました。
払い戻し先として、日本の銀行口座(SWIFT番号含む、全て英語)も入力しました。
海外航空会社への請求なので、特に、海外送金手数料でかなり差し引かれるのではないかという点は少し気になっていました。
10.購入費は全額払い戻された
結果として、申請した日用品代は全額払い戻されました。
しかも、海外送金で通常発生しそうな手数料についても、こちらが実質的に負担することはありませんでした。
今回購入したのは、あくまで荷物が届くまでに必要だった最低限の日用品です。
少なくとも私のケースでは、航空会社側から減額されることなく、申請額どおり補償を受けることができました。
ロストバゲージに遭った場合、
「必要品を購入する → レシートを保管する → 後日航空会社に申請する」
という流れは覚えておいて損はないと思います。
11.クレジットカード付帯保険にも問い合わせ
念のため、旅行代金の決済に利用していたクレジットカードの付帯保険についても問い合わせました。
ただし今回については、まず航空会社による補償が優先されるとのことでした。
航空会社から補償を受けられる費用について、クレジットカード会社から重ねて補償を受けることはできません。
一方、航空会社の補償対象にならなかった費用などがあれば、カード付帯保険で対応できる可能性がある、という説明でした。
結果として今回はLOTポーランド航空から全額補償を受けられたため、クレジットカード付帯保険を利用する必要はありませんでした。
12.ロストバゲージに遭ったらやっておきたいこと
今回の経験から、預け荷物が出てこなかった場合には、次の点が重要だと感じました。
まず、空港を出る前に必ず手荷物サービスのカウンターへ行き、荷物の所在を確認すること。
次に、滞在先のホテルなど、荷物を確実に受け取れる住所を登録すること。
そして、荷物が届くまでに必要な生活用品を購入した場合は、必ずレシートを保管しておくことです。
また、航空会社への補償申請が終わるまでは、ロストバゲージに関する書類やメール、搭乗券、手荷物タグなども捨てずに残しておくほうがよいでしょう。
そして、これは予防策ですが、特に、乗り継ぎ時間が短いフライトを使う場合は、最低限の着替えなどを機内持ち込み荷物に入れておく、というのも大切です。
(今回私は、そのことも少し考えていたはずなのですが、出国間際に色々ばたついていて、失念していました)
まとめ|ロストバゲージでも慌てず、記録を残しておく
今回は、
羽田
→仁川
→ヴロツワフ
→ワルシャワ
→ロンドン
と乗り継ぎ、ワルシャワで約1時間という短い接続時間の中、人間だけがロンドン行きに間に合い、スーツケースはワルシャワに取り残されることになりました。
ヒースロー空港で荷物が出てこなかった時点ではかなり焦りましたが、カウンターで確認すると荷物の所在はすぐに分かり、翌日にはホテルまで届けてもらうことができました。
また、荷物が届くまでに購入した髭剃りや洗顔料などについても、LOTポーランド航空へ申請した結果、全額補償されました。
ロストバゲージに遭わないのが一番ですが、万一遭遇しても、
空港で届出をする
→滞在先を登録する
→必要最低限の生活用品を買う
→レシートや書類を保管する
→航空会社へ補償申請する
という流れで対応すれば、少なくとも荷物遅延による金銭的な負担はある程度抑えられます。
今回の旅行では、羽田で別切り航空券にもかかわらずロンドンまでスルーバゲージにしてもらえた一方、その先のワルシャワで荷物だけが乗り継ぎに失敗するという、なかなか珍しい経験になりました。
乗り継ぎ便を多用する旅行では、こうしたケースも想定して、1泊程度なら困らない最低限のものを機内持込手荷物に入れておくのも有効だと思います。
※今回の乗り継ぎフライトの搭乗記はこちら。
【羽田→ソウルのアシアナ航空】
【ソウル→ブロツワフのポーランド航空】
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