ハンガリーワーキングホリデーのために現地移民局の英語サイトを読む
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先日、ブログで「ハンガリーワーキングホリデーの詳細が判明」と題して記事を更新しました。

 

ハンガリーワーキングホリデーのためのビザ申請には、現地の移民局サイト(英語)を熟読して手続きを行う必要があります。今回は、このサイトを一通り読んで、ビザ申請のために押さえておきたい情報をまとめました。

 

※ビザ無し(観光目的)でシェンゲン圏内に入国してから、ブダペストの移民局で実際にビザ申請をしました。詳しくはこちらの記事で。

ハンガリーワーキングホリデービザの申請方法まとめ!必要書類や申請の流れを知るにはこれでばっちり

 

目次

ハンガリーワーキングホリデービザを申請するには

前回の記事でも書きましたが、ハンガリーワーキングホリデーは他のヨーロッパ大陸ワーホリとは少し仕組みが違って、「ワーキングホリデーのための短期滞在許可」を取得する必要があります。これは恐らくカード式の許可証でしょう。

ただ、この表現だとややこしいので、今後このブログでは、ハンガリーワーキングホリデーのための短期滞在許可証は「ワーホリビザ」と表現することにします。このほうが分かりやすいですよね。

 

さて、ハンガリーに入国してからビザを申請する場合、書類を申請したときにまず「短期滞在許可証を得るためのビザ」が発給されます。これは

・ナショナルビザ(Dビザ)

・有効期間はビザ発給から30日間

・シングルビザ(期間内にハンガリー国外に出ることができない)

という条件です。サイトによると、ハンガリーに入国したら速やかに、ワーキングホリデー中に滞在予定の街(例えばブダペスト)の移民局に出向いてワーホリビザ取得の手続きをして下さい、と書かれています。

 

なお、日本のハンガリー大使館で発行されるビザもこのビザであると考えられます。

 

ワーホリビザ取得のために必要な書類

じっくりとサイトの記載を読んでみると、ハンガリーワーホリに必要な書類(提出義務書類)の数はそう多くはありません。

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①申請書

移民局のページにもリンクがありますが、以下のリンク先のPDFファイルが申請書で、これを記入する必要があります。

Application for Temporary Residence Permit

記入方法についてはまた改めてまとめます。

 

②ハンガリーでの生活資金の証明書類

続いて必要なのは、ハンガリーでのワーホリをするために必要な資金類(帰国のための費用を含む)の証明書です。これはいくつか種類がある中から該当するものを選べばよく、

・ハンガリー、または申請者の国の銀行口座の預金残高証明

・前年の収入証明(日本の確定申告書類など)

・雇用主による収入証明(日本の給与明細など)

・海外から受け取る収入の証明(税当局か雇用主が発行)

などがあります(他に家族がうんぬん、というのもありますが、ワーキングホリデーには関係ないので割愛)。

 

これらの中から入手が簡単なものを選べばいいので、銀行の残高証明が確実でしょう。

なお、移民局サイトにはどれほどの金額が「生活をするに十分」な資金かが分からないので、これはハンガリーの平均月収や生活支出を調べておおよその額を算出してみる予定です。中東欧の他国のワーホリビザの預金証明が100万円に達しない程度なので、とりあえずは同程度と考えておきます。

 

また、証明書は英語で大丈夫だとは思いますが、残高証明の場合日本円の表記で大丈夫なのかが不明です。改めて確認をしてみますが、ユーロや現地通貨・フォリントに換算した書類が調達できればベターでしょう。

 

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③ハンガリーの住居証明

ハンガリーワーホリの場合、この「ハンガリーで住むところがある」という証明書を提出する必要があります。例としては

・賃貸契約書

・物件所有者による証明書類(30日以内の発行)

・ホテル等の宿泊施設の予約証明と支払い証明

・不動産の販売証明(不動産を購入した場合)(外国人が現地の不動産を購入できることはほぼないので、これは普通該当しないでしょう)

があります。ハンガリーで、ビザがない状態で賃貸の長期契約ができるかは不明なので、確実なのは駐日ハンガリー大使館のサイトにもあったように「1~2週間程度の宿泊予約の証明」(ホテルサイトでの予約確認の印刷物など)を用意して、ワーホリビザが発給されてから賃貸物件を探す方が確実です。

 

④健康保険の加入証明、または医療費を賄えるだけの貯蓄の証明

こちらも、ワーキングホリデーでは定番の「保険への加入証明書」のことです。ワーホリビザの申請者が、包括的な健康保険サービズ(病院など)を受けられる証明、あるいはこれらのサービスを受けることができるだけの十分な貯蓄を持っている証明が必要です。

普通はワーホリ保険や海外旅行保険に加入して証明書を発行してもらえばいいのでしょうが、金額も金額なので、個人的には銀行残高のの証明で、最低生活費にいくらかプラスの貯蓄を持っていることで証明書類にできないかについて可能性を探ってみたいところです。

 

移民局に書かれている必要書類はこれだけなので、無犯罪証明書などは必要ないと考えていいでしょう。

 

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⑤申請費用

ビザの申請費用は、ハンガリー国内の申請であれば18000フォリント(約7500円)です。ハンガリー以外の国で手続きをする場合は60ユーロ(少し割高)のようですが、日本でDビザを取得してからハンガリーに向かう場合、日本の大使館で60ユーロ(または相当額の日本円)を支払うのか、ハンガリーに行ってからフォリンとを支払うのかは不明です。

 

申請からビザ発給まで

ハンガリーのワーホリビザは、申請から21日以内に当局(移民局)が発給の可否を判断して、パスポートなどの書類を郵送で返却するか、または本人が移民局まで受け取りにいく必要があります。万が一発給が拒否されてしまった場合は、ビザの有効期限が切れるまでにハンガリーを出国して日本に戻らないといけません。

 

なお、ワーホリビザの有効期限はビザの発給日から365日です。

 

この短期滞在許可証は、申請したのにいつまで経っても発行されない、ということはないと考えてよいでしょう(ポーランドの場合、在留許可を得るのに半年以上待たなければならないというのが普通のようなので、それとの比較です)。

 

まとめ

今回は移民局のサイト情報を一通り読んで、大切な箇所だけをかいつまんでまとめましたが、思っていたほど手続きは複雑ではないようです。これからもサイト情報は何度か読んで、共有しておくべき大切な情報については随時更新していく予定です。

 

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